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八条学園騒動記

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第六百五十話 終わってからその十四

「最初にお話した漫画と違って」
「そっちは読みたくなるね」
 是非にとだ、ジョンは言った。
「お話聞いてると」
「そうでしょ」
「そうした王道展開こそね」
「面白いってあるわよね」
「よく読者の意表を衝くとかいうけれど」
「そうした作品も面白いけれど」
 それでもとだ、カトリも話した。話をしている間にも作業は進み場はどんどん元の学園に戻ってきている。
「それでもね」
「王道もまたね」
「いいものでね」
 それでというのだ。
「そちらの展開もまた」
「いいよね」
「読めるのよ」
「それで楽しめるね」
「そうなのよね、王道をありきたりの展開って馬鹿にして」
 そうしてというのだ。
「下手に変わった展開にすると」
「そのいじめ漫画みたいにだね」
「もう徹底的におかしい」
「そんな作品になるね」
「それこそここが変だよじゃなくて」
 それで済まずにというのだ。
「全部変だよ」
「それもかなりだね」
「もう全部滅茶苦茶変」
 カトリはジョンに応えてこう言った。
「そうなるのよ」
「そのうちあれだね」
 ジョルジュはここまで聞いて言った。
「倫理観もないの丸出しだと運営にも言われて」
「削除されるわね」
「擁護する書き込みないんだよね」
「ほぼね」
 それこそというのだ。
「一部のおかしなのが書いてるだけで」
「その他はだね」
「大炎上よ」
「物凄く評判悪いんだね」
「死ねとか書く資格ないとかつまらないとか」
 そうしたというのだ。
「とんでもない酷さだってね」
「言われてるんだね」
「これまでお話した通りにね」
「そんな惨状なんだ」
「それに対してその恋愛漫画は」
 こちらはというと。
「大好評でね」
「面白いんだね」
「そうなのよ」 
 これがというのだ。
「特に今はね」
「その壁を乗り越えるバトルのクライマックスで」
「それでね」
 そうした展開だからだというのだ。
「本当に面白さのボルテージがよ」
「最高潮になってるんだ」
「それが振り切られていて」
 そこまで達していてというのだ。
「凄いのよ」
「まさにそれが漫画」
「そう言えるんだ」
「それならコメントも凄いね」
「熱くなってるね」
「炎上は駄目だけれど」
 こちらはというのだ。 
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