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オズのジンジャー将軍

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第七幕その二

「あそこもいいよね」
「そうそう、水鳥もいて」
 ジョージは彼等のことをお話します。
「賑やかだね」
「ただ果物やお菓子があるだけでなくて」
 それでとです、恵梨香は言いました。
「自然も豊かよね」
「そう思うといい場所ね」
 ナターシャは今自分達がいるお外のテーブルがある場所から周りを見回してそのうえでお話をします。
「将軍の果樹園は」
「うん、僕もこの場所好きになったよ」
 トトはドロシーの足下から言ってきました。
「本当にね」
「はい、ですから僕達もいつも楽しく過ごしています」
 ワインもこの場にいます、テーブルの上に丸くなったうえでの言葉です。
「自然を楽しむ意味でも」
「自然が豊かですといいですよね」
 シュガーも上機嫌です。
「それだけで」
「何もないとやっぱり寂しいですよね」
 メイプルはこう言いました。
「そうですと」
「ですがここはこうして色々な木や畑があって」
 そしてとです、杏仁は笑顔でお話しました。
「色々な生きものがいますから」
「本当にいい場所ですよ」 
 レモンの尻尾はぱたぱたと動いています。
「ここは」
「だから私達もいつも楽しく過ごしています」
 ビスケットはお皿に山盛りのチョコレートを食べながら言いました。
「こうして」
「お菓子や果物も美味しくて」
 桜は梨を食べています。
「そうした場所ですから」
「それに好きなだけ動き回れるんですよ」 
 ふわりは今も小さな尻尾をぴこぴことさせています。
「こんないい場所ないですよ」
「あとです」
 最後に言ったのはサフランでした。
「好きなだけ寝られることもいいですね」
「ううん、君達も快適なんだね」
 カルロスは犬や猫達のお話も聞いて思いました。
「そうなんだね」
「そのことがよくわかるわ。ここにいたら」
 オズマはにこりとして言いました。
「凄い解放感だから」
「そうですおね、森の中にいる様な」
「そんな風でね」
「はい、凄く快適です」
 カルロスはオズマに答えました。
「本当に」
「こうした場所で楽しんで働ける」
「そのことはですね」
「最高のことの一つよ」
「最高の、ですか」
「最高は一つとは限らないわ」
 オズマはカルロスに笑顔でお話しました。
「数えきれないだけの種類があるから」
「だからですか」
「将軍の果樹園についてもね」
 こちらもというのです。
「そうなのよ」
「最高のうちの一つですか」
「そうなるのよ」
「そうですか」
「だから私もね」
 オズマもというのです。
「楽しく働けているわ」
「それでそのことからもですか」
「動けていると思うわ」
「経験に加えて好きなこともあって」
「環境もね」 
 このこともというのです。 
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