仮面ライダー　エターナルインフィニティ

　　　　　　　　　　　　　　　第四百九十四話　　戦士達が集まり
　ワニベは明久ににこやかに声をかけた。
「僕達上手くやれそうだね」
「絶対にですよね」
　明久も笑顔で応えた。
「何かもう本当に」
「初対面なのにね」
「妙に気が合って」
「仲良くやれると」
「確信出来ますね」
「こうしたことはよくあるんだよね」
　ベルは二人を見つつ迷宮蟻Ａのところに来た。
「世界が違えば」
「そっくりさんがいるんですね」
「そうなんだ」
「だから宜しくな」
　幸平も迷宮蟻Ａに挨拶をした。
「仲良くやっていこうな」
「ではこちらこそ」
「友達以上、自分自身みたいにな」
「そうしていきましょう」
「何か誰が誰かわからない」
　モンスターのリムがこう言ってきた。
「私自身が」
「そうね」
　魔王も同意だった。
「私にしても」
「そっくりさんばかりで」
「外見では区別がつきにくいから」
「かなり大変」
「何か私もそっくりさんが多くて」
　シンディは戸惑っていた。
「自分が自分なのか」
「それはそのうち慣れるから」
　紗夜が言ってきた。
「安心して」
「そうなの」
「そう。私の言うことを信じて」
「信じるわ、何か貴女の言うことなら」
「もう初対面でも」
「自然に」
「私達も同じだから」
　紗夜は微笑んでこうも言った。
「それで」
「そうよね」
「仲良くやっていこう」
「一緒に」
「そういえばあんたの声もよく聞くな」
　クルツはユルセンに言った。
「この中で」
「そうだろ、多いだろ」
　ユルセン自身否定しなかった。
「俺のそっくりさん多いだろ」
「それもかなりな」
「それだけ人望があるってことだぜ」
　ユルセンはクルツに得意そうに話した。
「俺に」
「それは違うだろ」
「偶然だっていうんだな」
「違うか」
「正直に言うとそうだけれどな」
　ユルセンはこのことも否定しなかった。
「俺のそっくりさんが多いのもな」
「偶然だな」
「それぞれの世界にいるだけさ」
「そういうことだな」
「ああ、それでな」
　ユルセンは未来から来たランガに話した。
「あんたのそっくりさんも多いな」
「多過ぎて驚いてます」
　未来から来たランガは正直に答えた。
「一体何人いるのか」
「すぐに把握出来るからな」
「問題なしですか」
「ああ、安心しろよ」
　こう言うのだった。