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鳥と犬の友情の姿

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第二章

 そこにダークブラウンのスタッフォードシャーブルテリアの雌の娘がいてだった。
 一緒にカササギがいたが。
「どうかしら」
「凄く仲がよさそうですね」 
 ターリャはカメラを手に応えた。
「この子達も」
「はい、実は」
 ジュリエットは自宅に来たターリャに話した。
「カササギの子、雄でモーリーというんですが」
「その子がですか」
「家に来まして」
「クェ」
 カササギは犬の横にいてそこから鳴いてきた。
「それでベギー、女の子がです」
「このワンちゃんがですか」
「すぐにでした」
「ワン」
 その犬も鳴いて応えた。
「そうしてです」
「絆が生まれたんですね」
「私と妻の二人で買いものをした帰りでした」 
 夫も言ってきた。
「そこでモーリーを保護しまして」
「道で弱っていたんですね」
「まだ小鳥の時に」 
 その時にというのだ。
「それで家で飼いはじめましすと」
「私達よりベギーがです」
 ここでまた妻が話した。
「最初にモーリーに優しくして」
「それで、ですか」
「いつも一緒にいて愛情を以て何事も教えてくれて」
「お母さんになってですか」
「そうなんです、鳥はミルクは飲まないのに」
 それでもというのだ。
「ベギーはお乳まで出て」
「完全に親ですね」
「母性が出た様で」
 その為にというのだ。
「どうやら」
「そこまでなんですね」
「はい、そして」
「今もですね」
「この通りです」
 いつも仲良くしているというのだ。
「生きものの種類は違うのに」
「それにです」
 夫がここでこう話した。
「お互いだけの言葉が出て」
「それで、ですか」
「お話もしています」
「そうですか」
「一緒に、では」
「はい、これから撮らせてもらいます」
 頷いてだった。 
 ターリャは彼等の写真を撮った、どの写真も会心の出来だった。 
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