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ライダーの力を持つ青年は、混じり合う世界で戦い続ける。

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プロローグ--闇の剣士と超能力少女--

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???side


……俺が転生してから、どれだけの時間が流れただろう。あれからいくつもの世界を周ったが、どの世界の人間も争ってばかりだった。人種の違い、宗教、生まれや育ち、貧富の差、他にも様々な理由で人々は終わりのない争いを繰り広げている。今この瞬間にも、

チンピラ「ヒヒヒ、おいにいちゃん。こんな夜中に1人で何してるんだい?」

ある夕方の海沿いにあるコンビナート。俺が1人で夜景を眺めていると、複数の男達が俺に話しかけてきた。

チンピラ2「夜中に1人で出歩いてるとあぶねぇぜ?……俺たちみたいなチンピラの餌食になっちまうからな!」

チンピラ3「それ自分で言うかよ。……まぁそう言うこった。助けて欲しけりゃ、大人しく金目のもんよこしな」

男達はそう言いながら、自らの身体をまるで蛹のような緑色の異形に姿を変えた

???「……」

ワーム「おいどうした?ビビっちまって声も出ねぇか?」


???「……くだらん」


ワーム「あ?てめぇ今なんts〈ザシュ!!〉……へ?」

突然の出来事に男、ワームは言葉を失った。……無理もない、なぜなら俺が手元に出現させたひと振りの剣、『闇黒剣月闇』でワームの右手を切り飛ばしたからだ。

ワーム「ギャァァァァァァ!?腕が!?俺の腕がぁぁぁぁぁ!?」

奴の思考が理解したのか、ワームは傷口を抑えのたうち回る。周りのチンピラ達も動揺していた。

???「大人しく夜景を見て帰るつもりだったんだが、お前らのせいで興が削がれた。……悪いがさっさと死んでもらおう」

俺はそう言うとポケットから紫色のライドウォッチを取り出すと、パーツをスライドさせ、スイッチを押す。

《pipipipipipi.....カリバー・ジャオウドラゴン》

音声が流れると共に、腰部に『邪剣カリバードライバー』、左手に『ジャオウドラゴンワンダーライドブック』が出現し、俺はジャオウドラゴンワンダーライドブックを開いた。


《ジャオウドラゴン!》



《邪道を極めた暗闇を纏い、数多の竜が秘めた力を解放する…》


ジャオウドラゴンからライドスペルが流れ、ページを閉じて闇黒剣月闇を抜刀してスキャンする。

《ジャオウリード!》



闇黒剣月闇から待機音が流れ、俺はジャオウドラゴンを邪剣カリバードライバーに装填する。そしてグリップエンドでボタンを押した。


《闇黒剣月闇!》



???「……変身。」

するとジャオウドラゴンのページが開き、中から5匹の竜の頭が現れた。俺の背後から4匹の黄金の竜と『神獣ジャオウドラゴン』が現われ、俺の体を高速回転しながら包み込む。


《Jump out the book. open it and burst.
 The fear of the darkness.
 You make right a just,no matter
 dark joke. Fury in the dark.
 ジャオウドラゴン!》




《誰も逃れられない…》



ワーム「……てめぇは、何もんだ?」


カリバー『仮面ライダーカリバー。……それが俺の名だ。』

俺はそういうと、目の前のワーム(蛹体)を闇黒剣月闇で斬り殺した。ワーム達はなんの抵抗もできずに次々と殺されていき、その様はただの蹂躙以外の何物でもなかった。

するとワームの一体が赤くなり蒸気を放ちながら成虫体へと脱皮する。エビのような水色の身体を持つ、『キャマラスワーム』だ。

キャマラスワームは右腕の異常発達したハサミにエネルギーを貯め、俺に飛びかかったが、攻撃が当たる直前で後方に弾かれた。

???「全く、だからアタシも連れてけって言ったんだ。」

その綺麗な声と共に、水色の制服に肩の辺りまで髪を伸ばした赤髪の少女が、俺の横に降り立った。

カリバー『俺がいつお前に助けを求めた?……お前は大人しくアイツらと留守番してればいいんだよ。』

赤髪の少女「なっ!?そんな言い方ねぇだろ!?」

カリバー『俺は事実を言ったまでだ。……だがタイミングは悪くなかった。…いいセンスだ。』


赤髪の少女「//……素直じゃねぇな逢魔は。」

キャマラスワーム『ふざけるなああああああああっ!? 何なんだお前はああああああああああ!?』

赤髪の少女「うっさい!今いいとこなんだから、邪魔すんな!」

キャマラスワーム『ふざけてるのか女!!てめぇ俺を誰だと思ってやがる!!』

赤髪の少女「ただのうるさいエビ野郎だ!それ以外になんかあんのか!?」

少女は俺との話を邪魔された事に腹を立て、キャマラスワームに手を翳すと近くまで引き寄せ、右腕のアッパーで空中に打ち上げる。

赤髪の少女「サイキック!ライダーキィーック!!」

少女は空中に飛び上がり、超能力で強化した右足を突き出しキャマラスワームに向けて飛び蹴りを放った。

キャマラスワーム『グギャァァァァァ!!?』

キャマラスワームの身体を穿ち抜き、少女は地面に着地、直後にキャマラスワームは跡形もなく爆散した。

俺は変身を解除し元の姿に戻ると、少女は俺の右腕に抱きつき、そのまま擦り寄って来た。

彼女の名は『明石 薫』。
週刊少年サンデーで連載された『絶対可憐チルドレン』の主人公兼ヒロインで、移動・攻撃・防御・運搬・落下物の支持・障害物の破壊など基盤を担う重要かつ多岐に渡る役割の担う能力を使う『念動能力者 サイコキノ』だ。

???「あまり抱き着くな。……ガキじゃあるまいし。」

薫「いいじゃん別に。逢魔はアタシのお兄ちゃんなんだから。それより早く帰ろうぜ?葵達も待ってるしな!」

俺は腕に抱き着く薫を連れて、家まで歩いて帰っていった。……自己紹介が遅れたな。……俺は『月皇 逢魔 つきがみ おうま』。歴代の平成、令和ライダーの力を受け継ぎ、不老不死となって第2の人生を送ることになった、1人の転生者だ。





月皇 逢魔 つきがみ おうま

イメージCV:梶 裕貴

容姿:顔はコードギアスのルルーシュ。髪型はデビルメイクライのバージル。

服装:黒いコートに指ぬきグローブ。(イメージはデビルメイクライ5のバージル。)

プロフィール
本作の主人公。元はごく普通の高校生だったが、神と名乗る謎の髭面の男性のミスによって死んでしまい、前世で好きだった。『仮面ライダーオーマジオウ』を初めとする、歴代の平成、令和ライダーの最終形態、ダークライダーの力と完全なる不老不死の肉体をもらい様々なアニメの世界が混じり合う世界で第2の人生を歩むことになる。
何でも屋『DevilMayCry』を経営しており、傭兵家業をしながら暮らしているが、本人曰く週休6日と逢魔自信が興味を持った仕事しか引き受けない為、ほぼぼったくり店状態となっている。


能力

仮面ライダーオーマジオウ

その力は原作と同じ、また各ライダーのウォッチを起動する事で、そのライダーを召喚または武器や能力の使用、そして起動したウォッチのライダーに変身できる。

能力2

不老不死

あらゆる呪いや祝福、特性がついた攻撃でも彼を殺すことは出来ない。
また、逢魔の血、もしくはライダーの力を第三者が何らかの方法で取り込んだ場合、適合率によってはその第三者も逢魔と同じく不老不死の肉体を獲得することが出来る。

明石 薫

年齢13歳

CV:平野綾

容姿は原作の中学の時と同じで、服装も中学時代と同じ水色の制服。

プロフィール
本作のヒロインの一人。レベル7の 念動能力者 。
原作とは違い、本作の彼女はその能力を恐れた家族に捨てられ孤児院で生活していたが、同じ施設にいた葵や紫穂と共に逢魔に引き取られた。初めはいつか逢魔も自分達を捨てるのだろうと思い、彼を敵視していたが、普通の子供と変わらない態度で接してくれた逢魔の優しさに惹かれ、好意を抱くようになった。
薫自身も逢魔への想いが以前よりも遥かに深まっていることを自覚しており、逢魔の自分達への変わらぬ子供扱いを察しつつも、対等に見て貰うための成長を目指す決意をした。
独占欲が強く、隙あらば逢魔ともっと関係を深めようと他の2人を出し抜こうと画策する場面もある(だが、葵や紫穂に懸念されたり妨害されたりする)。
以前逢魔と共に戦った際、敵の攻撃により、瀕死の重症をおったことがあるが、彼の血液と『仮面ライダー■□▪▫』の力を体内に取り込んだ事により、逢魔と同じく不老不死の肉体を獲得した。


能力

仮面ライダー■□▪▫

逢魔から受け継いだ歴代ライダーのうちの一人の力。
姉妹達が逢魔から受け継いだ力の中で最も強力なライダーだが、その正体は果たして?…… 
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