ウルトラマンカイナ
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女傑編 ウルトラガールズファイト 前編
前書き
◇今話の登場ヒロイン
◇駒門琴乃
前隊長の弘原海に代わり、現在のBURK日本支部の実戦部隊を率いている若き女性リーダー。亜麻色のストレートヘアを靡かせるスタイル抜群の美女であり、実戦経験は非常に豊富。28歳。
スリーサイズはバスト108cm、ウエスト62cm、ヒップ91cm。カップサイズはL。
◇アメリア
BURKアメリカ支部の戦闘機隊隊長であり、現在は日本支部の実戦部隊にも協力している、金髪碧眼の快活な爆乳美女。自身が不在の際は副官のエリー・ナカヤマ隊員に指揮を託している。暁嵐真に惚れている。24歳。
スリーサイズはバスト102cm、ウエスト60cm、ヒップ93cm。カップサイズはK。
◇イヴァンナ
BURKロシア支部の戦車隊隊長であり、現在は日本支部の実戦部隊にも協力している、金髪ポニーテールのクールな爆乳美女。椎名雄介に惚れている。23歳。
スリーサイズはバスト97cm、ウエスト59cm、ヒップ91cm。カップサイズはI。
◇凛風
BURK中国支部の爆撃機隊隊長であり、現在は日本支部の実戦部隊にも協力している、黒髪三つ編みリングの勝ち気な爆乳美女。自身が不在の際は副官の劉静隊員に指揮を託している。覇道尊に惚れている。19歳。
スリーサイズはバスト91cm、ウエスト57cm、ヒップ97cm。カップサイズはG。
◇オリヴィア
BURKイギリス支部の艦隊司令官であり、現在は日本支部の実戦部隊にも協力している、金髪ロングヘアの穏やかな爆乳美少女。八月朔日要に惚れている。16歳。
スリーサイズはバスト88cm、ウエスト55cm、ヒップ90cm。カップサイズはF。
◇エレーヌ
BURKフランス支部の歩兵隊隊長であり、現在は日本支部の実戦部隊にも協力している金髪ショートの生真面目な爆乳美少女。荒石磨貴に惚れている。15歳。
スリーサイズはバスト86cm、ウエスト54cm、ヒップ84cm。カップサイズはE。
テンペラー軍団との激闘から、約半年。それほどの月日を経た頃にはすでに、復興を果たした東京は平和という「日常」を享受するようになっていた。
怪獣の出現、BURKの緊急出動、そしてウルトラマンの登場。かつては「日常的」だったその「非日常」が、今となっては「懐かしさ」すら覚えるようにまでなっていたのである。それほどまでに、大衆の多くは平和の到来を実感するようになっていたのだ。
だが。ウルトラマンの力が不要とされる新時代が来たと言っても、この平和が未来永劫不変のものであるという保証などない。
故にBURKは地球人類最後の砦として、より精強であらねばならないのだ。例えこの先何が起ころうとも、地球の明日は地球人の手で守り抜かねばならないのだから。
◇
――東京郊外にひっそりと放置されている、廃ビルの一室。薄暗いそのフロアに繋がるドアが勢いよく蹴破られたのは、日曜日の昼下がりのことであった。
「全員動くなッ! ウルトラ平和防衛局『BURK』の名において、貴様達を拘束するッ!」
制式光線銃のBURKガンを手に怒号を上げる、BURK新隊長の駒門琴乃。新型の戦闘服からはみ出しかけている、Lカップの爆乳がたわわに弾むと同時に――その凛とした声が、フロア全体に響き渡る。
そんな彼女の気勢にビクッと肩を震わせて反応したのは、数名の宇宙人であった。「三面怪人」の異名を取る宇宙人――ダダは、仲間達と顔を見合わせて狼狽えている。
彼らの手元には掌ほどの大きさに「縮小」された、「生きた人間の標本」が握られている。テンペラー軍団の襲来に乗じてこの星に潜入していた彼らは、攫った人間を「標本」にして母星に送り届ける計画を企んでいたのだ。
その計画を察知した琴乃は、彼らの潜伏先となっていた廃ビルの存在を突き止め、一挙に制圧するべく突入作戦を敢行しているのである。光線銃を握る琴乃の眼は、悪を許さぬ気高き「正義」を宿していた。
「どこまでも卑劣な奴らめ……! さぁ、大人しくその人達を解放しろッ! 投降するならばこちらも人道的見地に則り、穏便に母星に送還――ッ!?」
だが、降伏を迫る琴乃に向けられたのは――ミクロ化器の先端部だった。そこから放たれた光線を咄嗟に回避した琴乃は、爆乳と巨尻を弾ませながら体勢を立て直し、BURKガンを構える。
「ちッ……! やはり、一筋縄では行かないようだなッ!」
人間をミクロ化させるダダの専用兵器。その光線を浴びて縮小されてしまえば、琴乃も今の被害者達と同じ「人間標本」にされてしまう。
その脅威に冷や汗をかきながら、決裂は避けられないと判断した琴乃は一切の情けを捨て、BURKガンで応射し始めた。廃ビルの一室を舞台に、激しい銃撃戦が始まったのである。
「くッ……!」
だが、ダダは数名掛かりで執拗に琴乃を狙っている。このままでは、多勢に無勢であった。ほどなくして琴乃は、壁際に追い詰められてしまう。
鋭く目を細める彼女の白い頬を、冷や汗が伝う。その液体から漂う芳醇な女の香りに、異星人達は下卑た笑みを溢していた。
じりじりと包囲するように迫り、ミクロ化器の集中砲火を浴びせようとする数名のダダ。しかし琴乃は、その窮地に立たされながらも不敵にほくそ笑んでいた。
「……ふん。どうやら、私達BURKを少々侮り過ぎているようだな?」
その瞬間――琴乃が蹴破ったドアから、続々と「増援」が突入して来たのである。琴乃はダダ達を逆に包囲するため、敢えて単独行動を装っていたのだ。
琴乃のものと同じBURKガンを手に、ダダ達を取り囲む5人の美女。彼女達は全員――世界各国の支部から出向して来た、エリート中のエリートであった。
その豊穣な肉体に隙間無くぴっちりと張り付いている新型戦闘服が、彼女達の規格外なプロポーションをこれでもかと強調している。
中には豊穣過ぎる乳房がスーツに収まり切らず、白く深い谷間が強調されている者もいた。そこから漂う甘い汗の香りが、この薄暗い一室を女の匂いで染め上げている。
「さっすが琴乃、作戦通りぃ! 自分から囮役を買って出るなんて、なかなかのガッツじゃない! ウルトラマン達の戦いに6年も付き合って来たって言うだけのことはあるようねっ!」
艶やかな金髪とKカップの爆乳を揺らしている、快活なBURKアメリカ支部戦闘機隊隊長・アメリア。
「……全く、いつものことながらあなたは少々無謀過ぎます。少しは日本支部の隊長としての重責を自覚されては如何です? これでは、あなたの部下達もいつか心労で倒れてしまいますよ」
ブロンドのポニーテールとIカップの果実を弾ませている、クールなBURKロシア支部戦車隊隊長・イヴァンナ。
「ま、私達に掛かればこんなミッション楽勝だから良いんだけどね! 白兵戦って言うのは本来私達の領分じゃあないけど……出来ないとはちっとも思ってないんだしッ!」
三つ編みリングに結われた黒髪を靡かせながら、強気に胸を張ってGカップの乳房を主張させている、BURK中国支部爆撃機隊隊長・凛風。
「それにしても……うふふっ、人間標本だなんて随分と恐ろしいことをお考えなのですね。……一方的に蹂躙される側の恐怖、というものを教えてあげる必要があるようですわ」
金髪のロングヘアとFカップの乳房を揺らしながら、穏やかでありつつも殺気を纏った笑みを浮かべている、BURKイギリス支部艦隊司令官・オリヴィア。
「生きている人間を標本にするだなんて……人間としても、BURKとしても許せないッ! 琴乃、早く発砲許可をくださいッ! 私達に……こいつらを撃つ許可をッ!」
そして。金髪のショートヘアを靡かせ、Eカップの双丘をぷるんと揺らし、真っ直ぐな眼差しでダダを射抜いている、BURKフランス支部歩兵隊隊長・エレーヌ。
彼女達5人が突入して来るタイミングを待ち侘びていた琴乃は、誤射を避けるために伏せながら――声を上げる。
「待たせたな、皆! ――撃てぇえッ!」
その叫びが、合図だった。地に伏せながらBURKガンを構える琴乃と共に、光線銃を握る5人の美女達は同時に引き金を引いたのである。
「……ウルトラマンさえ居なければ、強気に出れるとでも思ったか? 私達BURKを、地球人類を無礼るな……!」
反撃の暇も与えられず、何人ものダダが同時に撃ち抜かれたのはその直後だった。世界各国から結集したエリート美女達の銃撃は、卑劣な異星人の両脚を正確無比に撃ち抜いて見せたのである。
発砲の瞬間にぶるんと弾んだ、美女達の爆乳が魅せる扇状的な躍動。それが、ダダ達が倒れる前に目にした最後の絶景であった。
暁嵐真、椎名雄介、覇道尊、八月朔日要、そして荒石磨貴。
彼ら5人の美男子達を何としても射止めたい、という一心でこの東京に残留している彼女達の結束の強さが、この一糸乱れぬ連携に表れている。
「……!? しまったッ! あいつ、超能力で壁を……!」
だが、包囲射撃から運良く逃れた者が居たのか――辛うじて被弾を免れていた1人のダダが、コンクリート壁を通り抜けてこの場から逃走してしまう。
後書き
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