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少女は 見えない糸だけをたよりに

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10-6

 3月中頃、お店が改装工事に入るので休業中になったので、私は、お休みをもらって巧と旅行しようと思っていた。お姉ちゃんにそのことを伝えると

「いいけど 香波 巧さんとでしょ? いいの 決心したの?」

「うん なりゆきになったらね 私 巧のものになるの」

「そう そうかー 香波のおっぱいも いよいよ 男のものになるのかー」

「やだー お姉ちゃん そんな言い方」私は、あの日の夜のことを思い出していたけど、お姉ちゃんはあれから、何にもなかったかのようだった。本当に酔っていたのだろうか・・。

「ねぇ お姉ちゃん あんなの 私の中に入るんだろうか? 大丈夫かなー」

「香波 あんなのって 見たの?」

「ウン 夏 民宿でね 泳いだ後 二人でお風呂入った時 あの人は私のほうを見ないようにしていたみたいだけど・・アレ 見えちゃった」

「そうなんだ 私も 経験ないから、知らないけど みんな してるんだから、大丈夫なんじゃぁない やさしく、してもらえばー」

「うーん 痛いんだろーな 私ね バクの見てたから・・ 平気だって思っていたんだけど もっと大きいんだものー びっくりしちゃった」

「香波も 意外とエッチなんだね そういうのって」

「だってさー 見えちゃったんだものー お姉ちゃんは 見たことないのー」

「お父様のだけね 私は、中学になるまで 3人でお風呂入っていたから」

「どーしょーかな すみれさんに教えてもらおうかなー 最初って 心配だよね うまくいくかなって それに、赤ちゃんできたら嫌だもん」

「よしないよ すみれさんは・・ ネットで勉強しておきなさい 香波が経験するなんてこと、他人に言っちゃあだめよ お父様とお母様にも 内緒ね お泊りもくるみちゃんと一緒ということにしなさいね」

「うん だよね」 
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