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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百十三話 ゲティスバーグの激戦その六

「腹が立ってたからさ」
「そうだったのか」
「それでアップルパイもあげようかって思ったけれど」
「因縁のあの料理もか」
「流石にそれはしなかったな」
「しなくてよかっただろう」
 アレクサンドルはガイの話を聞いて述べた。
「流石にな」
「意地悪にも程があるよな」
「かなりな」
「けれど本気で考えたからな」
 そうしようとだ。
「あの時はずっと」
「そうだったか」
「ああ、けれどしなくてよかったか」
「俺もそう思う」
「そうか、そこまでは」
「ヒルダも嫌そうな顔だったしな」
 ロザリーも言ってきた。
「あの時」
「ええ、かなりね」
 クリスも言ってきた。
「仮にもお母さんと妹さんでね」
「あんな仕打ちを受けてもな」
「それで芝浦さんにずっとネチネチ耳元で嫌味言われて」
「意地悪されているの見たら」
「俺わかっていてやってたけれどな」
 ガイはそうであったことも話した。
「あの時は」
「頭に来てか」
「あの人達の仕打ちに」
「まさにそれにだったんだよ」
 こう二人に話した。
「そうだったんだよ」
「そうなんだな、けれどな」
「ヒルダもよく思ってなかったわ」
「若しアップルパイ出して食わしてたらな」
「ヒルダも怒ってたわ」
「そうだよな、思い出の料理だろ好きだろとか言ってな」
 ガイはその時考えていたことも話した。
「出すつもりだったけれどな」
「しなくてよかったわね」
「そうですね」
 モモカはアンジュの言葉に頷いた。
「流石にそこまでは」
「やり過ぎだからね」
「だよな、そこまでしなくてよかったよ」
 ガイはモモカが淹れた紅茶を飲みながら応えた、そうして休憩しそのうえで英気を養ってまた戦うのだった。
 戦いは続く、だが。 
 戦場を見てだ、インペラーはラナに話した。
「俺達は今平野にいるからな」
「だからですね」
「見晴らしがよくて戦いやすいだろ」
「はい、確かに」
 ラナもその通りだと答えた。
「とても」
「そうだよな、しかしな」
「しかしですね」
「見晴らしがいいってことは隠れる場所もない」
「そうでもありますね」
「だからそのことにも注意して」
 そうしてというのだ。
「戦っていこうな」
「そうっしょ」
 サロメはロボットのコクピットから応えた。
「ここはやっぱりっしょ」
「迂闊に前に出ないで囲まれない様にしてですね」
 アレクサンダーも言った。
「そうしてですね」
「そしてっしょ」
 そのうえでというのだ。
「戦うっしょ」
「陣形を守ることですね」
「そうっしょ」
「そうだよ、そうしてな」
 インペラーは二人にも話した。 
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