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八条学園騒動記

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第六百六十七話 攻撃を受けてその十三

「そうでしたね」
「うむ、それを見るとな」
「連合は侵略国家ではなく」
「連合軍もな」
「侵略をする軍隊ではないですね」
「好戦的ではない」 
 決してというのだ。
「そのことは確かじゃ」
「そうですね」
「だがやられるとじゃ」
「しっかりやり返しますね」
「そうしてくる、政治家もじゃ」 
 軍を動かす彼等もというのだ。
「エウロパ軍にもやり返したしな」
「博士が造ったマシンにもですね」
「やり返す、常にそうであるな」
「はい、確かに」
 野上君もその通りだと答えた。
「僕が博士の助手になってからも」
「各国軍もな」
「どの軍隊も同じですね」 
 連合の中にある軍隊はというのだ。
「それで、ですね」
「今もじゃ」
「こうして反撃してきていますね」
「可能な限りの手段でな」
「締め付けられても艦載機や陸戦隊で」
「そうしてきておる、ダメージは僅かであるが」
 それでもというのだ。
「しっかりとじゃ」
「受けていますね」
「例えゼロコンマ幾つかの一しか受けずとも」
 そのダメージをというのだ。
「塵も積もればじゃ」
「山になりますね」
「左様、今結構な勢いでダメージが蓄積されておる」
 艦載機や陸戦隊の攻撃を受けてというのだ。
「特に艦載機の攻撃が凄いのう」
「ビームやミサイルどんどん撃ってきますね」
「連合軍の艦載機は強い」
 博士は言い切った。
「戦闘機も攻撃機も爆撃機もな」
「高性能で有名ですね」
「だからな」 
 それでというのだ。
「しかも何千機ときておる」
「その攻撃を受けていると」
「徐々にでもな」
「ダメージも馬鹿にならん」
「じゃあこのままだと」
「かなりのダメージを受ける」
 そうなるとだ、博士は野上君に話した。
「だからな」
「まさかと思いますが」
「破壊されるとか」
「そうなります?」
「その前に退散する、というか最初から一定ダメージを受けるとな」
 その時はというのだ。 
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