仮面ライダー　エターナルインフィニティ

「だからな」
「それでだな」
「俺達は一時退いてか」
「休むんだな」
「そうしろ、うちの大将もな」
　フエルトもというのだ。
「ラインハルトの旦那と一緒に下がったらしいからな」
「それでか」
「俺達も下がってか」
「休むんだな」
「無理はするなってな」
　ロム爺はこうも言った。
「二ノ宮の旦那は言ってるぜ」
「無理をする時はしろ」
「けれどそうでない時はするな」
「それが旦那のやり方だしな」
「だからな」
　それでというのだ。
「下がるぞ」
「ああ、わかった」
「それじゃあな」
「今はそうしような」
　三人も頷いて下がる、そしてだった。
　残ったダクネスは五恵と共にメリダそしてエリーゼと共に戦っていく。すると倒せば倒すだけだった。
　オルフェノク達は出て来る、ダクネスはその状況に涎を垂らして言った。
「いいな」
「ですからそのお考えは止めて下さい」
　五恵は困った顔で応えた。
「戦いならです」
「真面目にか」
「されるべきです」
「私は真面目だが」
「ダクネスさんの真面目は普通と違いますので」
「それでか」
「普通に真面目にして下さい」
　こう言うのだった。
「大群を前にしても」
「さもないと怪我をするわよ」　
　メリダは剣を振るいつつ話した。
「本当に」
「何っ、怪我か」
「ええ、そうなるから」
「メリダ、それは言ってはいけないわ」
　エリーゼはすぐに従姉妹に注意した。
「この人の場合は」
「あっ、そうだったわね」
　メリダも言われて気付いた。
「かえってね」
「そう、怪我もね」
「苦境だから」
「この人は苦境が好きだから」
　もっと言えばそこにいる自分がだ。
「だから」
「そうね、それでまた変に興奮するから」
「そうしたことは言わないで」
「こうした場合は」
「楽をさせてあげる」
「そう言うべきね」
「ええ、その方がいいわね」
「それでお願いします」
　エイナが後方から言ってきた。
「ダクネスさんの場合はです」
「その方がいいですか」
「楽をさせてあげる方が」
「はい、ですから」　
　それでというのだ。
「宜しくお願いします」
「わかりました」
「では楽をさせてあげます」
「そうさせてあげますと」
　エイナはさらに言った。