仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百八十九話 それぞれの世界を越えて~絆を結ぶブイヤベース~その十一
「そこで静かにしちょるけえ」
「精神をこちらにやっている間は身体は死んだ状態になるからな」
一色はこのことも話した。
「だからそうしておる」
「最初見て何かと思いました」
りらも言ってきた。
「喋るぬいぐるみなのかと」
「誰でもそう思うな」
「はい、ですが」
それがというのだ。
「そうしたことかと」
「わしの話で納得してくれたな」
「そうなりました」
「それは何よりだ」
獺のぬいぐるみ姿で笑顔で頷いた。
「ではな」
「これからもですね」
「その様にな」
「はい、普通にお付き合いをさせて頂きます」
「というかな」
リムルがここで言ってきた。
「ぬいぐるみなんてこの面子じゃ普通だろ」
「そうだな」
ミリムも笑顔で続いた。
「それ位何でもないぞ」
「俺なんてスライムで魔王だしな」
「私は竜とのハーフで魔王だぞ」
「それと比べたらな」
「ぬいぐるみなんて何でもないぞ」
「個性に過ぎねえな」
霧雨はこう言い切った。
「それ位は」
「霧雨さんの言う通りだな」
リムルは霧雨の言葉にも頷いた。
「問題は心だな」
「その通りだな」
「付喪神ならだよ」
呼子が言うことだった。
「普通に長くあったらぬいぐるみでも動くよ」
「魂を以てね」
豆腐小僧も話に加わってきた。
「そうなるよね」
「そんなの何でもないよ」
「そうだよね」
「というか何が普通かなんてね」
ヘルティアは首を傾げさせて述べた。
「結局何なのかな」
「そんなものは何とでも言えるとしか言えません」
クーファはヘスティアに答えた。
「最早」
「そうだよね」
「人間を普通とするならば」
「例えば幸平君は普通かな」
「絶対に違います」
えりなは真顔で否定した。
「幸平君はかなり特殊な人です」
「そうだよね」
「幸平君が普通なら」
彼を基準にすると、というのだ。
「もう何が普通なのか」
「確かに凄いね、彼は」
ちゅうも認めることだった。
「僕達の世界でもとんでもない人だよ」
「妖怪でもこんな者はおらんぞ」
油すましも言うことだった。
「一人もな」
「確かに凄い人ですけれど」
ネルヴァはこのことは認めた、だが認めても言いたいことがありそれを言わざるを得なかったのだった。
「ですが」
「個性がよね」
「桁外れ過ぎますな」
こうえりなに答えた。
「遠月学園の方は多くの方がですけれど」
「僕もかな」
一色彗が笑顔で出て来た。
「やっぱり」
「だから褌止めろよ」
あさひが褌姿の彼に言った。
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