仮面ライダー　エターナルインフィニティ

「今回もだ」
「お前の負けだな」
「そのことを認める」　
　アナザーアギトに答えた。
「喜んでな」
「そうか」
「では次は一ヶ月後にだ」　
　次の決戦のことを言ってきた。
「ゲティスバーグで会おう」
「ゲティスバーグ？確かそこってな」
「アメリカで決戦があった場所よ」
　リン＝ディヴズがアスタに答えた。
「激戦地だったのよ」
「そうだったな、確か」
「あんたも他の世界に詳しくなってきたわね」
「何度も来て長くいてもいるしな」
「そう、そこで君達とまた戦いたい」
　スサノオは再び話した。
「そして全力で戦おう」
「正直言うと嫌だけれど受けて立つからな」　
　絢斗が応えた。
「それじゃあな」
「一ヶ月後だ」
「そこでまた会おうな」
「では今は去ろう」　
　最後にこう言ってだった。
　スサノオは爆発四散して消え去った、この決戦でも人間達の勝利に終わった。だがその勝利に喜ぶことなく。
　変身を解いた津上は仲間達に話した。
「じゃあ次も頼んだよ」
「ああ、やらせてもらうな」　
　サイタマが微笑んで応えた。
「次もな」
「俺達は今の戦いに向かうけれど」
「今度は別のライダーの人達が来てくれるな」
「その彼等とね」
「一緒に戦っていくな」
「そういうことでね」
「じゃあ次の場所に向かおうか」
　７６５プロの社長が言ってきた。
「早速ね」
「ゲティスバーグに行きましょう」
　めが兄ぃも言ってきた。
「これより」
「そうしようね」
「そしてまた戦いましょう」
「皆でね」
　７６５プロの社長は明るい声で言った、そうしてだった。
　戦士達は次の場所に向かった、決戦は次のものに移っていこうとしていた。


第五百十二話　　　完


　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２２・３・１５