野良猫への愛情
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第一章
野良猫への愛情
アメリカのネブラスカ大学リンカーン校では多くの猫達が保護されて養われている、それがキャンバスにいる多くの学生や教師、職員達の癒しになっている。
それでここに通う学生の一人であるルナ=ホリック緑の目で茶色の癖のある腰までの髪の毛と面長の整った顔に一六三程の背で見事な胸と脚を持つ彼女はこのカレッジで一緒にここの猫達の保護や世話をしている友人からこう言われた。
「バージニアでも似た様な場所あるらしいわよ」
「このカレッジみたいな?」
「そう、猫を保護しているね」
友人はルナと共にカレッジの中の喫茶店で一緒にコーヒーを飲みながら話した。
「そうした場所猫のコロニーがあるの」
「そうなのね」
「野良猫達を集めて保護して育てているね」
「ここと同じね」
ルナは友人のその話を聞いて確かにと頷いた。
「それだと」
「そうでしょ、それで私達ボランティアで時々そこに行くけれど」
バージニアの猫のコロニーにというのだ。
「今度どう?」
「私もなのね」
「そちらのボランティアに参加する?」
「そうね、どうしたところから見たくなったし」
それにとだ、ルナは友人に答えた。
「ボランティアはいいことだし」
「ええ、じゃあね」
「参加させて」
「それじゃあね」
こうしてだった。
ルナは友人それに他のボランティアの参加者達と共にだった。
バージニア州のそのコロニーに行った、するとそこには白髪の皺だらけの顔の老夫婦がいた。夫は青い目で妻は黒い目だ。
二人ははじめてここに来たルナに穏やかな顔で名乗った。
「ケヴィン=ハウエルだよ」
「妻のテレサよ」
「ここのボランティアを引き継いで五年になるよ」
「前の人から引き継いだのよ」
「その人は十五年以上やってきたけれど」
「引退するっていうから」
それでというのだ。
「私達が引き継いでね」
「ここで猫達にご飯やお水をあげているんだ」
「ニャ~~~」
場所は元々材木置き場だったと思われる場所だった、そこに数えると二十五匹の猫、色々な毛並で性別も雄雌といてその彼等がフェンスに囲まれて守られている中にいた。
老夫婦がご飯と水を用意すると猫達は列を作って待ってだった。
二人からご飯と水を貰って仲良く食べはじめた、老夫婦はその彼等を優しい目で見ながらルナに話した。
「最初は中々懐いてくれなかったよ」
「二年位はね」
「警戒されていてね」
「どうなるかって思っていたわ」
「けれどその二年でね」
「懐いてくれて」
そしてというのだ。
「こうしてだよ」
「今は仲良くしているわ」
「そしてね」
ここで友人がルナに言ってきた。
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