子猫達を温める鶏
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第二章
「ニャ~~~」
「ウニャ~~~」
「ニャンニャン」
「ナア~~~」
子猫達は楽しそうにミキとロージーと一緒に寝そべっていた、だが。
暫く経ってミキが寝るとだった、ロージーは。
子供達を一匹一匹咥えて鶏の下から出して完全に自分の傍に置いた、父はその光景を見て息子に言った。
「やっぱり母親だな」
「自分が面倒見るみたいだね」
「ああ、しかしな」
「しかしっていうと」
「カラメルはまだニュートと一緒か」
「そうじゃないかな」
「父親はそれか」
父はやれやれとなってだった。
犬小屋の方に行こうとすると。
「ワンワン」
「ニャ~~~」
黒のピットブルと茶色と白の毛の猫が来た、連れているのは金髪で緑の目の女性だった。アルソンの妻でマジソンの母のミカエラである。
ミカエラは二匹を連れて来た。
「ニュートの散歩に連れて行こうとしたらカラメルも一緒でね」
「ニュートと遊んでいたんだな」
「それお散歩に行こうとしたら」
こう夫に話した。
「カラメルがここに来たから」
「ニュートも連れて来たんだな」
「そうなの、何でかしら」
「ニャ~~~ン」
見ればカラメルは。
ミキそして自分の家族がいる鶏小屋に入ってだ。
鶏達の中を歩き窓のところでくつろいだ、父はそれを見て言った。
「そういえばこいつずっとこうだな」
「そうね、子猫の時からね」
妻も応えた。
「よくね」
「鶏小屋に来て鶏の中でくつろいだりな」
「ニュートと遊んだり」
「そうしていたな」
「だから鶏達やニュートといても平気で」
「仲いいんだな」
「だからなんだ」
ここで息子も言った。
「チャン達にしても今鶏小屋でくつろいでいるんだ」
「そうだろうな、まあくつろいでいて鶏と仲いいならな」
それならとだ、父は言った。
「もうな」
「ここにいていいんだ」
「ああ、チャン達もな」
彼等もというのだ。
「それならな、ミカも他の子も悪いと思ってないしな」
「それじゃあね」
「このままでいいな、喧嘩しないとな」
それならというのだ。
「それでいいさ、じゃあ卵取るぞ」
「そうしようね」
「私はニュートの散歩行って来るわね」
家族はそれぞれ話した、そしてだった。
それぞれの仕事をした、見ればカラメルも彼の家族も鶏小屋の中でくつろいでいた。鶏達も特に何かする訳でもなく平和であった。父と子はその中で鶏達が産んだ卵を回収していった。驚いたのは最初だけで後は何もなかった。
子猫達を温める鶏 完
2021・5・19
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