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イベリス

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第二十四話 二人での楽しみその十一

「だからね」
「信用したら駄目ね」
「慰安婦を強制って言ってる人は皆絶対に信用しないで」
「そうした人達だから」
「関わっても駄目よ、いい顔をしていても」
「それは嘘ね」
「素顔はとんでもなく醜いから」
 だからだというのだ。
「絶対によ」
「お付き合いしたら駄目ね」
「そこはわかってね、前にチンピラと付き合ったら駄目って言ったけれど」
「そうした人達よりも」
「さらにね」
「付き合ったら駄目な人達ね」
「ヤクザ屋さん以下だから」
 愛は強い声で言った。
「もうね」
「お姉ちゃん前に目を見てって言ったけれど」
「こんな人達はそれ以前よ」
「目に出てる以前なの」
「腐れ外道もいいところだからね、行動を見てね」
「判断することね」
「そう、目以前に」 
 それこそというのだ。
「行動を見てすぐにね」
「避けるべき人達ね」
「そうした人達もいるのよ、ヤクザ屋さんも酷いけれど」
「チンピラも」
「そんな人達よりもね」
 さらにというのだ。92
「まだレベルの低い人達よ、ヤクザ屋さんやチンピラは死んだら餓鬼か地獄だけれど」
「そんな人達は」
「餓鬼や地獄の中でもね」
「酷いところに行くのね」
「そうなるわ、地獄も色々でしょ」
「広いわね」
「それでね」
 その為にというのだ。
「餓鬼も色々で」
「レベルがあるの」
「ましな餓鬼もいれば」
「そうした状況の餓鬼ね」
「そして餓鬼の中でも状況の酷いね」
「そうした餓鬼もいるのね」
「その酷い餓鬼になるか」
 それかというのだ。
「酷い地獄にね」
「堕ちるのね」
「そうなるわ」
 こう言うのだった。
「生きながらその域に落ちてるから」
「死んだら」
「もうね、身体も住んでいる世界もね」
 そういったものもというのだ。
「そうなるのよ」
「そうなのね」
「そう、餓鬼はね」
 それこそというのだ。
「心でなるものよ」
「地獄に行くのも」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「そうした人達は」
「もう餓鬼になっていて」
「餓鬼道に堕ちるわ」
「それか地獄ね」
「そうなって」
 そしてというのだ。
「苦しむのよ、餓鬼だって嫌でしょ」
「それもかなり酷いね」
 そうしたというのだ。
「そうなるのよ」
「そうはなりたくないわね」
「そうでしょ、しかしね」
「しかし?」
「いや、慰安婦は強制とかね」 
 この話はというのだ。 
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