オズのホボ王子
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第四幕その五
「今からね」
「プールに出て」
「楽しもう」
「じゃあ椅子に座ってジュースを飲んで」
弟さんが言いました。
「雰囲気を楽しもう」
「皆でね」
こう言ってでした。
皆でビーチに出て雰囲気を楽しんで、でした。
そうしてから天幕のベッドでそれぞれ寝ました、そして朝にホテルの朝食を食べてそのうえで、でした。
あらためて妖精の七人と一時のお別れの言葉を交えてです。
ホテルそしてテーマパークを後にしました、王子は皆に地図を見つつ言いました。
「では次はね」
「熊センターですね」
「あそこで熊の汪様にお話をしますね」
「そうしてですね」
「王様達も招待しますね」
「パーティーにそうしますね」
「そうするよ」
ジョージ達五人に答えました。
「次はね」
「わかりました」
「じゃあ次はそこに行きましょう」
「熊センターに行きましょう」
「皆でそうしましょう」
「是非共」
「そうしようね」
笑顔で言う王子でした。
「今からね」
「わかりました」
「じゃあ次はですね」
「熊センターですね」
「そこに行きますね」
「そうしますね」
「うん、それとね」
王子は地図を見つつお話します。
「そのカレーとルーを最初から混ぜてあるカレーが出る街にもね」
「行きます?」
「そうします?」
「あの街も行きます?」
「そうされますか」
「熊センターの次は」
「ちょっと立ち寄ってね」
そうしてというのです。
「楽しもうかな」
「あの街は物凄く独特でね」
教授が言ってきました。
「いるだけでね」
「楽しいんだ」
「日本のお城に通天閣という塔もあってね」
街の具体的なお話もするのでした。
「街には大きな蟹や河豚や紅白のおじさんがあるんだ」
「おじさんの?」
「それで動物園もあってね、賑やかな下町も多いし」
「そしてカレーに善哉もあるんだ」
「そうなんだ、そしてね」
教授は王子ににこにことしてお話します。
「太閤さんもおられるよ」
「太閤さん?」
「豊臣秀吉さんだよ」
この人もというのです。
「日本の偉大な人だよ」
「ああ、日本の人なんだ」
「お百姓さんから天下を統一したね」
「そんな人なんだね」
「陽気で人懐っこい」
そうしたというのです。
「面白い人だよ」
「それじゃあその人もね」
「招待するんだ」
「そうしようかな」
「そうそう、野球もいいんだよね」
モジャボロの弟さんが言ってきました。
ページ上へ戻る