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ドリトル先生のダイヤモンド婚式 

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第十幕その六

「今度機会があったらね」
「その湖に行って」
「それでタキタロウを確認したいんだ」
「そう考えているんだね」
「そうなんだ、その時はね」
 まさにというのです。
「是非共ね」
「タキタロウを調べたいんだね」
「あの未確認動物を」
「そうしたいんだね」
「是非共」
「そう考えているんだ、だから行きたいよ」
 先生は目をキラキラさせて言いました。
「何時かはね」
「その時は僕達も一緒だよ」
「一緒に行って楽しもうね」
「そうしようね」
「是非ね、東北も凄いんだ」
 学者さんとしてのお言葉です。
「学べることが多いんだ」
「タキタロウだけじゃないね」
「他にも先生の興味があるものが多いね」
「そうなのね」
「そうだよ、歴史も面白いし農業もそうで文化もね」 
 そういったものもというのです。
「それでね」
「自然も面白くて」
「タキタロウもその中にあって」
「それでだね」
「行きたいんだね」
「そうなんだ、タキタロウ以外にも男鹿半島のナマハゲに」
 そうしてというのです。
「それで遠野にも行きたいよ」
「あの河童や座敷童の」
「あそこにも行きたいんだ」
「そうして学びたいんだね」
「津軽に行けばね」
 今度はこの地域のお話をしました。
「太宰治さんについて学べるからね」
「津軽ってあの人の故郷だったね」
「津軽の大地主さんの家に生まれてね」
「お家の人今もあちらに住んでいて」
「政治家の人もおられるわね」
「その太宰さんのこともね」  
 東北に行けばというのです。
「学べるからね」
「だからだね」
「機会があれば行きたいんだ」
「先生としては」
「そうだよ、行きたいよ」
 本当にというのです。
「関西全域に北海道は巡ったけれどね」
「東北はまだだったね」
「あちらは」
「あと山陰山陽や九州も」
「そうしたところもね」
「東海の殆どもだったね」
「結構日本に来て長いけれど」
 先生は皆にお話しました。
「けれどね」
「それでもだよね」
「関西は全部行ってね」
「北海道や沖縄に行って」
「色々巡ったけれど」
「それでもね」
 先生はさらに言いました。
「まだまだ行っていない地域は多いよ」
「是非行きたいよね」
「日本にいるなら」
「それならね」
「そうしたいよね」
「本当にね」
「そう考えてるよ」
 こう言うのでした、そうしてです。 
 先生はお家に戻って置時計を見ました、そして言いました。 
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