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ハッピークローバー

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第十六話 飲みながら賑やかにその七

「いいな」
「ああ、かな恵介抱してもか」
「それでもだ」
 その時もというのだ。
「やはりな」
「怪我しない様にすることか」
「急に重いものを持ったり無理な姿勢にはならない」
「そうしてか」
「やっていけ、下手に踏ん張ることもだ」
 このこともというのだ。
「するな」
「そっちもか」
「ああ、そしてな」
「いつも注意してか」
「何でもしていけ、そして」
「そして?」
「女の子は大事にしないとな」
 こうも言うのだった。
「やっぱり」
「ああ、それはそうだよな」
 成海もその通りだと頷いた。
「やっぱりな」
「そうしてこそだ」
「彼氏だな」
「友達も大事にしてな」
「彼女もだな」
「そうしないと駄目だな」
 こう言うのだった。
「やはり」
「そうだよな」
「そして大事にしたいならな」
「身体はしっかりとしてないとな」
「駄目だ」
 まさにというのだ。
「だから気をつけろ」
「そういうことだな」
「そういうことだ、いいな」
「そうするな」
 成海は越智に確かな顔で頷いた。
「これからは」
「ああ、いいな」
「わかったよ、油断したら駄目なんだな」
「怪我や病気のこともな」
「それで怪我も病気もしない」
「それが一番だ」
「それは俺も同感だな」
 達川も言ってきた。
「やっぱりな」
「怪我や病気をしないことがなんだな」
「一番だよ」 
 こう成海に言った。
「スポーツでもな」
「だから俺はか」
「油断したりするなよ、大丈夫とか言って」
 成海に真摯な顔と声で話した。
「本当に」
「それでやっていくことか」
「ああ、ぎっくり腰って痛いっていうだろ」
「滅茶苦茶痛いって言うな」 
 成海もこのことは聞いていて頷くことが出来た。
「兎に角」
「痛い思いしてそれで大事な人守れないなんてな」
「いいことないな」
「だからな」
「いつも気をつけることか」
「そうしろよ、本当に」
 こう言うのだった。 
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