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本町絢 外伝 絢と僕の留メ具の掛け違い・・そして 結末 

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第三章
  3-⑴

 3学期が始まった。恒例の貼り出し。一番石川進、二番本町絢、三番水島基、四番杉沢健一、そして五番目に早瀬いづみ・・・。自信があった私は

「ウン」と、

 追い抜いた、いづみチヤン、そしてモト君も。みんなの視線がこっちを向いていた。私はVサインしていた。だって、引きずりおろして、悔しさをたまにはと、思い知らしめたんだから。もう、モト君には・・。私は冷たいことを考えてしまっていた。いづみチャンは机を見ていて、しばらく、顔を上げなかった。

 うちのお母さんが、モト君宅に電話したみたいで、その時に、私が聖女学院を受けるって言ったみたいだった。モト君に問い詰められた時、私はもう泣きそうだった。

「ごめんね、お父さんとお母さんの言うことは聞かなきゃいけないの 言わなかったのは本当にごめんなさい。でも、ウチは中学になってもずーとモト君と勉強続けたいの、 追いかけていたいの」

 言いながら、本当に泣いてしまっていた。 
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