仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百十話 和歌山のデザートその十三
「前は剣士同士の戦いで今は悪魔でな」
「その前はロボットでしたね」
「それで今は悪魔で何度も死にかけてるけれどな」
「生きていればですか」
「何とかなるんだよ」
友奈に手振りも交えて話した。
「だから友奈ちゃんも覚えておいてくれよ」
「命があるとですね」
「まだいいんだよ」
運がなくともというのだ。
「それこそ半死半生になってもな」
「俺いつも半死半生になってます」
智樹は二等身で右手を挙げて述べた。
「明久さんや当麻さんより圧倒的に」
「君はまた凄いな」
影山も呆れる声で応えた。
「いや、確かに俺生きていればって言ったけれどな」
「俺の場合はですか」
「毎日だろ」
「それで一日に何度もです」
「不幸の神様に愛されてないか?」
影山は腕を組んで首を傾げさせた、そうしてどうかという顔になってそのうえで智樹に対して話した。
「何かしようとしたら絶対にだしな」
「ばれたりしてですね」
「それで半死半生になってるからな」
智樹自身が言う様にというのだ。
「俺もな」
「そう言われますか」
「ああ、酷過ぎるな」
「俺も運ない方かも知れないけれどな」
ポップも言う、案外浴衣姿が似合っている。
「智樹はまた酷過ぎるな」
「だってポップ君絶対に生きてるじゃない」
マァムが言ってきた。
「そうでしょ」
「うん、ポップは絶対に生き残ってるよ」
ダイも言ってきた。
「死にそうになってもね」
「そういえばそうなんだよな」
「それで俺がピンチの時は駆け付けてきてくれて」
そうしてというのだ。
「助けてくれるしね」
「滅茶苦茶怖いけれどな」
「誰だって怖いんだよ」
志村が言ってきた。
「俺だってそうだよ」
「志村さんもか」
「そうだよ、けれどその怖いという気持ちに打ち勝って」
そうしてというのだ。
「戦うこともだよ」
「人間か」
「君それ出来てるから」
志村はポップに真面目な顔で話した、酔っているが理性はそのままだ。
「いいよ」
「そうなんだな」
「というかね」
志村は考える顔になってこうも言った。
「うちの所長さんや橘さんや剣崎さんや相川さんみたいなところもないしね」
「騙されやすいそうで」
セッケが真顔で言ってきた。
「何でも」
「うん、滅茶苦茶簡単に騙されるんだよ」
「それでその時無茶苦茶強いんだよ」
「味方でいてくれてる時と同じよ」
禍木と三輪も言ってきた。
「敵になっても戦闘力全く変わらないから」
「俺達その時滅茶苦茶苦労するんだよ」
「キングフォームで向かって来るんだよ」
志村はさらに話した。
「もうこれがどれだけ厄介か」
「それはまた大変ですね」
セッケは引き攣った顔で述べた。
「剣崎さん達が敵だと」
「強いのに騙されやすいからね」
志村は三人のことをさらに話した。
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