仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百八十話 魔王様、勝利!その九
「戦いは続く」
「ならば我等はここでだ」
「このまま戦う」
「そうする、何があろうともだ」
「戦局を維持するな」
「その通りだ、一時の戦ではない」
「まだ続く」
そうだというのだ。
「それなら」
「腰を吸えて戦っていくぞ」
こう言ってだった。
英雄\も仲間達と共に戦っていった、ただ敵を押し返しただけでなくそうもしていた。事実戦いは続き。
それでだ、クーベルは難しい顔で言った。
「誰に何処に行ってもらうか悩むのう」
「そんなの誰でもいいだろ」
「そうだな」
一方通行と勝己はこう言った。
「何なら俺達が行くぜ」
「行った場所にな」
「お主達は寝ておるのじゃ」
クーベルは見れば全身傷だらけの彼にこう言った。
「手当を受けてな」
「そんなこと言ってられるか」
「そうだ、俺達の力が必要だろ」
「お主達人の話を聞くのじゃ」
「フッハ!なら俺が行こう」
セッケが気取って出て来た。
「何処でもな」
「私も行きます」
ソーカも言ってきた。
「休憩は充分です」
「では二人に頼むのじゃ」
クーベルは微笑んで言った。
「すぐにな」
「では行こう」
「そうさせてもらいます」
「お主達は手当てを受けて寝るのじゃ」
クーベルは一方通行と勝己にあらためて言った。
「血気に逸っても落ち着くことも重要じゃ」
「それがいいですね」
クレアもその通りだと言った。
「お二人はいつも血気に逸り過ぎます」
「ちっ、じゃあ休むか」
「仕方ねえな」
「よく食べてです」
クレアはこのことも言った。
「手当ても受けて」
「寝るんだな」
「今はそうしないと駄目か」
「若しそうされないなら」
クレアは真剣な目で述べた。
「私も怒ります」
「うん、怒られても仕方ないよ」
「そうよね」
ドロシーとレオナもステージから降りて汗を拭いてスポーツドリンクを飲みつつ言ってきた。見ればステージには今はフランシュシュが入っている。
「休む時に休まないと」
「かえって駄目だよ」
「だから二人共まずは休んで」
「これからのこともるしね」
「仕方ねえな」
「そうだな」
その二人は双子の言葉には素直に頷いた。
「そこまで言うんならな」
「寝かせてもらうぜ」
「そうしなよ、疲れてるとね」
ドロシーはこうも言った。
「君達本当にいざって時馬鹿を見るよ」
「馬鹿かよ」
「そこでそう言うのかよ」
「只でさえ頭悪いのに」
毒舌は続く。
「もっと悪くなりたくないだろ」
「おいそこまで言うか」
「ちょっと聞き逃せねえぞ」
「仲間じゃなかったら怒ってるぞ」
「俺もだ」
「けれど休んだ方がいいことはね」
レオナは穏やかに言った。
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