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ドリトル先生のダイヤモンド婚式 

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第十幕その三

「簡単なことよね」
「実際こたつに入るのは寒いからだからね」
 ダブダブも考えて言います。
「それなら暖かいと出るね」
「あの童話って凄い参考になるね」
 こう言ったのはジップです。
「暖かいと服を脱ぐ以外にもこたつからも出られるね」
「こたつの魔力は確かに凄いわ」
 ポリネシアも認めることです。
「けれどずっと出ないことは問題だからね」
「出る為にはどうするか」
「暖かくすればいいってことね」 
 チープサイドの家族もお話します。
「童話の知恵はこうした時も生きるのね」
「そう思うと読むべきだね」
「童話の知恵を出してくれることも先生ならではだね」
 チーチーは先生のその知恵に唸っています。
「いつも有り難いよ」
「じゃあお家に帰ったらね」
「お部屋のストーブも点けよう」
 オシツオサレツは二つの頭で言いました。
「電気ストーブもあるし」
「そうしようね」
「幸いうちのブレーカーはかなり高くなってるからね」
 トートーはこちらのお話をしました。
「ストーブとこたつでも落ちないからね」
「そこで灯りを点けてパソコンをしても大丈夫だからね」 
 先生も言います。
「安心してね」
「そうしたことが出来るね」
「こたつにストーブを一緒に使うことも」
「そのことも出来るからね」
「丁度いいね」
「そう思うよ、だからね」
 それでというのです。
「帰ったらそうして暖かく過ごそうね」
「そうしようね」
「それで神戸の冬も安心だよ」
「確かに寒いけれど」
「それで大丈夫だよ」
「そうだよ、寒くても服と暖房をしっかりすればね」
 それでというのです。
「寒くないよ」
「そこに温かいものも食べれば」
「もう完璧だよね」
「じゃあ今日もね」
「温かいものを食べましょう」
「是非ね」 
 こうお話してです、先生は今学んでいるスコットランドの自然についての論文を書いていきます。その中でネス湖のことも書きますが。
 先生はネス湖について皆に書きながら言いました。
「ネス湖と言えばネッシーだね」
「そうそう、あの未確認動物だよね」
「ネス湖の代名詞だよね」
「スコットランドもそれで有名よね」
「ネッシーでスコットランド知った人もいるわよ」
「僕はネッシーはいると考えているよ」
 先生はご自身の考えもお話しました。
「そうね」
「先生前からそう言ってるよね」
「ネッシーはいるって」
「間違いなくって」
「うん、季節によってネス湖には沢山の鮭が入って来るからね」
 このお魚がというのです。
「いつもネス湖にいなくてもね」
「その鮭を追って海からネス湖に入って来る」
「そうした大型の生きものだね」
「それがネッシーだって言うんだね」
「恐竜の可能性は低くても」
 それでもというのです。 
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