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まぶらほ 最強にして最高のメイドの主人

作者:jindam3
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日常編part1
  第二十六話 こういう日常

パンテーラ達が和樹のメイドになって一週間がたった。

この一週間で和樹の周りは色々な意味で変わった。

翌朝和樹が目を覚ますと・・・

和樹「ふぁぁぁぁぁぁ・・・よく寝た・・・ってまたか・・・」

ベットから起き上がるとそこには和樹の両腕に抱きついて寝ている
ベルリネッタとエリーゼがいた。しかも下着姿で

なぜこんなことになったかというと・・・・・・

それは一週間前パンテーラ達が夜な夜な和樹の部屋に忍び込み和樹が寝ている隙にベットに入り一緒に寝ていた。当然、他のメイド達が黙っているはずもなく誰が和樹と寝るのかも二人一組の当番制にした(和樹の意志は無視)

この当番制・・実は破ったメイドには怖しい罰が待っているらしい。

今のところルールを破ったメイドは一人もいないが・・・

和樹が起きた事に本能的に気付いた
ベルリネッタとエリーゼは綺麗に畳んでおいたメイド服を着る

ベルリネッタ・エリーゼ「「おはようございます!ご主人様!」」

和樹「おはよう・・」

眠気が残った声で挨拶する。

エリーゼ「ご主人様・・・髪が乱れていますよ」

和樹「そうか?」

エリーゼ「小々、失礼します。」

一応持ってきておいたブラシで和樹の髪を整える。

和樹「(ん~~~気持ちいい)」

エリーゼの技術に思わず心地よくなる。

エリーゼ「ご主人様、もうよろしいですよ」

和樹「そうか・・ありがとな気持ちよかったよ。」

エリーゼ「お気になさらないでください・・・ご主人様に尽くすのはメイドとして・・
いえ私の本分ですから。」

いつものようにしているエリーゼだが内心は幸せいっぱいになっていた。

エリーゼ「(念には念にと思って持ってきて正解でした。
朝からご主人様の髪に触れましたしご主人様にお褒めの言葉まで・・・・・・)」
そうですわ。後でブラシに付いているご主人様の髪の毛を保存しときませんと)」

幸せいっぱいの中で何か一部おかしなことを考えていた。

この時和樹はあることを忘れていた。

この場にいるのはエリーゼだけではなく・・・・

ベルリネッタ「ご主人様(怒怒怒怒)・・・・・・・」

和樹「(ビクッ!)な・・なんだ・・・」

地の底から出てきた声に思わずびくついてしまう。

ベルリネッタ「早く着替えてください(怒怒怒)
学校に遅刻してしまいますよ(怒怒怒)」

和樹「あ・・・ああ・・・そ・・そうだな・・・」

クローゼットから制服を出し制服を和樹に渡す。

制服を渡したベルリネッタは和樹に一礼して、退出する。

エリーゼもそれに続く様に部屋から出る。

朝食の準備をするため食堂へ向かう中エリーゼは和樹に色々できて幸せだが・・・・

ベルリネッタ「(ご主人様の馬鹿!!あのくらいの事でデレデレして・・・・
私だってその気になれば・・その・・色々とするのに!!!)」

ベルリネッタがそんな事を思っていることを知らない和樹は制服に着替え部屋を後にし食堂へ向かう。

食堂に着くといつも通り朝食が用意されていたのを見た和樹は自分の席に着く。

手を合わせ朝食に喰らいつく。

実は、パンテーラ達も和樹たちと一緒に朝食を食べていた。

和樹は一度ロボなのに飯を食べるのかと一度聞いたことがあった。

パンテーラの話によるとパンテーラ達も普通に飯を食べそれを自身のエネルギーとする事が出来るらしい。それは、アイリも同じで別に人の精気を吸わなくて食事さえ取ればどうにかなるらしいでも、アイリは人の精気が大好きなのでたまには吸いたいらしい。

朝食を食べ終え手を合わせごちそうさまをする。

リーラ「和樹様、本日のお弁当です」

和樹「ありがとな」

今日はどうやらリーラが当番のようだ。

いろいろなメイドが入ったことによってなかなか和樹の弁当を作る機会が少々減ってしまった。久々とまではいかないけど和樹の弁当を作れてかなり・・・・
リーラ「(ようやく、私が和樹様のお弁当を作り渡すことができた。
この日のために各地から厳選した食材を使い私の愛情を込めたお弁当・・・
和樹様!とくと御賞味くださいませ!!」
めちゃくちゃ内心よろこんでいるリーラであった。

そんなリーラの愛情たっぷり弁当をリーラから受け取り玄関に向かい振り向く。

和樹「それじゃ行ってくるわ。」

リーラ達「「「「「「「「「「いってらっしゃいませ!!ご主人様(旦那様(マスター))」」」」」」」」」

メイド達に見送られ屋敷を出て学校へ向かう。




それから十分後。

いつも通りの通学路桜並道を歩いていると和樹はあることに気付いた。

和樹「・・・アイリいつまで付いてくるつもりだ。」

後ろを振り向くと何もない場所に突然アイリが出てきた。

アイリ「あら、ばれましたか」

和樹「俺がアイリに気付かないわけがないだろで?何しに来た?」

アイリが和樹に付いてきた理由それは和樹の護衛であった。

和樹の強さはメイドの皆は知っているが万が一という事もあり。

死霊で姿を消せるアイリが付いて来たのであった。自分の判断で・・・・

というのは建前で本当は・・・・・・

ただ単に和樹の傍に居たかったからであった。

アイリ「もう、ご主人様ったら私の事を愛しているから気付いただなんて・・・・
ご主人様ったら朝から大胆ですね。」

両手で自分を抱き体をクネクネさせる。

和樹「お前の耳は幸せに満ちすぎだ!!!」

幸せ一杯のアイリに半分呆れているともう一つあることに気付いた。

和樹「パンテーラ・エクセル・エリートいるだろ?出てこい」

桜の木の後ろに光学迷彩で隠れていた三人が姿を表す。

実はこっそり屋敷から抜けだしついてきたのだ。

もちろんこれはリーラが作ったルールを完全に無視している。

ついでにアイリもこのルールを今破っている。

エクセル「なんで気付いちゃうかな。」

和樹「勘だよ勘・・それよりお前らまでなんで付いてきてんだ。」

パンテーラ「マスターの身の安全を守るのが私の勤めです。」

和樹「だから、先週も言っただろこの島は平和・・・・・
だから・・・・・大丈夫だろう」

最近自分の身に降りかかったことを思い出していた和樹は本当にこの島が本当に平和なのか少し疑問に思っていた。

エリート「今の間は何ですか?
マスター自身もこの島が平和じゃないと思ってるんじゃありませんか?」

和樹「いや・・そんなことはない・・・かな?」

エクセル「と・に・か・く!マスターが何と言っても付いていくからね!」

パンテーラ「決して見つからないようにしますから大丈夫です。」

アイリ「ご主人様にはご迷惑をおかけしませんから・・・・」

エリート「お願いします」

どう言ってパンテーラ達を帰らそうかと考えていると。

リーラ「お前ら其処で何をしている(怒怒怒怒)」

パンテーラ「「「「リ・・・・・リーラ!!!!????」」」」

後ろ振り向くとそこには最強のハリセンを片手に持っているリーラがいた。

しかも、結構怒っている

リーラの怒気に震えてしまうパンテーラ達。

アイリ「あ・・あのこれは・・その・・・・」

リーラ「言い訳無用!!!!!」

リーラのハリセンが四人の頭に炸裂する。

パンテーラ達「「「「っ!!!!!!!!!!!!」」」」」

メカだろうが悪霊だろうがそんなことは関係なしにやっぱり相当痛いようで
優しく自分の頭を撫でる。

リーラ「和樹様お騒がせして申し訳ございません。
パンテーラ達は私が連れて帰ります。」

和樹「ああ・・・頼むわ」

和樹に一礼したリーラは待機していたエスカレード・シェルビーと一緒にパンテーラ達を抱えその場を後にする。

リーラ達が見えなくなったことを確認し学校へ向かう。

和樹「やべ!急がないと遅刻だ!」

遅刻しない様に急いで学校へ向かう。

まぁ・・・これが今の所の和樹の騒がしくも楽しい日常生活であった。




一方その頃。

初音島の町で一人の僧のような男が町をうろついていた。

周りの人々は怪しいものを見る目でその僧を見ていた

しかし、その僧は全く気にしている様子はなかった。

???「この島は邪気であふれている原因を見つけぬば・・・
人ならざる者はすべて悪だ。」

また、新しい波乱が和樹とメイド達に降りかかりそうだ。

その波乱がどのようなものなのかは誰にも分からない

今はまだ・・・・
 
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