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八条学園騒動記

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第六百六十七話 攻撃を受けてその二

「それで今から戦うぞ」
「わかりました」
「そしてまずはな」
「口や目からですね」
「ビームを放ってな」
 そうしてというのだ。
「攻撃を行うぞ」
「反撃ですか」
「それを行うぞ」 
 強い声で言ってだった。
 博士は九頭竜マシンに命じた。
「さあ、攻撃じゃ」
「ガアオオオオオオオン」 
 マシンは九つの頭で鳴いて応えた、ただし宇宙空間なので音は伝わらない。声はコクピットリビングにしか見えないその中で響いた。
 博士はその鳴き声を聞きつつさらに明治t。
「九つの頭で総攻撃じゃ」
「ガオオオオオオン」
 マシンはまた鳴いて応えた、そして。
 十八の目からビームを放った、そうして超巨大戦艦を直撃したが。
「かなりの一撃でしたが」
「それも九つのな」
 艦長は副長に応えた。
「一撃で戦艦なら撃沈だ」
「連合軍の」
「しかしだ」 
 それでもというのだ。
「この超巨大戦艦は違う」
「はい、戦艦を撃沈出来ても」
「それでもな」
「バリアーと装甲が違います」
 それ故にというのだ。
「要塞レベルなのね」
「それもかなりのな」
「戦艦を沈める位では」
 その程度、そうした言葉だった。
「びくともしません」
「そうだな、しかしな」
「天本博士です」 
 副長は相手のことを言った。
「ですから」
「それではな」
「この程度で終わる筈がありません」
「そうだ、人類史上最悪のマッドサイエンティストだ」
「しかも人間ではないですから」 
 このことは誰もが知っていることだ。
「それではですね」
「毎回毎回この程度で終わっていない」
「それでは」
「これから来る」
 まさにというのだ。
「本番と言っていい攻撃がな」
「そうですね」
「口だ」
 そこからの攻撃だというのだ。
「今は本番だ」
「目からの攻撃は挨拶程度ですね」
「通常戦艦を一撃で撃沈出来てもな」 
 そこまでの威力があろうともというのだ、尚連合軍の通常戦艦はエウロパ軍の戦艦の主砲の攻撃やミサイルを受けても中々沈まないことで知られている。 
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