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絢と僕の留メ具の掛け違い・・そして 結末

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3-⑶

 中学になって最初の土曜日、図書館で絢と待ち合わせをしていた。絢はバッグを肩から下げてやってきたが、その肩紐のところには二つ連なった青と赤の蝶々のお守りを付けていた。京都の神社のもので、僕が、絢の2月の誕生日にプレゼントしたものだ。

 僕は水泳部に入部した。兄からはサッカーの勧誘をされたが、僕は海に興味あったから、という訳でも無かったが。絢は美術部に入ったみたい。これからは、土曜日も部活とかであんまり会えないネ、とかで1.3の日曜日という約束した。確かに、その日は、お互い教科書も違って、一緒に勉強しているという意味が無かった。

 それからは、日曜もどっちかが用事あったりで、だんだん会うということが無くなって行った。中学の3年間はそんな調子で、高校も二人とも、もう一緒の学校に通うということをあきらめていたので、それぞれ上の高校に進んだ。

  
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