イベリス
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第六十六話 感染症の怖さその十
「食べよう」
「プールや海で食べるアイスとかって最高よね」
「ええ、滅茶苦茶美味しいわね」
「だからね」
それでというのだ。
「今からね」
「一旦あがって」
「そしてね」
「アイスかソフト食べて」
「それで休憩してね」
そうもしてというのだ。
「また泳いでお昼になったら」
「お昼ご飯ね」
「そうしよう」
こう言ってだった。
二人でプールから出てだった。
それでアイスを食べたが愛は食べて言った。
「あっ、ここのアイスって」
「美味しいわね」
「うちのお店のアイスともね」
アルバイト先のそちらからも話した。
「結構ね」
「美味しいわよね」
「ええ、本当にね」
「こうしたところで食べるアイスって美味しいけれど」
「それでもね」
「それ抜きにしてもね」
それでもというのだ。
「このアイスってね」
「いけるわね」
「ええ、これは結構以上に売れるわね」
「そうよね」
「バニラだってね」
咲はそちらを食べて話した、それとストロベリーの二段であり愛は同じくバニラとブルーベリーである。
「いいわ」
「バニラは基本だから」
「アイスに」
「これが美味しいとね」
それならというのだ。
「かなりね」
「いいのね」
「ええ、トッピングもね」
こちらもというのだ。
「いいし」
「それでなのね」
「これはいいわ。商売って場所が大事よね」
「それね、誰も来ない場所にお店あってもね」
咲もそれはと応えた。
「意味ないわ」
「誰も来ない場所だとね」
「そうよね」
「だから原宿のね」
愛は自分の店アイスクリームショップの話もした。
「人が多い場所だとね」
「お客さんも多いわね」
「咲ちゃんがバイトしてるお店もでしょ」
「ええ、渋谷の109でね」
このビルにあってというのだ。
「それでね」
「人が多いわね」
「うちのお店もね。店長さん評判の人だし」
「美形で凄腕の占い師ね」
「だからね」
それでというのだ。
「評判だけれど」
「場所も大きいでしょ」
「渋谷のど真ん中にあるから」
「東京の中でもね」
「原宿や渋谷は人が多いわね」
「そうした場所が幾つもあるけれどね」
東京は世界屈指の大都市である、その為普通の街よりも人が集まる場所が幾つも存在しているのだ。そこに原宿や渋谷もあるのだ。
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