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ハッピークローバー

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第十八話 やり取りをはじめてその十一

「ここ数日だったから」
「便秘は辛いわよね」
「牛乳飲んでカボチャ食べて」 
 そうしてというのだ。
「デザートにプルーン食べたらね」
「終わったのね」
「そう、この三つでね」
 それでというのだ。
「終わったわ」
「そうなのね、あと牛蒡もいいから」
「あれ繊維質の塊だからね」
「だからあれ食べたらね」 
 その牛蒡をというのだ。
「便秘にはね」
「かなりいいのね」
「そうなの」 
 富美子に笑顔で話した。
「あとキャベツそれに薩摩芋もね」
「いいのね」
「そうしたものを食べたら」 
 それならというのだ。
「便秘もね」
「解消するのね」
「あといいのがね」
 かな恵は富美子にさらに話した。
「大根よ」
「大根もいいの」
「そう、それで特にお汁ね」 
 大根のそれだというのだ。
「おろした後に出る」
「あれがいいの」
「あれを飲んだらね」
 それこそというのだ。
「もうね」
「便秘もなのね」
「解消するの、だからね」
「大根をおろした時は」
「そのお汁もね」 
 これもというのだ。
「飲んでね」
「今度からそうするわね」
「大根も無駄なくな」
 そうしてというのだ。
「食べないとね」
「葉っぱも食べて」
「そしておろした後のお汁もね」
 これまでというのだ。
「残さずね」
「食べるといいのね」
「そうなの。あと大根って消化も助けてくれるしね」
「余計にいいのね」
「そうよ、葉っぱもいいしね」
 こちらもというのだ。
「本当に捨てる場所がないのよ」
「いいお野菜ね」
「本当にね」
「生活の知恵ね、かな恵ってそういうの詳しいわね」 
 一華は感心して言った。
「何かと」
「だからそれもね」
「おばさんになのね」
「教えてもらっててね」
「ひいお祖母さんからなのね」
「はじまってるの、お年寄りの知恵ってやつね」
 かな恵は一華にこうも話した。
「つまりは」
「そういうことね」
「ええ、ただそうした知恵を持ってるのは」
 かな恵は一華にこうも話した。 
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