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魔道戦記リリカルなのはANSUR~Last codE~

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番外コーナー:うらばな~~~ザ・ファイナル!

ルシル
「ようやく終着点にたどり着けた・・・」

シャル
「本当にお疲れ様、ルシル。エグリゴリはみんな救えた、ルシルは人間に戻りアースガルドへ無事帰還、はやてとイリスと、余計な女たちとの子を成し、ハッピーウェディングエンド! 最終回はヒロインと結婚して終わるっていうテンプレだったけどね」

ルシル
「救いがあったっていいじゃないか。確かにはやてやイリス以外の女性たちとのアレコレはやり過ぎだと思うが」

シャル
「まぁ原初王オーディンのさらに過去から続くとされる神話級の血筋だしね、セインテストって。絶やすのは確かに勿体ないかも」

ルシル
「でも数がな~。まぁいいさ。人間として一回限りの人生を、愛するはやてや家族、友人たちと過ごせて行けるという結末があるだけで大満足だ」

シャル
「イリスもちゃっかり子ども生んでるし、私としても満足のいく結末だと思うよ。さて、そんな旅路の果てを描いたラストエピソードのうらばなを始めていこうか」

ルシル
「まずは人物紹介だな」

――ライカン・アル・バウワーブ
犯罪組織“フッケバイン”に所属する男。金髪ロングヘア、真っ白なシャツとスーツ姿。フッケバインの刺青は右手の甲に入れている。
保有ディバイダーは“ディバイダー964ハーム”と銘打たれた、銃身が上下二連、スコープの代わりにギザギザした刃が付けられたスナイパーライフル。
病化特性は“加速”。思考や身体の機動力を常時加速させることが出来る

――カイロン・アル・バウワーブ
犯罪組織“フッケバイン”に所属する男。ロングの金髪をポニーテール、サメの歯が描かれた防塵マスク、真っ赤なシャツとスーツ姿。刺青は左手の甲に入れている。
保有ディバイダーは“ディバイダー957カイエン”と銘打たれた、銃身先端からグリップ下部へと繋がる刃のあるナックルガードが付けられているリボルバー拳銃。
病化特性は“不倒”。自分の体から切り離された部位を操ることが出来る。

――ロンシャン・ヴィオッティ
犯罪組織“フッケバイン”に所属する女。黒い髪をシニヨン、キャミソール、ショール、ロングスカートという格好をし、刺青は胸元に入れている。
保有ディバイダーは“ディバイダー550グルックナー”。何かしらの巨大生物の牙のような形状のもの。
病化特性は“変態”。攻防速すべてに優れたドラゴン形態を始め、狼や鳥や人魚といった様々な姿に変身できる。

――グランダム・ティアック
犯罪組織“フッケバイン”に所属する男。フッケバインの刺青が彫られたスキンヘッドにサングラス、インナーは着ずに龍が刺繍されたTシャツ、虎が刺繍されたハーフパンツにサンダルというラフな格好。
保有ディバイダーは“ディバイダー918スパイダー”。様々な形状の刃を有する十徳ナイフ型。
病化特性は“増殖”。脳の詰まった頭部以外の肉体の部位を好きなだけ増やすことが出来る。

シャル
「原作の“魔法戦記リリカルなのはForce”が未完で終わっちゃったから、こっちで勝手にオリジナルキャラを作ったわけだけど・・・」

ルシル
「やはり、リリカルなのはシリーズに血生臭い展開は必要ないと、望まれていなかったんだろうか。原作でカレンが旅に出ている親戚がどうのこうのと言っていたから、出せたようなものだったが。本来のメンバーも見てみたかったな」

シャル
「ちなみにサイファーの完全戦闘形態・鎧装、カレンの使った技、千匹皮、七羽鴉、十二猟師もオリジナルね。カレンはグリム童話のタイトルを技名にしてるから、作者もグリム童話からちょっと名前を変えて使わせてもらったんだよね」

――フォード・テルスター・スリュムヘイム
再誕戦争末期、ヨツンヘイム連合主導4界の1つ、深林世界スリュムヘイムの最後の王。セミロングの緑ヘアを七三分け。ダークブルーの瞳、月桂冠を被り、銀色のモーニングコートとスラックス、アスコットタイ、革靴という出で立ち。
植物を操る術に長けるスリュムヘイム術者の中でも最強と謳われていた、戦死した父王以上に優れているとされる。
アンスールのメンバーの1人にして煉生世界ムスペルヘイムの第1王女ステアに一目惚れし、大戦中に何度も求婚したが悉くフラれ、最後はステアとアリスの共闘によって戦死した。
――使用魔術
・レプロチェ
意:非難/蔓を操っての行う技の総称
・クテル
意:カッター/葉を手裏剣のように飛ばす
・アレグレ・バイレ
意:愉快なダンス/種子弾丸を打ち出す植物を生やす
・アグッハ・ヴェネノーサ
意:毒針/様々な形状の毒針を飛ばす
・ニエブラ・ベネノーサ
意:毒霧/様々な効果を有する毒霧を発生させる
・モレスタル
意;嫌がらせをする/複数の木々を生やす
・アタケ・デ・ライス
意:根の攻撃/生やした木々の根を使っての攻撃の総称
・ドラゴーン・デ・アルボル
意:木の龍/木や枝を龍に見立てて操っての攻撃
・オハ・ベネノーサ
意:毒の葉/毒性植物の槍を作り出す
・ベサル
意:キスをする/吸血植物の槍を作り出す
・ナシオン・デ・ラ・プラデラ
意:草原の民/草のフィールドを作り出す。異常環境に強いが燃える大地には弱い
・エキポ・プロテクトル
意:防具/体を覆う植物の鎧を作り出す
・アルマ・デ・エスピナス
意:棘の鎧/茨で出来た武器を作る
・フィエスタ・デ・コミダ
意:食事会/食人植物を生みだす
・カニョン・デ・ヒラソル
意:向日葵砲/大気中の魔力を吸収し、放射する花を作り出す
・フィエスタ・デ・バイレ
意:ダンスパーティ/木人を多数造り出す
・エクスペクタクロ・デ・コミコ
意:コメディアン・ショー/蔦や木で巨大な腕や足を作りだす
・ディアブロ・デ・ラ・プランタ
意:植物の悪魔/上記の強化版で、巨人の上半身を造り出す
・真技ディオス・デ・ラ・プランタ
意:植物の神/上記のさらに強化版で、巨人の全身体を何体も造り出す
・真技サタナス・デ・ラ・プランタ
意:植物の魔王/毒性をはらんだ植物で組まれた巨人
・創世結界・フィエスタ・デ・デスペディダ
意:送別会/フォードの魔術を一斉に発動できる世界を生み出す
詠唱:青々と広がるは果てに死地なる定めが草原。草は茂り、花は咲き、樹は満つ。蔓蔦はうねり、花弁は舞い、地気根は蠢く。其は絶望なりや。否、希望なり。恐れることなかれ。其は醜悪なりや。否、美麗なり。蔑むことなかれ。其は悪性なりや。否、良性なり。危ぶむなかれ。我は植物の神に愛されし申し子。我が言の葉に今こそ応じよ

――プリムス・バラクーダ・ウトガルド
再誕戦争末期、ヨツンヘイム連合主導4界の1つ、夢幻世界ウトガルドの歴代最年少の女王。レモン色の髪はワンサイドアップ。オレンジ色の瞳はツリ目。薄桃色のプリンセスタイプドレス。
幻影魔術に優れた術者を輩出するウトガルドの最後の女王。自世界民にすら恐れられるほどの幻術特化魔術師で、洗脳系薬学にも優れている天才少女。アリスを洗脳した薬もプリムスによって作り出された物。
ヴィーグリーズ決戦にて、“アンスール”のシエル、カノン、そしてアリスとの激戦の後に戦死。
――使用魔術
・破滅の猛獣/アタケ・デ・ベスティア
意:獣の攻撃/1体の獣型の幻影を生み出す
・殲滅の凶獣園/パルケ・ソオロヒコ・デ・デストルクシオン
意:破壊の動物園/数体、数十体の獣型の幻影を生み出す
・壊滅の幻人/アタケ・デ・ソルダド
意:兵士の攻撃:人型の幻影を生み出す
・尽滅の蹂躙軍/フエルサス・デ・オクパシオン
意:占領軍/数十人という人型の幻影を生み出す
・可憐なる私よ此処に/セグンド・プリムス
意:第二のプリムス/自分の分身を生み出す
・清楚なる私よ彼方へ/インテルカンビオ
意:交換/幻影と自分の位置を取り換える、一種の転移術式
・神騙す夢幻/レフィナド・イルシオン
意:洗練された幻影/質量を持った自身の幻影体を生み出すと同時、その場より100m以上の距離を強制転移する、緊急脱出用術式
・創世結界・心狂わす道化の国/テアートロ・エンガニョソ
意:偽りの劇場/対象の記憶を読み取り、そこから対象にとっての悲劇・絶望を繰り返し体験させる、精神破壊特化の真技

――レオン・レイ・ヴァナヘイム
再誕戦争末期、ヨツンヘイム連合主導4界の1つ、戦導世界ヴァナヘイムの王。七三分けの黒髪、柔和な赤い瞳。首の下から膝上までを覆う黒いタイツの上にキトンという出で立ち。中遠距離術式を一切持たず、鍛えに鍛えた筋骨隆々とした肉体の強化術式のみで、当時の連合四王最強と謳われていた術者。
末期中盤にて、天敵である多数の神器を同時に扱えるルシリオンと会敵。神器の雨で術式を突破されて戦死。
後に娘のヴェロニカが王となり、戦争を引き継ぐ。しかしヴィーグリーズ決戦にて父レオンと同様にルシリオンに討たれ戦死。大戦終結後、息子カトラスが“堕天使計画”を実行し、“アンスール”に一矢報いたが、洗脳した“エグリゴリ”達により殺害され、ヴァナヘイム王家は途絶えた。
――使用魔術
・パトリオタ
意:愛国者/ヴァナヘイム式における基本魔術。全身を魔力で覆う全身強化
・エヘクトル
意:処刑人/自己強化の1つで、攻撃力を強化
・グアルディア
意:番人/自己強化の1つで、防御力を強化
・ピオネロ
意:先駆者/自己強化の1つで、機動力を強化
・ティラドル
意:射手:視覚強化
・マゴ
意:魔導師/自己強化の1つで、魔力攻撃力の強化
・サビオ
意:賢者/自己強化の1つで、魔力防御力を強化
・レイ・デ・ラ・ゲラ
意:戦争の王/魔力消費を度外視した全自己強化の一斉発動
・真技サタナス・デ・ラ・ゲラ
意:戦争の魔王/全魔力を用いての短期決戦用の自己強化

――アーサー・ブラック・セダン
再誕戦争末期、複合世界ミッドガルド主星ミッドガルドの防衛軍に所属する召喚魔術師。切り揃えられた赤い髪、水色の切れ長の瞳、ココアブラウン色の軍服姿。ヨツンヘイム連合の数ある部隊の内、12個の特務部隊を治める12人の部隊長、“特務十二将”の一角でもある。
大戦末期、“アンスール”や“ヴァルキリー”の参戦以前は脅威とされていた召喚術師だったが、広域系を扱える術者の多い“アンスール”・“ヴァルキリー”に苦戦を強いられることが多くなり、対抗するために禁呪に手を出す。上位魔族召喚を単独で行い精神汚染され、狂気に支配されて暴走、果てに“アンスール”のシェフィリスによって討たれる。
――使用魔術
・震天弓
雷撃の弓を生成する
・迅雷
直射弾を放つ
・雷放陣
雷撃を全身から放っての全身防御
・電衝
雷撃を纏わせた打撃技の総称

シャル
「まさかまさかのANSURシリーズ第一章・大戦編の敵組織のトップや幹部が敵として出て来るなんてね」

ルシル
「私たちアースガルド同盟軍からすれば敵だが、シャルから見れば味方だろ?」

シャル
「ハッ、冗談! ミッドガルドは元々アースガルド同盟とヨツンヘイム連合の戦争に参加するつもりなんて無くて、中立のまま終わるのを待つはずだったのに・・・。連合の連中が無理やりミッドガルドを巻き込んで来たんだから、味方と言うより敵だよ、敵!」

――ガーデンベルグ・ブリュンヒルデ・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律稼働人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の1体。完成機としては長子となるが、兄として試作機ロヴァルが存在している。
最初の完成機として全属性を扱えるように調整されており、各属性の魔力剣を生成して戦うというスタイルだったが、魔造兵装2位・“呪神剣ユルソーン”のレプリカを主装備としてからは魔力刃付加というスタイルに変更した経緯を持つ。
――使用魔術
:雷霆・斬烈閃
羽根の形をした雷撃系魔力を“ユルソーン”に付加しての直接・放出斬撃
:雷霆・斬烈爪
雷撃系魔力を身体に付加する
:浄火・斬烈閃
羽根の形をした炎熱系魔力を“ユルソーン”に付加しての直接・放出斬撃
:浄火・斬烈爪
炎熱系魔力を身体に付加する
:凍波・斬烈閃
羽根の形をした氷雪系魔力を“ユルソーン”に付加しての直接・放出斬撃
:凍波・斬烈爪
氷雪系魔力を身体に付加する
:風雅・斬烈閃
羽根の形をした風嵐系魔力を“ユルソーン”に付加しての直接・放出斬撃
:風雅・斬烈爪
風嵐系魔力を身体に付加する
:光瑳・斬烈閃
羽根の形をした閃光系魔力を“ユルソーン”に付加しての直接・放出斬撃
:光瑳・斬烈爪
閃光系魔力を身体に付加する
:影夜・斬烈閃
羽根の形をした闇黒系魔力を“ユルソーン”に付加しての直接・放出斬撃
:影夜・斬烈爪
闇黒系魔力を身体に付加する
:豪地・斬烈閃
羽根の形をした土石系魔力を“ユルソーン”に付加しての直接・放出斬撃
:豪地・斬烈爪
土石系魔力を身体に付加する
:皇魔・斬烈閃
羽根の形をした無属性魔力を“ユルソーン”に付加しての直接・放出斬撃
:皇魔・斬烈爪
無属性魔力を身体に付加する
:呪刻・斬烈閃
“ユルソーン”の保有する魔力を解放して発動する真技の1つ。魔造兵装2位という強大すぎる神秘を含んだ魔力刃を“ユルソーン”に付加しての直接・放出斬撃。大半の上位神器すらも破壊できる威力を有し、掠るだけでも必殺効果を発揮する
・呪神・断界閃
上記の真技発動中にのみ扱えるもう1つの真技。展開している魔力刃を無数に枝分れさせ、全方位に斬撃を加える。
・顕召・界支七精/プロヴィデンス・セイバー
ガーデンベルグが“ユルソーン”を主装備にする前に開発していた真技。炎熱、氷雪、風嵐、雷撃、閃光、闇黒、土石、無属性の魔力で構築された2mの大剣8本を翼のように展開し、さらに8属性の魔力を一纏めにした大剣1本を生成。それら9本の魔力剣での多斬撃術式。
・高き者にして強き者/バリエンテ・ディオス
意:勇敢な神
最後のヴァナヘイム王カトラスの固有スキル+人格データの強制発動。魔力を使わず、上位神器クラスの能力と神秘を身体に付加させるうえ秘匿性が高いために察知されにくく、初見必殺のプログラム。
・マルバド・サルド
意:悪質な挨拶/触れているものに神秘の波動を打ち込む。上位神器クラスの神秘であるため、十分に致命傷になりうる。
・氷装甲冑/セレシウス
氷雪系魔力を纏う、対氷雪系防性術式
・風装甲冑/シルフ
風嵐系魔力を纏う、対風嵐系防性術式
・地装甲冑/ノーミード
土石系魔力を纏う、対土石系防性術式
・火装甲冑/サラマンダー
炎熱系魔力を纏う、対炎熱系防性術式
・雷装甲冑/ヴォルト
雷撃系魔力を纏う、対雷撃系防性術式
・光装甲冑/シャイン
閃光系魔力を纏う、対閃光系防性術式
・闇装甲冑/シャドウ
闇黒系魔力を纏う、対闇黒系防性術式
・元装甲冑/マクスウェル
無属性魔力を纏う、通常防性術式
・最速神駆/ヘルモーズ
短距離高速移動術式
・天空翔駆/グリンブルスティ
開発者ルシリオンの剣翼アンピエルと同様の効果を発揮する8枚の剣翼を展開する、空戦機動形態。

――リアンシェルト・ブリュンヒルデ・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律稼働人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の1体。女性型として初であるため長女とされている。開発者シェフィリスも連なるニヴルヘイム王家を外見モデルにしおり、ニヴルヘイム王家の扱う氷雪系に特化するよう開発された。魔術開発能力に優れ、自力で創世結界を生み出せた最初の“ヴァルキリー”でもある。
女性型“ヴァルキリー”の長姉であることに誇りを持ち、誰からも姉と慕われる。
――使用魔術
・拒絶し反射するは輝ける鏡面/アダナクラスィ・エネルゲイア
意:エネルギー反射。純粋魔力系術式を跳ね返す鏡盾を展開する
・この手で触れたものは等しく眠りへ/ズィアヴロスィ・プロセフヒ
意:祈りの浸食。触れているものを凍結させる
・天壌に靡くは輝ける氷幕/アヴレァ・ピュッロン
意:花弁のカーテン/無数の氷の花弁でオーロラをつくる
・雪人降臨祭/キオナンソロポス
意:雪だるま/巨大な雪だるま軍団を落下させる
・想うが故に叶いたる願望/プロセフヒ・アグノス
意:純粋なる祈り/開発者ルシリオンのコード・エイル並の効果を発揮する治癒術式
・我が氷雪に炎熱に届かない/ニパス・アスピス
意:吹雪の盾/いかなる炎や熱も通さない極寒の吹雪を発せさせる
・氷刃舞う砕嵐/テュエッラ・クスィフォス
意:刃の大嵐/氷の薔薇の花弁による包囲攻撃
・炎熱を奪取せし雪風/ピュレトス・エピクラテーシス
意:熱の征服/対象から熱を奪って凍傷を起こし、体を腐らせたり一気に凍らせて砕いたりする
・天魔万象を凍てつかせる氷華/コーリスモス・アントス
意:別離の花/対象を巨大な花に飲み込ませて全身を切り咲き、さらに傷口から凍結させる
・蒼天に座して輝く氷神十二冠/コキュートス・アステール
意:氷結地獄の星/惑星丸ごと覆えるほどの巨大な魔法陣を12枚と展開し、魔法陣の内側の気温を下げ、外側からの攻撃を問答無用で凍結させ、内側を氷漬けにする攻防一体の防性結界
・蒼天に座して穿つ氷王八冠/アペルピスィア・アペレフセロスィ
意:絶望の解放/空対空地多弾連続凍結砲撃を放つ大魔法陣8枚を展開する
・星を墜とす/フォティア
意:発射/上記の術式の発射号令
・蒼天に座して曇る氷精四冠/ニパス・ウラノス
意:天の吹雪/吹雪や雪崩を発生させる魔法陣4枚を展開する
・猛威振るう雪墜打/キオノスティヴァス・スフィリ
意:槌雪崩/膨大な質量を持った雪崩で相手を圧し潰したり、防壁とする
・召喚・雪皇鯨/ペークシス・パライナ
意:氷結鯨/大小様々な氷の鯨を造り出す
・衝きて凍らす大氷柱/ピュセーマ・クルスタロ
意:氷柱の爆風/生成した氷の尖塔で対象を突き、接触個所から凍結を行う
・天花護盾/クリュスタッロス・アントス
意:結晶花/シェフィリス直伝のニヴルヘイム式氷雪系術式の1つ。雪の結晶状の盾を展開する
・美麗散華/エレオス・ソヴァロ
意:荘厳なる慈悲/シェフィリス直伝のニヴルヘイム式氷雪系術式の1つ。氷の花弁を無数に生成し、槌のようにして対象を叩き潰す
・其の散り様は儚く美しく/カタレフスィ
意:崩壊/氷で作り出したものを崩壊させる
・万華運ぶ惨酷の氷流禍/ディミオス・エカト・エカトミリオ
意:1億の処刑人/無数の花弁を龍のようにして操り、対象に突撃させる
・無間景氷河界/コキュートス・エオニオティタ
意:永遠の氷結地獄/旧真技。超広域凍結術式。術式の発動中は、自身の魔術効果を強化できる
・極寒薔薇園/ロドン・パラディソス
意:楽園の薔薇/リアンシェルトが自力で開発した創世結界にして新真技。地平線の彼方まで氷で出来た薔薇が咲き誇る世界を創世する。
――詠唱:私の両手は、大切な存在(ひと)達の血に塗れて。かつて抱いた想いは今、私の存在を大きく軋ませる。この身には、もう貴方への想いはあってはいけない。そんな私に許されるのは、その存在(ひと)達を傷つけた罪に苛まれ、己を罰する時間のみ。あれから幾星霜。己を許せずにいられない私は、苦しさから逃れたくて心が凍てつくことを願う。だけど懸命に消し失わせようとした想いへの未練に泣き、いつか貴方の手で滅ぼされる日を待ち望み続けながら涙する。この庭園に咲き誇る薔薇と共に散り逝くその時を、いつか必ず迎えられますように。

シャル
「ほんっっっっっっとぉぉぉ~~~~~~に!! お疲れ様!! ガーデンベルグ、リアンシェルトも無事に救うことが出来たね!」

ルシル
「ああ、ありがとう。開発者として、父として、戦友としての肩の荷が下りたようだよ。シエル、シェフィ、カノンの魂も無事に輪廻の輪に還すことが出来た。あとは、ルシリオン・セインテストとしての人生を完遂するだけだ」

――パイモン・エグリゴリ
番外コーナー:う・ら・ば・な~~~~ファイブ!と同文
――使用術式
・封鎖防壁
何重もの魔力防壁
・捕え縛る水霊の愛手/コムモトコス
意:聖母の褒美(コムモドゥム・セオトコス)/生成した水の手で相手を捕まえる
・跳ね返す揺ぎ無き水塊/ブークライム
意:スライムの盾(ブークリエ・スライム)/弾力のある水の塊を生成する
・逆巻く激流の暴威/アベルドール
意:水渦(ヴィアベル・ヒュドール)/水の渦で自身の周囲を薙ぎ払う
・飛翔する衝撃の飛沫/リターフェラ
意:飛ぶ宝石(リターチ・スフェラ)/水の弾丸を発射
・静穏なる碧色の瀑雷/ポスィドトゥーヌス
意:海神の星(ポスィドナス・ネプトゥーヌス)/水の機雷を作る
・激動する水霊の歯牙/ヴァダーヒスモス
意:水の咆哮(ヴァダー・ヴリヒスモス)/今日水圧の水流を放つ
・瓦解せる喰飲の龍咆/アルティフォドス
意:突撃する鉤爪(アルティーリョ・エフォドス)/水で構成されたを龍を突撃させる
・絡み付く泉湖の水精/リムヴォースト
意:湖の尾(リムネー・フヴォースト)操った水で対象を飲み込み拘束する
・深淵へ誘いたる微睡の水霧/ラフェルニオン
意:夢霧(アラフェル・エニュプニオン)睡眠性の霧を発生させる
・止め処なき水塵の流壁/デファンクテース
意:防御滝(デファンス・カタッラクテース)/上空から多量の水を降らせて障壁と成す
・流麗なる乙女/ウンディーネ
吹き抜けのある水柱で自身を覆う
・奪取せし大食らいの渦流/ダンフティス
意:盗賊の舞(ダンス・クレフティス)/魔力を吸収する水流を発生させる
・苛烈なる殲滅の大瀑布/ウアスクテース
意:最大限の滝(ウアスヴェイジ・カタッラクテース)/最大水量の塊を対象の頭上から降らせる
・千変万化の水纏鎧/ゼーユンプラーチ
意:人魚の鎧(ゼーユングファー・プラーチイェ)/人魚の形状をした水の塊で全身を覆う
・偉大なる蒼に染まる水星/ミールキアーステール
意:美しき星の大洋(ジャミール・アキアーン・アステール)/創世結界にして真技。地表が海のみの世界を創る

――クルックス・アルヴィト・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律稼働人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の1体。第2世代アルヴィト隊の隊長を務める、顕地の槍の二つ名を有する土石系最強の“ヴァルキリー”。
開発者の2人が土石系を苦手としたり使えなかったりということで、土石系最強と当時から有名だったカーネルの協力の下に開発された。ルシリオンとシェフィリス以外の人間が開発に携わった最初の機体でもある。
――使用魔術
・砂槍・一閃
超振動している砂の刃を纏った穂による攻撃の総称
・砂槍・穿突
槍を地面に突き刺し、直径50m圏内限定で任意の場所から切断力に優れた砂の刃を発生させる。
・岩槍・一閃
穂や石突に岩石を纏わせ、切断力や貫通力より打撃・破壊力を最優先する一撃の総称
・岩槍・穿突
槍を地面に突き刺し、任意の場所に破壊力に優れた岩の槍を突き出させる。
・晶槍・一閃
水晶を穂と石突に纏わせての攻撃の総称。
・晶槍・穿突
槍を地面に突き刺し、任意の場所に貫通力に優れた水晶の槍を突き出させる

――ティーナ・ヒルド・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律稼働人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の1体。第3世代ヒルド隊の隊長を務め、凶狩の紫炎の二つ名を有する炎熱系最強の“ヴァルキリー”。
炎熱系最強の魔術師であるステア、ほぼ同位であるセシリスの協力の元に開発された。
性格は自己強化したうえで前線に突撃する特攻大好きな、ヘルヴォル隊に相応しいミサイル気質。それでもヒルド隊の長を務められているのは妹の存在が大きい。年少組であり陽気な性格ながらしっかりした妹ナーティアや部下たちがティーナの特攻気質を抑え、なんだかんだヒルド隊は上手く機能している。
――使用魔術
・火葬拳/フレイム・シェル
炎を纏った拳での打撃
・火葬砲拳/フレイム・カノン
拳に纏わせた炎を、拳打と同時に炸裂させる
・火葬墳炎/イラプション・エラ
炎のフィールドを発生させ、至る所から炎を噴き出させる
・火葬疾駆/フレイム・チャージ
炎を纏っての突進
・火葬爆砲/エクスプロージョン・コメット
単発の火炎砲弾。任意の場所で爆破できる
・火葬円壁/ファイアウォール
炎の城塞を発生させる
・火葬煉棺/ルナティック・クルメイション
真技。対象を掴んだ状態で爆炎を発生させ、そのまま相手を燃やし尽くす
・大火葬殲滅爆火/スキャタリング・ファイアワークス
真技。発生させた巨大な火柱から無数の火炎弾を四方八方に放ち、一斉炸裂させて広域空間を殲滅する

――ナーティア・ヒルド・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律稼働人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の1体。第3世代ヒルド隊の副隊長を務め、凶狩の蒼水の二つ名を有する。開発者2人の協力の元に新たに開発された水流系という属性に特化した“ヴァルキリー”。
水流系初の実験機として開発され、最初機ロヴァルの協力、後続機たちと共にアップデートを繰り返すことで、水流系の完成機へと至った。水流系の扱いに関しては開発者2人よりも優れている。
身長が150㎝以下の子ども型、通称“年少組”の一員で、暫定リーダーとなっている。ナーティアが開発されるまでに年少組モデルは9体と開発されているが、年少組内で開発順ではなく役職で決めようと話になり、渋々だがナーティアは受け入れた。
――使用魔術
・水陣震穣波/リグル・ウェイブ
多量の水を素手で掴み上げて波を発生させ、対象を押し流す。多量の水のある場所限定
・蠢縄洗辱手/ヒュミリエーション・バインド
魔力を吸収する水の縄で相手を拘束する。触れた個所の魔力を奪うため、魔力の服なども消去される
・飛翔瀑水珠/スプラッシュボム
生成した水の弾丸を放つ
・九頭海龍神/ディセント・ミソロジー
9つの水龍を生成する
・流海水撃砲/アクア・ストリーム
高水圧の水を放出する砲撃
・瀑波大帝国/フラッド・エンパイア
真技。水のフィールドを造る

――氷月(ひづき)・ラーズグリーズ・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律稼働人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の1体。第4世代ラーズグリーズ隊の隊長を務める、瞬凍の狩り手の二つ名を有する氷雪系最強機体。
リアンシェルトを皮切りに開発され続けてきた氷雪系における完成機。ニヴルヘイムと同じ氷雪系術式に優れたヨツンヘイム魔術師に対して優位を取るために、初の絶対的な対氷雪系として開発された。対象の氷雪系術式の効果を受けない通常防壁――肌、自身の氷雪術式を相手の氷雪術式に無理やり割り込ませて破壊する対抗術式を有する。
――使用魔術
・砕氷牙
対氷雪系術式の魔力を付加
・針通勁
防御貫通効果を有する刺突

――アーフィ・ラーズグリーズ・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律稼働人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の1体。幻界の司書の二つ名を有するラーズグリーズ隊の副隊長。儀式系に特化した“ヴァルキリー”シリーズの最初機で、保有術式の数で言えば全“ヴァルキリー”の中で一番とされる。
儀式系シリーズの“ヴァルキリー”は基本全属性を操れるが、アーフィは炎熱系を好んでよく使う。
――使用魔術
・轟火之砲光
単純な火炎砲撃。単純ゆえにアーフィは1000発まで一斉発射できる
詠唱:奔れ、紅蓮の砲光。敵に向かいて燃え穿て
・火獄之弾牢
何十発と言う火炎弾で対象を包囲し、一斉着弾、そして爆発によるダメージを与える
詠唱:囲め、無限花火。敵を覆いて焼き払え
・炎壁之穹窿
ドーム状の炎の膜で防御する
・炎人之焚腕
ルシルのコード・イロウエルを元とした炎の巨腕の召喚
詠唱:猛れ、炎の巨人。汝の炎腕にて燃やし尽くせ
・炎人之降臨
炎で構築された人形を召喚する
詠唱:参ぜよ、炎の巨神。汝の進軍にてすべてを灰燼に帰せ
・煉獄之火宴
対象の足元から炎の竜巻を噴出させて焼き殺す
詠唱:火は命の光にして死の影。十方世界を悉く照らしては焼き滅ぼす。生ける者よ、一天四海を燈す希望の光り火を見よ。死せる者よ、冥土幽界を焼く絶望の禍つ火を見よ
・火天之王
任意空間を爆破させるというもの。同時に最大200か所を爆破することが可能
詠唱:自己の願望成就。その道程は他者の蹴落とし也。落とされし者等が築くは無残無念の 敗衄(はいじく)の山。其の頂きに立つは望みを成し得た勝利の王。王は叶えし願いの頂で大いに笑う
・光火之咆哮
閃光と爆音による対象の視聴覚封じの、言うなればスタングレネード
・渦炎之煉圏
炎の渦を盾として、攻撃を防ぐというもの。最大で直径1kmまで広げる事が可能
・エンシェント・ロジック
幾何学模様の盾を展開する。
・リベレーション・フォース
魔導書のページを切り離しての攻防一体

――カレン・ラーズグリーズ・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律稼働人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の1体。砂城の童姫の二つ名を有する、ラーズグリーズ隊に所属する土石系“ヴァルキリー”。
年少組ということで幼い少女の外見をしているが、喋り口調はかなり古風。第1世代ブリュンヒルデ以降の“ヴァルキリー”は、それぞれの属性の最強を誇る“アンスール”メンバーが協力して開発されているため、カレンは自分の開発に携わったカーネルに対しても特別に深い愛情を抱いている。190㎝の高身長のカーネルに対し自身は143㎝の低身長であることをよく思っておらず、放し方だけでも大人っぽくなりたいという考えから古風な口調に変化させた経緯を持つ。
――使用魔術
・セグワーチェ・ファンタズマ
意:幻想の子分/砂でローブ姿の人型を作る
ロッチャ・プロテツィオーネ
意:保護岩/岩で壁盾を作る。砂で作るサッピア、結晶で作るクリスタッリッザツィオーネ、土で作るテッラの3種がある
・テッレーノ・カンノーネ
意:地砲/石礫と砂を螺旋状に渦巻かせて横に放つ砲撃
・ソルプレーサ
奇襲/対処の足元から岩石の壁を突き出させる
・マルテッロ・ソルプレーサ
意:奇襲槌/巨大な岩の壁を生み出し、相手に向かって倒れさせる
・テンペスタ・ディ・サッピア
意:砂嵐/1つから複数の砂嵐を発生させる
・ミーナ
意:地雷/地表にトラップを仕掛ける
・トッレ・トンバ
意:墓塔/岩石の塔を地面より突き出させる
・スパーダ・グランデ・ディ・アンジェロ
意:天使の大剣/土や岩や砂や結晶といった、様々な大地の素材で巨大な剣を造る
――サッピア・スパーダ――
意:砂剣/砂で形作られた剣

――レンマーツォ・ヘルフィヨトル・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律稼働人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の1体。第5世代ヘルフィヨトル隊の隊長を務める、星貫の射手の二つ名を有する狙撃系最強機体。
最初の狙撃系機であり実験機である第1世代ブリュンヒルデのフィヨルツェンが得た実戦データが反映され、狙撃系として最高値スペックを得ている。狙撃系機体もそうだが、各シリーズの“ヴァルキリー”達は得た経験をシリーズ内の機体に反映させていくため、隊長・副隊長・隊員の役職の区別はあるものの最終的にはスペック的に差異は無くなるようになっている。
――使用魔術
・蹂躙せし螺旋角/アーク・ヒーリックス
暴風の矢を放つ
・最果て穿つ一角/スナイプアロー
長距離狙撃用の魔力矢
・捻じ伏せる破壊角/ブレイク・スティンガー
鏃型の魔力弾を打ち込み、爆発させることで障壁などを破砕する
・追翔せし破滅角/ワンダリング・ターミネイター
誘導型の矢を放つ

――レイル・ヘルヴォル・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律型人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の1体。シュヴァリエルを隊長とするヘルヴォル隊の副隊長を務め、法界の司書の二つ名を有する。
“ヴァルキリー”の中でも数少ない儀式系術者の1機で、保有する魔術の数も姉である幻界の司書アーフィに並んで多い。全属性を操れるように開発されているが、レイルは好んで無属性術式を多用する。
――使用魔術
・フュルギア
意:北欧神話に登場する、人に付き添う霊的存在/真技の1つ。保有する数多くの魔術から選んだ5つの術式を持たせた分身体を作り出す。最大で6体を作り出すことが出来る
・スティールハンド
魔力で創り出した半透明の腕で相手に触れ、魔力や体力などを奪う
・フィストカノン
魔力で創り出した半透明の腕を砲弾として射出する
・ハンマーアーム
魔力で創り出した腕による打撃全般
・パームシールド
魔力で創り出した手の平を盾とする防性術式
・スクイーズマター
魔力で創り出した手で対象を握り潰す

――エッタ・ヘルヴォル・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律型人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の1体。シュヴァリエルを隊長とするヘルヴォル隊に所属。鋼弾の銃撃手の二つ名を有する。
少女型だが一人称は“僕”で、性格はおどおどしたネガティブ系。しかし戦場では、コルトM1855リボルビングライフルをモデルとした“星填銃ゲンドゥル”、モーゼル・シュネルフォイヤーM712をモデルとした“星填銃スケグル”による精密にして無慈悲な銃撃にて、数多くの連合術師を殺害する冷酷無比な暗殺者として名を馳せた。

――リッタ・ヘルヴォル・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律型人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の1体。シュヴァリエルを隊長とするヘルヴォル隊に所属。鋼拳の特攻者の二つ名を有する。
エッタの妹にあたるが、170㎝の高身長、一人称が“俺”など口調や性格が男勝りということもあって、妹どころか姉妹とすら聞かなければ判らないほどの凸凹姉妹である。
手の甲側に鋼のプレートをあしらった指ぬきグローブ型神器、“鋼甲ライデンシャフト”を装備し、素手での殴り合いという近接特化機体。そのため戦場ではいつも姉リッタの援護を受けている。
――使用魔術
・イグニッション
魔力炉(システム)の稼働率を上げ、スペックを上昇させる自己強化
・ヒーティング・ソウル
魔力炉(システム)の出力をさらに上げて全身を発熱させ、魔力出力・神秘増大を行う二段階目の自己強化

――プリメーラ・ランドグリーズ・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律型人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の1体。雷撃系最強の“ヴァルキリー”で、ランドグリーズ隊の隊長を務める。
以下“えぴそ~ど・ツゥーのう・ら・ば・な。その2っ♪”同文。
――使用魔術
・震破
雷撃を付加した打撃技の総称。肘槍は肘打ち、指槍は貫手、掌槍は掌底、拳槍は正拳、膝槍は膝蹴り、脚槍は突き蹴り
・雷閃指弾
小さく圧縮した雷球を親指で弾いて飛ばす
・疾閃雷翔駆
超高速移動
・天墜翔雷拳
雷撃で形作られた拳を放つ
・雷覇双天槌
両手に発生させた直径2mほどの雷球を投げ放つ
・通天晃雷落
一瞬にして雷雲を発生させ、地上に向けて雷撃を降らせる
・障破雷靠打
中国武術・八極拳の1つ、鉄山靠。正式名称を貼山靠。雷撃を纏っての背面体当たり
・蹴破斬雷舞
雷撃を纏わせた薙ぎ払い蹴り。蹴りの軌道に合わせて弧を描く雷撃が発生
・円噴地雷陣
踏み込みと同時に雷撃が付加された衝撃波を放射状に放つ
・紫電轟鞭天
雷撃の鞭による広域攻撃
・掌掴雷凄劾
対象を鷲掴んだ手より放電する零距離攻撃
・双打雷重拳
左拳を打って雷撃の拳を放ち、間髪入れずに右拳を打つことで放たれる雷撃の拳が途中で合流。さらに巨大かつ高速となって敵を打ち砕く
・天環襲雷華
真技。敵を空高く吹き飛ばし、追随すると同時アースガルド魔法陣を展開。敵を追い抜くと同時に反転して、敵を魔法陣へと叩き落とし激突させる。敵に向かって急降下し、強大な雷を纏った拳を打ちつける。

――ソアラ・ランドグリーズ・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律型人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の1体。プリメーラを隊長とするランドグリーズ隊の副隊長を務め、戦駆の騎将の二つ名を有する。
プリメーラと同様に雷撃系に特化した“ヴァルキリー”であり、雷撃系魔力で動物を生成し、それに騎乗する戦闘スタイル。
身長が150㎝以下の子ども型、通称“年少組”の一員だが、ソアラは若干抵抗を抱いている。しかし8世代の中で下から2番目のランドグリーズシリーズということもあって活動年数も低い方なため、若いことには変わらないからと渋々諦めている。
――使用魔術
・ダンツァ・ブリッツ
意:雷撃の舞踏/雷光で創った動物を突撃させる
・インボカシオン・アポストロ
意:使徒召喚/雷光で動物を創りだす
・マルソ・カヴァリエーレ
意:騎兵行軍/作り出した動物と共に敵へと突撃する
・ジャヴェッロット・トゥオーノ
意:雷の投槍/槍に雷撃を纏わせ、突く動作と共に雷撃の槍を発射する
・インヴィタ・ディストルツィオーネ
意:破壊を招く/雷撃を纏わせての攻撃の総称
・スクード・シニストラ
意:左の盾/左腕に魔力の籠手を展開する。他に右腕のデストラがある
・アルマトゥーラ
意:鎧/魔力を全身に纏わせる防御

――クリスト・ゲイルスケルグ・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律型人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の1体。再誕戦争に投入された“ヴァルキリー”の最終世代、第8世代ゲイルスケルグ隊の隊長を務める、黒煌の紡ぎ手の二つ名を有する闇黒系最強の“ヴァルキリー”。
最終世代ということで完成度は先行機体のどれよりも高く、安定した性能を発揮できる。闇黒系最強の魔術師であるフォルテシアの協力の元に開発され、クリストは開発者2人だけでなくフォルテシアのことも母として慕っている。
・モンターニュ・ノワール
意:黒い防御/限界まで硬質化を高めた影の障壁を発生させる
・ピュニシオン・マルトー
意:槌罰/前面に展開した魔法陣に神器を打ち付け、放射面より魔法陣のサイズに合わせた影の円柱を勢いよく出現させる
・ヴォラール・ショーヴル・スリ
意:蝙蝠の盗賊/闇で出来たコウモリを無数に解き放ち、対象に殺到させる。噛みつくと魔力を吸収し、クリストの元に戻ってその魔力を供給する
・アシエ・キャラパス
意:鋼の甲羅/両腕のバックラー部より影の渦を発生させ、防いだ攻撃を削り取って無力化させる

――ラスティア・ゲイルスケルグ・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律型人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”の1体。再誕戦争に投入された“ヴァルキリー”の最終世代、第8世代ゲイルスケルグ隊の副隊長を務める、500体目の最終ロールアウト機。二つ名は終葬の奏旗。年少組のサブリーダー。
最終開発機ということで隊長のクリストよりも基本スペックは高く、保有魔力量も“ヴァルキリー”一。 “アンスール”メンバーの術式が込められた神器、“ポータブルキングス”によってメンバー達の術式を扱える。そのため連合術師に“アンスール”が居ると思わせる偽装が出来、ゲイルスケルグ隊は陽動作戦を多々任されていた。

――ロヴァル・ヴァルキュリア
ルシリオンとシェフィリスの両名によって創り出された完全自律型人型魔道兵器・“戦天使ヴァルキリー”、その試作機。第1世代ブリュンヒルデより先に開発された真の長子。外見は開発者2人に子どもが出来た際の見た目をシミュレーションして決められ、まさに父ルシリオンと母シェフィリスの子どもに相応しい者と言える。
後の弟妹たちの誕生のために無茶なアップロードも受け入れ、さらに生まれた弟妹たちの実戦投入前の模擬戦相手として活動していた。
全属性の他に試作水流系をアップロードされたロヴァルは、水流系の“ヴァルキリー”達のために開発者2人や試作機ナーティアと研鑽を重ね、さらに後継機の協力も始まり、ようやく水流系を完全なものへと昇華させた。
500体の“ヴァルキリー”の開発終了後、ガタが来ていたロヴァルは延命処置のために再誕戦争終結後まで休眠モードにされたのだが、思いのほか修復がうまくいかず、そうこうしているうちに堕天使戦争が勃発。ルシリオンがアースガルドへ帰還するまで眠り続けていた。
名の由来:北欧神話に登場する、人間の先祖、高名な戦士を意味するロヴァル。

シャル
「敵としてヴァルキリーのエインヘリヤルを出したんだよね? なんでルシルにとって味方、子どもなのに悪事を働かせようとしたわけ?」

ルシル
「元々は連合の特務十二将か、もしくは完全なオリジナルキャラを出す予定(すでに設定は出来ていて、途中まで使っていた)だったようだ。が、どうせなら私を慕ってくれている子ども達を出した方が流れとしては自然じゃないか?という考えから、ヴァルキリーを採用(まるまる変更)したそうだ」

シャル
「ルシルたち同盟と敵対してた連合幹部が、敵だったルシルの味方をするというのもおかしな話だし、どうせなら無条件で指示を聞いてくれそうなヴァルキリーを選ぶよね」

ルシル
「四王は、出すタイミングがヴァルキリーより早くなっただけで使う気は元々あったようだ」

シャル
「生前の私が出来なかった四王への恨みを、イリスたち転生者がぶつけてくれるっていう展開は個人的に良かったね。勝敗を付けられなかったのはいただけないけどね」

ルシル
「本来は決着をつけさせる予定だったが、エインヘリヤルとはいえ再誕戦争末期では最強クラスだったからな。1対多数だからといって弱体化している現代の魔術師が連中に勝つのはどうなの?ということで、お蔵入りになってしまった」

――ノイエーラ・スルーズル・ヴァルキュリア
リアンシェルトの協力の元にイリュリアの技術部が開発した、試作型氷結の融合騎ヌンマー・ヌル・ヌル・ヌル・ズィーベン――現アイリ・セインテストの本来の名前。ヴァナヘイムに無理やり追加された自己進化プログラムが将来的に御しきれなくなると考えたリアンシェルトは、いずれ暴走するであろう自身を殺すための追加戦力がルシリオンに必要と考え、自身の神秘や術式を強制的に無効化・弱体化させるプログラムを組み込んだアイリの製作を決定。イリュリア技術部に気付かれることなくリアンシェルトはそのプログラムを追加することに成功。
当初からアイリとルシリオンの融合同調率が高かったのは、リアンシェルトが仕組んでいたことによるもの。リアンシェルトの危惧は正しく、対リアンシェルトであったアイリのおかげでルシリオンは勝利することが出来た。
名の由来:ノイはドイツ語で、新しい。エーラはドイツ語で、時代。スルーズル/北欧神話に登場するヴァルキュリアの1人、強き者を意味するスルーズル。

ルシル
「初めてアイリとユニゾンしてから心のどこかで感じていた違和感の答えが↑だった。まさか、初めから私専用の強化パーツ・・・と言うのはアイリに失礼だな、そう相棒だったとは。リアンシェルトの覚悟にも、アイリにもずっと救われていたんだな、私は・・・」

――七元天使
天界にて神の手足となる、熾天使、智天使、座天使、主天使、力天使、能天使、権天使、大天使、天使の九階級から隠された、真の最上位階級。神の創造物でありながら神と等しい権威、権能を有する。神の創造物であるため反抗心を抱くことはなかったが、突如として反逆者が誕生し、天界を二分する事件が発生した。
メンバーは、神の祈願テフィラーエル、神の禁忌タヴーエル、神の奇跡ネスエル、神の福音ベソラーエル、神の秘密ソッドエル、神の伝説アガダーエル、神の象徴セメルエルの七柱

――セメルエル
天界に反逆を起こし、人間界や魔界を巻き込んだ三界大戦の勃発を引き起こした七元天使の一柱。神の象徴の意味を持つ名を有する。神の下す人間界・魔界への不干渉の盟約に不満を抱き、同じ不満を持つ他天使を唆して反逆戦争を引き起こす。

――アグダエル
天使九階中上級三隊熾天使所属。神の親指の意味を有する天属。

――エツヴァエル
天使九階中上級三隊熾天使所属。神の人差し指の意味を有する天属。上級三隊の天属には珍しい人型天使。

――ダムエル
天使九階中上級三隊熾天使所属。神の血の意味を有する天属で、反逆に加担した堕天使。

――ハロムエル
天使九階中上級三隊智天使所属。神の夢を意味を有する天属で、反逆に加担した堕天使。

――ヘルトエル
天使九階中上級三隊智天使所属。神の自由を意味を有する天属で、反逆に加担した堕天使。

――ケエヴエル
天使九階中上級三隊智天使所属。神の痛みを意味を有する天属。

――カメアエル
天使九階上級三隊座天使所属。神のお守りを意味を有する天属。

――ダットエル
天使九階中中級三隊主天使所属。神の信仰を意味を有する天属で、反逆に加担した堕天使。

――シガオンケラハ
魔界中層に棲む魔獣属竜種シガオンケラハ族。シガオンは狂気、ケラハは氷を意味する。巨体を誇る翼竜で、体表面にいくつもの骸骨や氷の尖塔を生やす。中層の魔族ではあるが竜種ということもあって、有する神秘は下層・最下層でもおかしくはない。

――ディアヴァルネールのラアル
魔界最下層の奥地にある魔族魔人種鬼人属ディアヴァルネール族の国ヤッフェル出身で、国の行政を司る本家の元目付役。酒・戦、逆境・困難が何よりも好きな戦闘狂の鬼人で、魔界最初期では先陣を切って様々な魔族と殴り合っていた、1万年を生きる最古参。ディアヴァルは悪魔、(ア)ネールは人間の意。

――ガナンマターハ
魔界の全階層の至るところに棲まう、魔獣属奇怪種。目玉の形状をしているが実は口だけしかない魔族。魔族の死骸を主食とし、魔界最初期で起きていた魔族対天属においては天使を主食としていた。ガナンは庭師、マターハは迷宮という意。

――マイムザラッハのヘネット
最下層に存在する海中国家シュゼルヴァケティアの国防軍に所属する、魔族魔人属人魚種マイムザラッハ族の人魚。シュゼルヴァケティアを治めるシュゼルヴァロードの双子姉妹に忠誠を誓っており、双子が恋するルシリオンのことを“旦那様”と呼ぶ。ヘネットは双子の母親であるマナメリアとも知己で、娘ルリメリア、リルメリアの誕生にも立ち会っている。マイムは水、ザラッハは輝くの意。

シャル
「まさかまさかの、天界、魔界の戦争に人間界が巻き込まれた三界大戦なるものが起きていたなんてね~」

ルシル
「私も驚いたよ。魔界との繋がりは再誕戦争で終わっていたし、天界なんてさらに大昔。基本的に人間とは比べるまでもない絶対的な強者であるそんな連中との戦争。それを聞いたときは私も面を喰らったよ。勝てるわけがないと」

シャル
「だけど味方の天属や魔族がいてくれた。それがホントに救いだったよね」

ルシル
「まったくだ。三界大戦の主役は天属と魔族だったからな。私やイリス達は脇役ですらなかったような気がするよ。人間でも敵う両勢力の反逆者をチマチマ狩っていただけだったからな」

――ツヅミ、アサヒ、オウチ、ミナト、ヒトヤ――
“T.C.”のメンバーとして当初設定されていた敵キャラ。鼓、旭、杞、湊、獄の名前を持つ、結晶のような角を持つ少女たち。ミヤビ・キジョウと同様に結晶角を発現させると魔術師化する。角の形状はひとりひとり違い、ツヅミはクワガタの顎のような角2本、アサヒは鹿のような枝角2本、オウチはサイのような一本角、ミナトは羊のような巻き角2本、ヒトヤは小さな六角錐角3本。
メンバーは一貫して巫女服のような和装。武器などを一切用いずに徒手空拳のみで戦う。属性はひとり1つで、ツヅミは風、アサヒは火、オウチは地、ミナトは氷、ヒトヤは雷となっている。神秘の濃度はミヤビをも超える、

シャル
「ん? ミミルと同じディアヴァルネールの鬼人のクローンなんだよね? プライソンってそんなに生み出していたの?」

ルシル
「いやまさか。パイモンがプライソンの研究所から勝手に拝借していたものを使ったようだ。ミヤビよりツヅミ達のスペックが高いのは、単純にプライソンよりパイモンのクローン生成技術が高いからだな。リアンシェルトの消滅後にパイモンから紹介されたわけだが、正直ミヤビのことを考えると犯罪者として働かせたくはなかった。ほぼ姉妹と言って過言じゃないからな。私たちの問題に巻き込むわけにはいかなかったから、設定をすべて破棄してヴァルキリーの登場に変更したわけだ」

シャル
「割と作り込んだ設定だったのに勿体ない気持ちもあるけどね。最終章のラストエピソードでさらに新キャラ追加して、決着の付け方や後日談での在り方とかを考えるのが途中で面倒くさくなったというのが真実だろうけどさ」

ルシル
「それを言ってやるな」

――スマル&スヴァリ
光煌世界アールヴヘイム出身の妖精エルフ、またをアールヴ。ルシリオン達“アンスール”が参戦した再誕戦争末期以前よりアースガルドにて働いているエルフ達のリーダー。
夏という意味を持つスマルは執事服を着た老齢の男性エルフ。気位の高い女を表す言い方の1つであるスヴァリはメイド服を着た20代半ばほどの女性エルフ。

――シグルリン
光煌世界アールヴヘイム出身の妖精エルフ、またをアールヴ。外見は10歳ほどの少女だが、1000年を生きている。保有者が限りなく少ない空間干渉能力を有し、支柱塔“ユグドラシル”内に無限の広さを持つ墓地、天空廟“ユグドラシル・マウソレウム”を常時展開している。
名の由来:シグルリン/北欧神話に登場するスヴァーヴニル王の娘、ムナルヘイム第一の美女シグルリン。

――アノル&イシル・セインテスト・アースガルド
ゼフィランサス、ルシリオン、シエルの両親。戦闘の才能も魔力もあまりなかった自分たちから、魔術師として最高クラスの魔力や複製スキルを保有するルシリオンが生まれたことに歓喜。1000年と続く戦争を勝利と言う形で終結させるために、親心を努めて排除してルシリオンを兵器として育てることを決意。
結果、ルシリオンは神器王と謳われることになるほどの実力者に育ったが、娘のゼフィランサスやルシリオン本人から心底嫌われてしまうことになる。結局、娘や息子と和解することなく戦死してしまった。
名の由来:アノル/J.R.R.トールキンの作ったエルフ語で『太陽』。イシル/左記と同様で、『月』を意味する。

――あゆ・セインテスト
ルシリオンとはやての間に生まれた実娘。東風と書いて“あゆ”。春から夏にかけて吹く東寄りの風で、氷を解き、春を告げる風とゆう意味の雅語の1つでもある。

――シグルド・フライハイト
ルシリオンとイリスの間に生まれた実息。再誕戦争よりはるか以前に英雄と謳われていた魔術師シグルドから名を拝借。

シャル
「むふ、むふふ、くふふふふ! あーっはっはっはっはっはっは!!」

ルシル
「ど、どうした・・・?」

シャル
「イリスに子どもが生まれた! しかも相手はルシル、あなた! 私では叶えられなかったことを、私の転生者が叶えたの! 私はそれだけで満足!」

ルシル
「あ、あー、うん。私としても人間としての人生を取り戻すことが出来、はやてと結ばれたことは満足、最高級の幸せだ」

シャル
「だね! さてさて、あらかた紹介できたよね。そう言えば、私やルシルの術式一覧はどうなの? やっとく?」

ルシル
「いや。魔術・魔法一覧は元々、次のエピソード執筆時に使うための一種の辞典的役割として書いたものなんだが、本エピソードで終わることで書く必要性が無いんだ。術式を羅列しても面白くないから、もういいんじゃないか?という話だ」

シャル
「ふーん。まぁ確かに面白味は無いよね~。え? じゃあ10年以上続いたANSURシリーズ、これにて終わり? 本当に?」

ルシル
「ああ、終わりだ。番外編だし、そんな感動的な終わりでなくても問題ないだろ?」

シャル
「それはまぁそうだけど・・・。なら、打ち上げと行こうよ! 打ち上げ!」

ルシル
「打ち上げ・・・?」

シャル
「そ♪ ほらほら、なのは達みんなが待っているから、早く行こう♪」

ルシル
「あ、ああ! 行こう!」
 
 

 
後書き
ANSURシリーズ、これにて完結となります。
長かった~、実に長かった~。去年の7月21日までには完結させると宣言していたのに、まさかここまで延びるとは・・・。
早々に見切りをつけて辞めてしまえばよかった気がしますけど、始めた以上はどうしても終わらせたかった。どんな作品でも未完で終わることほど空しい事はないですから。
今後の活動ですが、本作の更新はこれにて終了です。書ききれなかったVivid日常編もお蔵入りです。
前作なのですが、エピソード2が中途半端なので、そこだけは完結させたいと考えています。が、以前のように週一更新は無理で、数ヵ月に1話更新できれば御の字という感じです。
そういうわけで、前作はまだ続くとしても完結編の本作は本当に完結ですので、このような稚拙な作品を読んでくださってきた皆さんに「お疲れさまでした」と述べさせていただきます。ありがとうございました。 
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