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オズのラゲドー氏

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第五幕その六

 実際にお昼になってです、皆は。
 それぞれ好きなものを食べました、それで前ノーム王はカルボナーラを食べました。そしてその他にです。
 ソーセージにザワークラフトそしてラザニアも食べますが。
「ドイツ料理とイタリア料理ね」
「そうだね」
 クッキーとカエルマンはそのメニューを見て言いました。
「この組み合わせは」
「ええ、そして私達は」
 クッキーは自分達の料理を見ました。
「ローストチキンにフィッシュアンドチップスね」
「そしてパンとお野菜のシチュー」
「イギリス料理ね」
「そちらだね」
「あの、イギリス料理って」
 ナターシャが言ってきました。
「オズの国でも」
「あまり見ないね」
「はい、どうも」
「ㇷ゚てィングもあるけれどね」
「ローストビーフとかもですね」
「オズの国は色々な人がいてね」
「色々な食べものがあるので」
 それでなのです。
「イギリス料理になると」
「あまりだね」
「これといってないですね」
「食べる機会はね。けれどちゃんと調理されたものなら」
「イギリス料理もですね」
「美味しいよ」
 カエルマンはにこりと笑って言いました。
「そうなんだよ」
「確かにそうですね」
「いや、イギリスで食べたけれど」
 キャプテンは今はトムヤンクンを食べています、見ればタイ料理を食べています。
「あまりね」
「美味しくなかったんだね」
「そうだったんだ」
 こうカエルマンにお話しました。
「これがね」
「そうだったんだね」
「どのお料理も」
「オズの国で美味しうないものは」
「ないね」
「私が知る限りね」
 そうだというのです。
「ないね」
「しかしイギリスはね」
「そんなになんだね」
「他のものはよくても」
 それでもというのです。
「こと料理については」
「イギリスはだね」
「お世辞にもだよ」
「よくわかったよ」
「オズの国にいると味覚がどんどんよくなっていくのよね」
 トロットが笑顔で言ってきました。
「美味しいものばかり食べて」
「そうだね」
 キャプテンはトロットの言葉に頷きました。
「確かに」
「キャプテンもそうよね」
「そうだよ、ただこの国は食べない人もいるね」
「かかしさんや樵さんね」
「つぎはぎ娘にジャック、ガラスの猫や木挽きの馬もで」
「チクタクもね」
 トロットは彼の名前も挙げました。
「そうした人もいるわね」
「そこもオズの国だね」
「そうよね」
「オズの国は色々な人がいるから」
 クッキーはピザを食べつつ言いました。 
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