新ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第二千三十三話 同じ穴の貉
第二千三十三話 同じ穴の貉
イギリスが日本の山の中をハイキングしていますと。
ふと山の穴から狸が出てきました、その後で。
アナグマも出ました、イギリスはこのことにいぶかしんで日本にお話しました。
「こうしたことがあったんだけれどな」
「それは時々ありまして」
「あるのかよ」
「狸は穴に住みますが」
それでもというのです。
「自分で穴を掘れないのです」
「アナグマは穴掘れるな」
「はい、そしてです」
「アナグマの巣に住むのかよ」
「一緒に」
「つまり同居人か」
イギリスはそのお話を聞いてこう考えました。
「狸はアナグマのそれか」
「そうです、それでこのことからこの言葉が出ました」
日本はさらにお話しました。
「同じ穴の貉だと」
「あの諺ここから出たのか」
「そうなのです」
よくない場合に使われる言葉ですがここから来た言葉なのです、狸は時々アナグマと一緒に暮らしているのです。
第二千三十三話 完
2022・8・13
ページ上へ戻る