| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

おぢばにおかえり

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第七十話 詰所はお家その四

「かなり受けていると思うわ」
「そういえば僕子供の頃身体が弱かったです」
「そうだったの」
「今はかなり丈夫ですが」
 それでもというのです。
「小さい頃は」
「身体弱かったの」
「それでも徐々に強くなりまして」
「今は元気なのね」
「はい、この通りです」
 新一君は私に笑顔で答えてくれました。
「おぢばに毎日みたいに帰って」
「あちこち見て歩いてるのね」
「参拝もさせてもらってますし」
「色々学んでいるのね」
「今度博物館も行きたいです」
「ああ、あそこになのね」
「はい、何度か行ってますが」
「何度もなの」
「そうです、おぢばに毎日みたいにいますから」
 休日も夏休みの時も冬休みの時もみたいです、勿論春休みの時もそうしているみたいですから凄いと言えばそうなるでしょうか。
「それでなんです」
「博物館何度か行ってるの」
「そうしてまして」
「今度なのね」
「また行こうと思っています、それで先輩もどうですか?」
 私にもと言ってきました。
「博物館に」
「私もなの」
「はい、一緒に」
「何で私もなの?」
 いぶかしんで首を傾げさせてしまいました。
「そこで」
「あっ、誰かと一緒だと余計に面白いかなって思って」
 何か新一君は慌てた感じになっていました。
「それでなんです」
「そうなの」
「それでどうですか?」
「行ってきたらいいよ」
 ここで杉浦さんが笑顔で言ってきました。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧