| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ハッピークローバー

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第十七話 合コンが終わってその二

「いいわよね」
「そこでそう言うのね」
「駄目?」
「いや、いいわよ」
 笑顔でだ、かな恵に返した。
「それでもね」
「それじゃあね」
「皆で合って二人でも楽しんで」
「そうしてね」
 そのうえでというのだ。
「楽しもう」
「それじゃあね」
 かな恵に言葉を返してだった。
 一華はすぐに達川に顔を向けて言った。
「あの、よかったらメアド交換して」
「していいかな」
「お願い、あとね」
 かな恵はさらに言った。
「ラインもね」
「そっちもなんだ」
「やろう、ラインやってる?」
「親と」
「じゃあ私ともね」
 達川に勢いのまま話した。
「やる?」
「いいんだ」
「むしろこっちがお願いしたいわ」
 達川に笑顔で申し出た。
「本当にね」
「それじゃあだね」
「そう、これからね」
「ラインを登録して」
「これからはね」
「ラインでもだね」
「お話しよう」 
 こう言うのだった。
「そうしようね」
「それじゃあね」
 達川も応えてだった。
 二人はラインでのやり取りもはじめた、そうしたやり取りもしつつ一同は後片付けをして店を後にした。
 その時にはかな恵はかなり酔っていたが。
「歩けるからね」
「大丈夫か?」
「ぎりぎりね」
「けれどかな恵の家階段使って行くだろ」
 団地の中でというのだ、成海はかな恵を心配する顔で見て話した。
「だからそこまで酔ってるとな」
「危ない?」
「部屋まで送るな」
 かな恵自身に申し出た。
「そうするな」
「悪いわね」
「悪くないさ、というか手をつないでな」 
 成海は笑って話した。
「階段じゃなくてエレベーターでな」
「そっちで行くの」
「お前いつも階段で行くだろ」
「基本ね、運動になって」 
 階段で行き来することがというのだ。
「その分ダイエットになるから」
「だからか」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「いつも使ってるの」
「ダイエットか」
「そう、お料理も他の家事もカロリー使ってね」
 そうしてというのだ。
「ダイエットにも役立つけれど」
「階段使うこともか」
「私運動部にいないし」
 そこの所属でなくてというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧