魔法少女リリカルなのは〜転生者の誓い〜
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プロローグ・迷い込んだ転生者
前書き
どうも初めまして、お久しぶりの方はお久しぶりですmuuma001です。
もう一度みたいというありがたいお言葉から復活させて頂く事になりました
どうぞ駄文ですがよろしればお楽しみください!
日本の都市の一つ、海鳴市
そこに並び立つ家の一つに
一人物思いに耽る少年がいた。
俺は前世からここに至るまでの事を思い出していた。
前世の記憶と言っても小難しいものではない、
なにせ俺は転生者なのだから。
・・・まずは死因を思い出す。
確か傘持ったまま階段を走ったら足を滑らせてそのまま転んで傘の先が首にクリティカルヒット!!だった気がする、
・・・まるでミステリーホラーの委員長の死に方だな。
神様曰く、
「試してみたかっただけ、反省はしている、しかし謝るつもりはない(笑)!」
とりあえず神様を殴った俺は悪くないと思う。
その後色々と頭にたんこぶを作った神様に事情を聞いてみると
ひとつ、最近神様達の間では他の物語の主人公を他の物語に転生させる遊びが流行っているとのこと、
ひとつ、俺は何かしらの物語の主人公だったらしいこと、
ひとつ、転生の特典として願いを三つ叶えてくれるという
三つの事がわかった。
ちなみに二つ目の俺の物語について聞いてみたが教えられないそうで
どうやら別の世界を漫画やアニメなどで覗く事は出来るらしいがその世界事態の話しは基本的には見れない決まりらしい。
まあ、自分が主人公の話しなんぞ見てて恥ずかしいだけだから知りたくも無いけど・・・
っと、話しが逸れたな、
三つ目の特典については最高で三つまで叶えてくれるが強大な力や
いわゆるチート的な能力を貰おうとする願いは1個しか貰えないとのこと、
しかし特に叶えたい願いがある訳でもないので(強いて言うなら前の世界に生き返りたいがこれは無理らしい)
とりあえず転生先を聞いてみる事にしたのだが
リリカルなのはの世界だということだった、
漫画やアニメをよく見る・・・というかオタクな俺にとっては非常に喜ばしい限りである。
まあ、だからと言って願い事が浮かんでくる訳でもなく
漠然と魔力がなのはと同じくらいには欲しいといったものしか言えず
残りの願い事は保留で良いらしいのでそのままトントン拍子で転生した。
っと、そこまで回想したところで
少女特有の高くそれでいてどこか愛らしい声が俺を現実に引き戻した。
「お兄ちゃ~ん?」
おっと?
どうやら妹が俺を捜していたみたいだ
声の様子からしてずいぶんと探していた様だが・・・、
「もう!お兄ちゃん、何回も呼んだんだよ?」
そういう妹は腰に手を当てずいぶんとご立腹なご様子
「ごめんごめん」
「次は許さないの!」
プッーっと頬を膨らませる妹
・・・・・・・・・かわいい。
・・・っと!そうじゃない返事をせねば、
「分かったよ」
「ほんとなの?」
「俺が嘘つくはずないだろ~?」
「なんかその台詞前にも聞いた気が…」
「そ、そんな訳無いじゃないか!」
「……怪しいの」
まだ疑うのか我が妹よ、しかしそれはあり得ないな、なぜなら
「大丈夫だって俺はなのはのお兄ちゃんなんだから」
そう断言する。
とまあ、この無駄な自信は何処からくるのかというと、
俺が主人公・高町なのはの兄としてこの世界に転生したからである。
因みに歳は10歳
最初はいきなり主人公の兄として生まれた事に驚いたが
自分の名前が高町みずなと聞いた時はもっと驚いた。
なんだよみずなって、野菜かよ・・・!?
まあ、それは置いとくとして
自信の理由は原作知識ではなのはは真っすぐで優しい子だったはずであるということ、
そして俺というイレギュラーによってそうでは無くなってしまうのは嫌だということ、
以上の二点から俺自身は余りなのはに近づかないようにしている。
また、嘘なども極力つかないようにしている。
というかそもそも話すこと事態を控えているのはずなのだが、
なぜか我がかわいい妹様は俺の事をすぐに頼る傾向にある。
なのは曰く歳が近い俺が一番話しやすいそうだ・・・
「む~…お兄ちゃんだから大丈夫って意味が分からないの……」
「あははっ……(苦)」
とりあえず笑って誤摩化す。
そこで俺は思い出す、我が妹様はなぜ俺呼んでいたんだ?
聞いておかなければ、
「ところでなのは?」
「にゅ?」
「何で俺を呼んでたんだ?」
「……あ。もう!お兄ちゃんのせいで忘れるとこだったの」
「………俺のせいか?」
「何か言ったの?」
「な、何も言ってないですよ?」
「むー…」
「そ、それよりなのは話の続きは?」
そういうと納得してはいないがこれ以上咎める気は無いらしく話を続けた。
「でね、お兄ちゃん!フェレットを家で飼うことになったの!」
「ふむ」
考え込む俺、
フェレットって事はユーノか、ということはもう原作始まるような歳か・・・
どうすべきかな?
原作だとこのまま魔導士へと成長していくはずだが余り妹に危険な目にはあって欲しくない、
飼わせるべきか、飼わせないべきか・・・・・・・・・
と、そこまで考えたところで先ほどの妹の発言におかしな点が含まれる事に気づいた。
「なのはさん、もう一度さっきの言葉言って頂けますか?」
「ふぇ?聞こえなかったのお兄ちゃん?」
「う、うむ」
「しかたないなぁー」
そういうとなのはは先ほどよりも大きめの声で言ってくれた
「フェレットを家で飼うことになったの!」
・・・・・・・・!?
もう既に飼う事は決まっている・・・だと!?
「だからねお兄ちゃん」
「………うん?」
「お母さんが言うには飼うのには条件があるらしいの…」
「それがどうした?」
「それがね、お兄ちゃんも一緒に飼う事が条件なの」
「………は?」
「だからね、お兄ちゃんに手伝ってくれるよね?」
上目づかいでウルウルとした瞳で見上げてくるなのは
「……………わかったよ」
「♪ありがとうなのお兄ちゃん」
「………おうよ」
妹にこんな目で見られて断れる訳が無い
俺は渋々なのはがフェレット(ユーノ)を飼う事を認めたのだった。
後書き
まあテスト的な感じで第一話です
誤字、脱字またおかしな点などありましたら
ビシバシご教授ください!
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