ジャンクフード症候群の恐怖
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第三章
即座に食生活を切り替えた、ジャンクフードを止めて自炊に切り替えた。これまで料理をしたことは碌になかったが。
頑張ってして昼も自分が作った弁当を食べる様にしてラーメン屋のまかないも野菜が多いものにしてもらった。
すると徐々にだった。
「ニキビも消えたし痩せてきたな」
「ああ、何とかな」
大学で松岡に答えた。
「そうなってきたよ」
「よかったな」
「ああ、ただ今回は本当に反省したよ」
沢城は松岡に真剣な顔で答えた、緑の多い大学のキャンバスの中を歩きながら。
「本当にな」
「食いものには気をつけないとな」
「ジャンクフードって確かに美味いけれどな」
「俺も食うよ、けれどな」
「ああ、食い過ぎはよくないな」
「そうだよ、栄養バランスを考えてな」
そうしてというのだ。
「食わないとな」
「本当に駄目だな」
「そうだよ、じゃあこれからはな」
「食生活考えていくな」
「そうしろよ」
「冗談抜きに怖かったからな」
「絶対にな、あと飲みものもだよな」
松岡はこちらのことも聞いてきた。
「変えたよな」
「水やお茶にしてるよ」
「甘くないのにか」
「そっちもやばいからな」
「コーラとかもな」
「糖分多いしな」
「炭酸飲料は骨にも影響するしな」
「リン溶かすからな」
骨の中にありそれを形成する要素をだ。
「だからだよな」
「そっちもな」
「飲み過ぎないことだな」
「食いものに飲みもののことはな」
こちらもというのだ。
「充分にだよ」
「気をつけていかないとな」
「そうしたことはまずお前自身が気をつけろ」
「そうしないと身体壊すからな」
沢城は真顔で頷いた、そうしてだった。
彼は以後食生活を真面目に考えて食べていった、その結果彼はかなりの高齢になるまで健康でいられた。それは全て大学時代の経験からのことであった。
ジャンクフード症候群の恐怖 完
2021・10・20
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