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子猫達のお話Ⅱ

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第一章

               子猫達のお話Ⅱ
 ミトンとモペットはお父さんもお母さんもいなくてお兄さんのトムが学校から帰ってお部屋の中で気持ちよく寝ている時にです。
 お家の中のリビングでおやつを食べてからどうして遊ぼうかとお話をしていました。
「おはじき飽きたわね」
「そうよね」
「双六も飽きたし」
「チェスもね」
「お手玉だって飽きたし」
「お家の中でする遊び全部やったわね」 
 二匹でこうお話するのでした。
「だからね」
「どうしようかしら」
「他に何か遊びある?」
「ぬいぐるみで遊ぶのも昨日やったしね」
「今テレビゲームも楽しいのは全部やったし」
「やることないわね」
「それじゃあお昼寝する?」
 こうお話するのでした、ですが。
 ここで、です。ミトンはお部屋の隅っこにあるおもちゃ箱の中であるおもちゃを見付けました。そのおもちゃはといいますと。
「ルービックキューブね」
「あっ、そうね」 
 モペットもおもちゃ箱の中にあるにあるおもちゃを見付けて言います。
「それも二つあるわ」
「そういえば前にお父さんが私達三人にそれぞれ買ってくれたわね」
「お兄ちゃんの分もね」
「じゃあこの二つは私達の分ね」
「そうね、久し振りにやってみましょう」
 二匹でこうお話をしてでした。
 それぞれルービックキューブを手にして遊びはじめました、六面をそれぞれの色でまとめようとしても。 
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