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オズのジンジャー将軍

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第十一幕その十一

「僕達はウィンキーから来たけれど」
「とても楽しかったよ」
「将軍も助かったし」
「皆がいい思いをしたね」
「そう、皆がいい思いをして満足する」
 オズマもにこりとして言いました、フライを食べながらの言葉です。
「それがね」
「オズの国だね」
「そうだね」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「今回もね」
「いいことだね」
「皆がいい思いが出来たから」
「我儘はよくないけれど」
 それでもというのです。
「皆が幸せならね」
「いいね」
「それこそが最高だね」
「そして皆が満足出来る」
 オズマはこうも言いました。
「それがオズの国でしょ」
「そうだよ」
「それこそがオズの国だよ」
「まさにその通りだよ」
 かかしも樵も臆病ライオンも答えました。
「それこそがね」
「だから今回もだよ」
「まさにオズの国だったよ」
「そうですね、オズの国ならではの面白い生きものにも会えましたし」
 またカルロスが言ってきました。
「本当にです」
「満足したね」
「君達にしても」
「そうなったね」
「凄く」
 実際にとです、かかしと樵そして臆病ライオンに答えました。
「そうなりました」
「というか満足しなかったことはないです」
「オズの国に来て」
「これまで何十回も来てますけれど」
「いつもです」 
 満足しているとです、カルロス達五人の子供達は答えました。
「そして今回もでした」
「本当によかったです」
「満足してばかりでした」
「だからまたです」
「来たいです」
「何時でも来てね」 
 将軍も言ってきました。
「ここにね」
「私のお家にもですね」
「お邪魔していいんですね」
「今みたいに」
「そうしていいんですね」
「楽しませてもらって」
「ここもオズの国よ」
 将軍のお家そして果樹園もというのです。
「だからね」
「わかりました、ではです」
「そうさせてもらいます」
「またこちらに来させてもらいます」
「きっとお邪魔する機会がありますから」
「その時は」
「宜しくね、それとだけれど」 
 見れば将軍は今はフルーツの盛り合わせを口にしています、そうしてオレンジやキーウィを食べながら言うのでした。
「このフルーツも」
「美味しいわね」
「はい」
 林檎を食べている王女に答えました。 
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