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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百七話 和歌山の馳走その九

「しかしだ」
「それでもなんだ」
「呉島さんのこのことば美徳ではあります」
 光実に顔を向けて述べた。
「間違いなく」
「まあそう言うとね」
「そうですね」
「そうした兄さんだからね」
 少し困った様な笑顔になってだ、光実は答えた。
「僕も何かとだよ」
「支えますね」
「そうしているんだ」
「そして葛葉さんにも」
「そうなんだ」
 こう英雄に話した。
「僕もね」
「何か話に聞いているのと違うな」
「そうよね、光実君って」
 マリアンデールはセングレンに応えて述べた。
「随分と素直で謙虚で」
「器も備えていてな」
「よくわかっている子よ」
「全く以て好青年だ」
「一時期違っていた」
 駆紋がそこを話した。
「かなり酷いものだった」
「そうみたいね」
「そうだ、だが今はな」
「この通りなのね」
「葛葉が言うなら戻ってな」
 本来の彼にというのだ。
「頼りになるしだ」
「好人物なのね」
「そうなった」
「本来の光実さんを見失っていたのですね」
 五恵はこう考えた。
「つまりは」
「そうの様だな」
「しかし今はですね」
「再び見てだ」
「そのうえで、ですね」
「今のこいつは信じていい」
「左様ですね」
「安心してな」
「正直光実さんにはどれだけ助けてもらったかわかりあmせん」
 カトリーナも言ってきた、それも真顔で。
「訓練の時も戦闘の時も」
「本当にいつもだぞ」 
 白虎もそれはと話した。
「他のライダーの人達もだがな」
「助けてもらっています」
「頼りにして信じているぞ」
「まさに私達のお兄さんです」
「そこまで言われると恥ずかしいよ」
 光実は照れ臭そうに笑って応えた。
「僕に出来ることならやらせてもらうけれどね」
「そう言えること自体が凄いんだよ」
 パックも笑顔で好意的に話した、左の前足を彼に向けて言っている。エミリアの横でいつも通りに浮かびながらだった。
「もうね」
「そうなんだ」
「そこでふんぞり返るとね」
 そうすればというのだ。
「駄目なんだよ」
「そんなことしないよ」
「そこがいいんだよ」
「そうなんだね」
「君はね」
「頼りになる軍師さんよね」
「しかも戦っても強い」
 ティオネとティオナはこう話した。 
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