東方絆日録 ~ Bonds of Permanent.
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融合編
初顔合わせ①
前書き
「松上敏久編」および「西村早苗編」からの続きです。
守矢神社の拝殿。
一同は一通り自己紹介を終え、皆で楽しく雑談していた。
神奈子「ほう、魔理沙から話しを聞いてそれで会いに来た…と」
翔「まあそんなところかな」
魔理沙「なあ、早苗」
早苗(西村&東風谷)「「はい?」」
2人の早苗が同時に反応した。
魔理沙「そうだった、早苗が二人いることを忘れていたぜ」
諏訪子「愛称を決めたらどうかな?」
魔理沙「そうだな。じゃあ西村のほうは“にっしー”で東風谷のほうは“こっちー”にしよう。……というわけで、にっしー?」
(西)「何?」
魔理沙「翔に外界のことを教えてやれよ。私も聞きたいしな。政治でも文化でもなんでもいいぜ」
(西)「そうやね。じゃあ、故郷の話しでも」
翔「ぜひ聞かせてくれ!」
(西)がお国自慢をしようとしたとき、裏手で声がした。
?「早苗、いるかしらー?」
(東)「霊夢さんですね、ちょっと待っていて下さい」
(東)は来客の応対に向かった。
ー
ーー
ーーー
しばらくして新たに4人が部屋に入ってきた。そのうちの一人を(西)は知っていた。
(西)「敏くん!なんで⁉︎」
?「おう、やっぱり西村だったか!」
魔理沙「……ええと、どちら様?」
突然の来訪者に魔理沙がたじろいでいる。
敏久「俺は松上敏久だ。見ての通り外界人で今は博麗神社で霊夢と暮らしている。西村は大学の同期なんだ。よろしくな、魔理沙に早苗に神奈子に諏訪子」
諏訪子「え、どうして私たちの名前を知っているの!?」
アリス「簡単に言うと、私たちの情報が外界にも出回っているからよ」
さっき来た4人のうちの一人、人形使いのアリス・マーガトロイドが敏久に変わって答えた。
ちなみに残りの2人は、博麗神社の巫女をしている博麗霊夢と宵闇の妖怪・ルーミアである。
神奈子「それじゃあお客さんも増えたし、また改めて自己紹介するとしようか」
※少年&少女自己紹介中・・・。
自己紹介を終えた後、8人は2つのグループに別れて雑談した。
(西)「へえ、ルーミアちゃんは宵闇の妖怪なんやね」
ルーミア「そーなのだー!」
魔理沙「信じられんかもしれんがな、ルーミアはこれでも人食い妖怪なんだぜ」
(西)「えっ、こげん愛らしかとに⁉︎」
ルーミア「ねえ、貴女は食べてもいい人類?」
ルーミアがじゅるり、と舌舐めずりをした。
(西)「いかんいかん!絶対いかんけんね‼︎」
霊夢「ルーミアによく言い聞かせとくわね。私の言うことは何でも聞くから心配しなくて大丈夫よ」
ルーミア「霊夢はとっても優しいし、頼りになるよー」
アリス「確かにそうね」
霊夢「あら、嬉しいこと言ってくれるじゃない!よしよし…」(←ルーミアを撫でる)
ルーミア「えへへー」(←照れ笑い)
一同(かわいい・・・。)
ー
ーー
ーーー
神奈子「敏久は私たちのことを知ってるんだね」
敏久「ああ。この世界で起きた異変を元にしたゲームが外の世界で売られとるけえ、神奈子たちのことは良う知っとるで」
諏訪子「なるほど…。道理で神にも動じないわけだ」
(東)「ところで敏久さんはどこの生まれなんですか?」
敏久「鳥取県鳥取市。昔の因幡国《いなばのくに》やで」
翔「因幡国?なんか聞き覚えがあるな」
諏訪子「ほら、てゐちゃんが昔住んでいた場所だよ」
翔「てゐ?ああ、永遠亭の妖怪兎か。それはそうと敏久はもう永遠亭のやつらには会ったのか?」
敏久「外界におったとき間接的には会《お》うたけど、直《じか》にはまだ会うとらんな」
翔「……いまいちよく解らんが、要するにまだってことか?」
敏久「うーん、そういうことになるんかなあ」
敏久以外(・・・?)
ーーーそれぞれが思い思いの時を過ごした。
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