仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百八話 山海の珍味をその十
「それは抑えて」
「歌で、ですね」
「頼むよ」
「わかりました」
「歌っていると力が出ますよね」
立花響は笑顔で言った。
「私も大好きです」
「というか歌える人が多くて」
こう言ったのはイースナだった。
「順番を決めるのが大変ですね」
「もうそこはくじ引きにしましょう」
太陽あかりはこう提案した。
「それで順番を決めましょう」
「それならいいよね」
芳佳はあかりのその提案に頷いた。
「時間はたっぷりあるけれど」
「それでも順番は決めないといけないから」
「ここはくじ引きを引いて」
「決めましょう」
「そうしましょう」
「いいと思うわ」
クイーン=エリザベスは笑顔で賛成した、見ればユニオンの面々もレッドアクシズの面々もそのつもりである。
「ではくじ引きで決めましょう」
「それじゃあ」
「順番までは飲んで食べていればいい」
加賀は落ち着いて飲んでいる。
「ゆうるりとな」
「まさに酒池肉林」
愛宕も飲んで言う。
「楽しまないとな」
「そうだ、とことん飲むぞ」
直枝は顔が真っ赤になっている、そのうえでの言葉だ。
「今夜もな」
「今夜もなんだね」
「この面子だといつも飲んでるからな」
ヴァルトルートに返しつつも飲んでいる。
「だから言ったんだ」
「そういうことだね」
「そう言うお前も飲んでるよな」
「日本酒もお気に入りになったからね」
「そうだな、じゃあ一緒に飲むぞ」
「歌の順番が来るまではね」
「そうするぞ、しかしな」
直枝はここでこうも言った。
「俺結構誤解されてるよな」
「誤解?」
「何か優しくて乙女でな」
そうしてというのだ。
「エロいってな」
「あっ、直枝さんはそうですね」
アクが答えた。
「いつも親切で助けてくれて」
「それでか」
「恋愛小説がお好きで」
そうしてというのだ。
「下着も」
「ズボンだからな」
「いつも純白で」
それでというのだ。
「色気もあります」
「そうなんだな」
「僕から見てもそうです」
「あのな、目のやり場に困るからな」
べーどが赤らんだ顔で言ってきた。
「気をつけてくれよ」
「仕方ないだろ、俺はああした戦闘スタイルだからな」
「普段からだよ、見えて仕方ないんだよ」
こう言うのだった。
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