ドリトル先生のダイヤモンド婚式
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第四幕その三
「かなりね」
「いいからなのね」
「美味しいんだ」
「本場のイギリスのものよりも」
「そうなんだ」
お静さんにその紅茶を飲みながらお話します。
「本当にね」
「成程ね」
「実際にかなり美味しいよ」
「日本のお水ってね」
オシツオサレツも言ってきました。
「それで煎れる紅茶だってね」
「他のお茶もね」
「牛乳も実際にだよ」
ホワイティも言います。
「かなり美味しいよ」
「日本って何でも美味しいよ」
食いしん坊のダブダブはこうまで言いました。
「牛さん達のいる牧場は日本じゃ山の方にあることが多いけれど」
「その山もね」
「美味しいものが一杯なのよね」
チープサイドの家族も実感していることです。
「山の幸って言ってね」
「美味しいものの宝庫だよ」
「海の幸も凄くてね」
お家でトミーと共にメインの料理番であるガブガブは流石によく知っています。
「山の幸もなのよね」
「それで紅茶もいいのよね」
ポリネシアはまさに今飲んでいるそちらのお話をしました。
「これが」
「その牛乳と紅茶が一緒になったら」
チーチーは断言しました。
「美味しくて当然だよ」
「だから日本で飲むロイヤルミルクティーは最高なんだ」
老馬も言い切ります。
「イギリスのもの以上にね」
「勿論お菓子とも合うしね」
ジップはそちらを見ながら飲んでいます。
「尚更いいんだよね」
「いやあ、素敵なティータイムだよ」
トートーはご満悦といった風です。
「本当にね」
「そうなのね、ティータイムはイギリスが一番と思っていたら」
お静さんは皆のお話を聞いて言いました。
「そうでもないのね」
「日本のものもいいよ」
「むしろイギリス以上かも」
「本場を超えてるよ」
「食材がいいから」
「あと作る人もね」
「イギリスの数少ない美味しいものと言われているけれど」
先生がまたお話します。
「ティーセットは」
「それでもなの」
「これがね」
「今こうして日本で飲んで食べてる方がなの」
「凄くね」
これがというのです。
「美味しいよ」
「今お話した理由で」
「そうだよ、しかも今皆が言ったけれど作る人達も」
彼等もというのです。
「紅茶のパックや牛乳の加工でもね」
「腕がいいのね」
「少しでも美味しくしようと思って」
そう考えていてというのです。
「作ってくれているからね」
「美味しいのね」
「そうだよ、日本で努力していない人達は」
その人達はといいますと。
「お仕事だと知識人とか野党の政治家の人達とか運動家だけだよ」
「全部一緒じゃない」
「同じ様な考えで立場の人達だね」
「そうした人達で」
それでというのです。
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