仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百十二話 赤壁の戦いその五
「曹操軍は負けたけれど」
「僕達は曹操軍じゃありません」
「そうでしょ」
「はい、全く」
中島はアリアに答えた。
「その通りです」
「ならいいわね」
「ここはですね」
「火計がきてもよ」
曹操軍が使われて敗北を喫したそれがというのだ。
「戦うわよ」
「そうしましょう」
リオネスも言ってきた。
「ここは」
「ええ、火計が来なくてもね」
「そうした様なことが起きてもですね」
「戦ってね」
それを続けてというのだ。
「勝つわよ」
「わかりました」
リオネスも頷いた、そして三人でアギトと共にその場で戦い続けた。そうした戦いを続けてであった。
戦士達は有利に戦っていた、そして。
後方で風を感じてだ、要は言った。
「追い風ですね」
「僕達から見てね」
ヘスティアが応えた、今は後方で仲間達に食事の用意をしている。
「そうだね」
「これは有り難いです」
要はヘスティアに話した。
「僕達にとって」
「攻撃が乗るからだね」
「はい、風に」
まさにそれにというのだ。
「ですから」
「ここは平野と川だ」
黒兵衛も言ってきた。
「風があるとな」
「それが大きいよね」
「確かに」
黒兵衛はヘスティアの言葉に頷いた。
「それは」
「それでこっちに追い風だとね」
「影響が大きい」
まさにというのだ。
「だからこそ」
「有り難いね」
「これが向かい風になるとです」
要は真面目な顔で話した。
「まさに赤壁の戦です」
「赤壁の戦いって何だ?」
幸一は知らなかった。
「一体な」
「君三国志知らないのかな」
「ゲームなら知っているがな」
「それで出て来る筈だが」
要は幸一にどうかという顔で返した。
「知らないのか」
「そういえばあるが」
「赤壁は三国志での決戦の一つですよ」
晴彦が話した。
「ここで曹操軍の大軍、船団まで火計を受けたんです」
「そうなのか」
「それで曹操軍は大敗北を喫して」
そうなってというのだ。
「中国の統一が出来なかったんです」
「そうだったのか」
「そうした戦いです」
「知っていると思っていたが」
要は幸一に驚きを隠せない顔で述べた。
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