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オズのジンジャー将軍

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第六幕その六

「だからですね」
「ええ、そうよ」
「やっぱりそうですね」
「そうした国だから」
 それでというのです。
「余計にいいのよ」
「不思議なことも一杯あって」
「そのうえでだからね」
 こうカルロスにお話しました。
「私この国に来られてよかったわ」
「そうですよね、僕達もです」
「絶対に行けないと思っていたのに」
「こうして来られる様になってですから」
「本当に嬉しいです」
「これからも何度もお邪魔したいです」
「何時でもいいわよ」
 これがドロシーの返事でした。
「オズの国に来るのはね」
「そうしていいですか」
「ええ」
 是非にというのです。
「これまで通りね」
「それじゃあ」
「オズの国で遠慮は無用だからね」
 トトも言ってきました。
「それで君達もだよ」
「遠慮は駄目だったね」
「そう、だからね」 
「この国に来ることも」
「普通にね」
 それはというのです。
「何時でも来てもいいよ」
「それでは」
「そしてね」
 それでというのです。
「僕達と遊ぼうね」
「オズの国に来たらね」
「今みたいにだね」
「そうしようね」 
「オズの国は楽しいね」
 臆病ライオンも言ってきました。
「こうしているだけで」
「うん、嫌なことは何もないね」
 カルロスはトトにも答えました。
「本当に」
「そうだね、だからね」
「オズの国にはだね」
「君達が来たい時に来てね」
 そしてというのです。
「僕達と一緒に楽しもうね」
「そうさせてもらうね」
 カルロスも応えてでした、そしてでした。
 ティータイムを楽しんでからまた働きます、五人は今度はアン王女と一緒にアップルケーキの木でそのアップルケーキを収穫しましたが。
 王女はにこにことして五人に言いました。
「モジャボロさんと一緒で私もね」
「林檎がお好きですよね」
「お国でも沢山植えていますし」
「それで、ですよね」
「林檎のお菓子もですね」
「お好きですね」
「大好きなのよ」
 こう言うのでした。
「本当にね」
「そうですよね」
「だからですね」
「今王女とても嬉しそうですけれど」
「にこにことしていますし」
「本当に楽しんでますね」
「心からね」 
 実際にというのです。
「そうしているわ」
「王女といえば林檎ってなっていますね」
 ナターシャも笑顔になっています。
「いつも」
「そうだよね、モジャボロさんもそうだけれど」
 お話に出たこの人と同じとです、ジョージも言いました。 
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