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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百三話 サファリパークその十一

「騙されないか」
「利用されないか」
「頭がいいから利用されないにしても」
 テレジアも心配そうに述べた。
「少し心配になるのは事実だな」
「本当に気を付けることだ」 
 ダクネスはルーラを心から心配して述べた。
「陥れそうになったら私に言え」
「その時は頼むわ、けれど私はそんなにいい人かしら」
「はい、凄くいい人っす」
 はじめも微笑んで答えた。
「本当に」
「あんたもそう言うのね」
「だって何でも何度も教えてくれて誰も見捨てないっすね」
「そういうことは絶対にしないわ」 
 ルーラもそれはと答えた。
「嫌いだから」
「それがいい人ってことっすよ」
「そうなの」
「はい、だから僕もこう言うっす」
 いい人と、というのだ。
「そうするっす」
「そうなの」
「私にも最初から普通に接してくれましたね」
「あんたの何処が悪いのよ」 
 ルーラはメリダに眉を曇らせて応えた。
「一体」
「私の世界ではそう言われたことはあまり」
「私はネルヴァと違うわよ」
 そのネルヴァを見て言った。
「あと世界が変わる前のさりな達とはね」
「だから反省してます」
「それは言うなよ」
 名前を出された方は困った顔で応えた。
「あたし自身はそんなことしないぞ」
「もう二度としませんから」
「してやら許さないわよ」
 ルーラはその二人に怒った声で話した。
「絶対にね」
「いや、それでも」
「名前出さないでくれよ」
「本当にもうしませんから」
「だからな」
「しかしお嬢様をいじめていたことは事実」
「彩を散々いじめていたらしいから」
 クーファと霧乃も言ってきた。
「言われても仕方がない」
「自業自得かよ」
「いじめは最低の行いよ」 
 つばさも怒った口調だった。
「若し現場見たら許していないわ」
「わたくしはずっと言われますの、このこと」
「後悔先に立たずリュイ」
 ビミィもフォローしなかった。
「仕方ないリュイ」
「うう、かなり辛いですわ」
「だからいじめは最初からしないことです」
 鬼太郎も容赦しなかった。
「最後までいくと地獄に堕ちますよ」
「幽霊列車に乗せられてですの」
「はい、そうなる前に止めてよかったですね」
「あの話怖かったよね」
「凄くね」
 貝島えりかと川野愛も話した。
「聞いて余計にいじめは駄目って思ったわ」
「あたしなんか前の世界でガチで列車に撥ねられて死んだみたいだし」
「いじめはしたら駄目ね」
「何があってもね」
「はい、したら穴二つですよ」
 鬼太郎はこうも言った、それも無表情で。
「僕も言わせてもらいますね」
「そういうことだからもうするんじゃないぞ」
 イサミはネルヴァにかなり本気で語った。 
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