ハッピークローバー
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第二十六話 お菓子を貰ってその四
「その方がね」
「ダイエットはカロリー消費ね」
「そう、食べてね」
「その分身体を動かすのね」
「そうしたらいいのよ」
「そういうことね」
「だから私はね」
かな恵はこの時は笑顔で話した。
「例えダイエットする時が来ても」
「食べるのね」
「その時はあっさりしたお食事にして」
そうしてというのだ。
「お魚とかお野菜メインの」
「飲みものもお砂糖を入れないお茶とかにして」
「甘いものも果物とか蒟蒻ゼリーとか」
「そうしたものにして」
「いつも以上に家事して」
「家事もカロリー使うしね」
「歩いてね、そうしてね」
そのうえでというのだ。
「カラオケも行くわ」
「ああ、カラオケもね」
理虹はカラオケと聞いて言った。
「歌ってね」
「そうよね、消費カロリー出るしね」
一華もそれはと応えた。
「機種によるけれど」
「だからダイエットにもいいわね」
「そうよね」
「カラオケボックスに行くとついつい飲むけれど」
「甘いジュースとかお酒とか」
「けれどノンカロリーでいったら」
飲みものもというのだ。
「烏龍茶とかね」
「痩せるわね」
「カロリーだけ消費してね」
「そうよね」
「あと牛乳とか飲んで」
留奈も言った。
「牛蒡とか食べたら」
「繊維質ね」
一華はまた応えた。
「つまり出すもの出す」
「大根とか南瓜もいのよね」
「薩摩芋もね」
「繊維質摂ったら」
それならというのだ。
「余計にね」
「痩せられるわね」
「そうよね、食べるとね」
「やっぱり痩せるわね」
「むしろね」
「食べないと死ぬわよ」
富美子は目を顰めさせて言った。
「そもそもね」
「拒食症とかになって」
一華は富美子にも応えた。
「そうしてね」
「死んだら元も子もないわよ」
「その通りね」
「だからね」
「痩せたいならね」
「まず食べる」
「問題は何を食べるかよね」
それだというのだ。
「やたらカロリーの高いもの食べなかったらね」
「いいわね」
「それで痩せるわね」
「そうよね」
「そうなの、だからカラオケにも行くし」
かな恵はまた話した。
「歩くこともね」
「するのね」
「いつも以上にね、家事もね」
「して」
「痩せるわ、食べるしね」
このことは忘れなかった。
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