レーヴァティン
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第二百四十七話 札幌入りその九
「そして知識人か」
「その知識人で自衛隊を批判している人がいてであります」
峰夫はここでこう言った。
「北朝鮮に行っていたりすると」
「その正体がわかるな」
「全くであります」
その代表例が前田哲男であろうか、この輩は兎角自衛隊そして戦前の日本軍を攻撃するがある報道番組で子供達が北朝鮮に行った時に案内役を務めていた。案内役を務められる位この国に通じているということだ。
「その時点で」
「今の我が国ではよくある話だな」
「今も尚」
「自衛隊を攻撃していてもな」
「その実はでござる」
「北朝鮮と関係があり」
それも深くだ。
「そちらの軍隊はいい」
「自衛隊よりも遥かに危険な軍隊であるのに」
「独裁国家で常に侵略を考えていてな」
「テロも行ってきた」
「あの国は拉致も行った」
左翼勢力はこれをないとずっと主張していた。
「そうした国の軍隊だが」
「何も言わないでござるな」
「奴等はペテン師だ」
英雄は言い切った。
「もっと言えば工作員だ」
「その類でありますな」
「自衛隊は必要だ、そして戦前の日本軍もな」
「必要でありました」
「だから存在していてだ」
「戦ったであります」
「感動大震災の時は出動してだ」
そのうえであった。
「多くの都民を助けている」
「そうであります」
「災害は起こる」
これは避けられないというのだ。
「だからな」
「それに備えることも政であります」
「それはこの世界でも同じでだ」
「軍はその視点からも必要であります」
「そうしたことを言っている連中が災害に遭ってどうだったか」
英雄はその話もした。
「不平不満を言って自衛官の人に怒られた」
「小田実でありますか」
「そうだ、あいつだ」
まさにというのだ。
「あいつは神戸で震災に遭ってな」
「その時に言ったであります」
「あいつもそちらの方の輩だった」
「べ平連といい」
「北朝鮮にも行ったことがある」
そして金日成とも話している。
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