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猫の絆は永遠

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第二章

「ですから」
「ですがこちらでは」
「では別々に、一匹ずつ預かるという形で」
「里親に迎えられますか」
「それならいいですね。駄目でしたら」
 女性はさらに言った。
「またこちらに来て」
「マックスをですか」
「そうさせてもらいます」
「では」
 ここでスタッフは団体の責任者に話した、すると責任者もそこまで言うのならとなって、であった。
 そしてだ、二匹共だた。
 その女性の家に入った、後でこの女性が団体に送ったメールには幸せそうに寄り添う二匹の姿があった。 
 シルヴィアはその話を聞いて喜んだ、だが。
 活動は続けていた、その中で。
 彼女は野良猫のコロニーから二匹の銀と黒の縞模様の子猫を保護した、二匹共尻尾が短くてそれでだった。
「兄妹ですね」
「はい」 
 メリーランドのその団体でだ、シルヴィアはスタッフに答えた。
「どうも」
「どちらの子も尻尾が短いですからね」
「はい、ではこの子達も」
「獣医さんに診せて」
「そしてですね」
「里親を探します、ただ」
 スタッフはシルヴィアに話した。
「こちらも里親の方が希望すれば」
「二匹でもですね」
「引き取ってもらうことになりました」
「マックス達のことがあってから」
「そうなりました」
「それは何よりですね」
 シルヴィアもその話を聞いて喜んだ、そして。
 そのうえでだ、二匹の名前も付けられたが。
「お兄さんがミスルトーで」
「妹がスノードロップとなりました」
「そうですか」
「それでミスルトーは目に感染症を患っていますので」
 だからだというのだ。
「今治療中です」
「そしてその治療をですね」
「終えてから」
 即ち完治してからというのだ。
「それからです」
「里親をですね」
「探します」
「それでは」
 シルヴィアも頷いた、そして。
 ミスルトーの目が完治すると二匹はそれぞれが兄妹であることを明記されたうえで里親を募集された。すると。
 濃い顎鬚を生やした緑の目と黒髪の男の人が来てだ、こう言った。
「ずっと寄り添っていますし」
「だからですか」
「はい、どちらの子もです」
 二匹共というのだ。
「家族にさせてもらいます」
「ではお願いします」
「じゃあ行こうか」
「ニャア」
「ナア」
 兄妹でその人に鳴いて応えてだった。
 彼等は家に入ってそこで幸せに過ごした。
 シルヴィアはこの話にも喜んだが活動はそのままでメリーランドから出張という形でロサンゼルスに行ったが。
 その保健所でだ、スタッフの自分と同じアフリカ系であるが長身でモデルの様なスタイルのクリスティーナ=ルドルフと親しくなって彼女の家に案内されてだった。
 二匹のシャム猫の様な猫を案内させて言われた。 
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