フォース・オブ・イマジナリー
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Turn:41 シュンVSケンタ
前書き
スペシャルマッチ第2戦、シュンがケンタへと挑む
かつてルカに敗れたシュンを侮るケンタ
だがシュンの成長はケンタの予想を上回っていた
コンソールに立ったシュンがケンタと対峙する
「なんだ、俺の相手はお前かよ、俺はブラスター・ブレードの使い手と遊びたかったんだがな」
「余裕でいられるのは今のうちだけだ、このファイト俺が必ず勝つ」
「いうね………ルカに手も足も出なかったやつが」
「もうあの時の俺じゃない」
Turn:41 シュンVSケンタ
「「スタンドアップ!」」
「ザ!」
「「ヴァンガード!」」
ドラゴンエンパイアの荒野で対峙する二人のファイターを光が包み込む
「スパークキッド・ドラグーン!」
「リザードランナー アンドゥ」
アンドゥが目の前のスパークキッド・ドラグーンを睨みつけるとスパークキッド・ドラグーンは挑発するようにボーガンを向けた
「ライド!リザードソルジャー リキ」
リキはアンドゥを睨みつけ挑発的に指を立てる
「さあ、来いよ」
「ライド!サーベル・ドラゴニュート」
剣を持った竜のユニットを見てリキは目を細める
「(サーベル・ドラゴニュート!?地区大会で見たのと違うな、デッキを強化してきやがったか………)」
「サーベル・ドラゴニュート(8000)でリキ(8000)にアタック!」
「ノーガードだ」
Drive check
【槍の化身 ター】
クリティカルトリガー
クリティカル=サーベル・ドラゴニュート(クリティカル2)
パワー=サーベル・ドラゴニュート(18000)
サーベル・ドラゴニュートの振り下ろした剣でリキが悲鳴を上げる
1st damage
【ハンマーナックル・ドラゴン】
トリガーなし
2nd damage
【レッドリバー・ドラグーン】
トリガーなし
「くそっ、あ?」
サーベル・ドラゴニュートの体の周りで炎がかすかに揺らめいているのに気づきいぶかしげな眼で見るリキ
「サーベル・ドラゴニュートの攻撃が成功したとき1枚ドローできる」
「チッ、その位構いやしねぇよ、ライド!ハンマーナックル・ドラゴン!もう一体だ」
ヴァンガードのハンマーナックルが得物を肩に担ぐとリアガードにも同じハンマーナックルが現れた
「ヴァンガード(9000)でサーベル・ドラゴニュート(8000)にアタック!」
Drive check
【イエロージェム・カーバンクル】
クリティカルトリガー
クリティカル=ハンマーナックル・ドラゴン(クリティカル2)
パワー=ハンマーナックル・ドラゴン(19000)
ハンマーナックル・ドラゴンが振り下ろしたハンマーがサーベル・ドラゴニュートに向かっていく
ジャンプして何とか避けようとするが振り上げられたハンマーの追撃を喰らい吹っ飛ばされる
1st damage
【希望の火 エルモ】
トリガーなし
2nd damage
【ドラゴニック・ネオフレイム】
トリガーなし
「リアガードのハンマーナックル・ドラゴン(19000)でサーベル・ドラゴニュート(8000)にアタック!」
「ター(15000)でガード」
振り下ろされたハンマーをターが受け止める
槍が折れてターが押しつぶされてしまうがサーベル・ドラゴニュートはジャンプして難を逃れた
「ライド!ドラゴンフルアーマード・バスター!スキル発動!」
空中でフルアーマード・バスターに姿を変えると剣を振るって炎を放ちリアガードのハンマーナックルを退却させる
「さらに山札の上から7枚確認しその中からオーバーロードの名をもつユニットを1枚手札に、来たれ!リザードソルジャー ラオピア!ドラゴニック・ネオフレイム」
長い胴体を持った炎の化身が姿を現しハンマーナックルへと向かっていく
「ぐっ!」
ハンマーを真っすぐ構えてその攻撃を受け止めた
3rd damage check
【レッドリバー・ドラグーン】
トリガーなし
「フルアーマード・バスターのスキル、相手のリアガードがいないならパワー+3000!フルアーマード・バスター(13000)でヴァンガードにアタック!」
「イエロージェム・カーバンクル(15000)止めろ!」
Drive check
【魔竜導師 ラクシャ】
クリティカルトリガー
クリティカル=ドラゴンフルアーマード・バスター(13000)
パワー=ドラゴンフルアーマード・バスター(23000)
「だめか!」
「クリティカルトリガーが出ても、パワーが足りない………」
「にしても静かだな、もっとガンガンぶつかり合うと思ったけど」
「どっちも相手リアガードを削ることを得意としたクランだからね、お互いにリアガードを削りあったらこうなる」
「シュンさーん!頑張って!そんな人やっつけちゃって!」
地面から稲妻が走り天へと昇っていく
その中心で起き上がった竜が力強く咆哮を上げた
「来た、ヒトミをやったデトニクス・スティンガードラゴン」
ヘキサゴナル・メイガスをデトニクス・スティンガーが貫く姿が脳裏に蘇る
「私はあいつのスキルに圧倒されて手も足も出なかったけど、シュン君なら………」
「イマジナリー・ギフト!アクセル!さらにアクセルサークルにスティンガーをコール」
稲妻の中心で咆哮を上げるスティンガー
「「また出た!」」
「あれ?でもあの人何やってるんだろう」
「………っち」
指をトントンと鳴らしてイラついた様子のケンタ
「手札を見ろ、4枚、少ないわけじゃねえけどアクセルならリアガードを展開するためにもうちょっと欲しいな」
「そっか、さっきシュンさんがハンマーナックル・ドラゴンをやっつけたから、攻撃に使えるユニットが足りないんだ」
「ヴァンガードのデトニクス・スティンガーでアタック!(17000)」
Twin drive check
【リザードソルジャー リキ】
トリガーなし
2nd check
【ライジング・フェニックス】
トリガーなし
デトニクス・スティンガーの槍がフルアーマード・バスターの鎧と激突する
3rd damage check
【ドラゴニック・オーバーロード】
トリガーなし
「リアガードのデトニクス・スティンガー(22000)でアタック!」
「ラクシャ(15000)でガード」
「やったぁ!少ないダメージで抑えた!」
「けど油断は出来ない、相手の手札に1枚、気をつけなきゃいけないカードがある」
「イメージしろ、これが俺の本当の姿だ、ライド・ザ・ヴァンガード!この世のすべてのものを焼き尽くす黙示録の炎!」
炎が立ち上りその中から深紅の龍が姿を現す
咆哮を上げその迫力に大地が震えた
「ドラゴニック・オーバーロード!イマジナリー・ギフト!フォース!」
ヴァンガードのドラゴニック・オーバーロードに光が宿る
「ドラゴニック・オーバーロード、更にフルアーマード・バスターをコール、リアガードのオーバーロードのソウルブラスト」
「え?リアガードでソウルブラスト?」
「相手に10000シールドのカードを使わせないためさ、あとは………」
「ドラゴニック・オーバーロード(23000)でリアガードのデトニクス・スティンガー(12000)にアタック!エターナルフレイム!」
オーバーロードの放つ黙示録の炎がデトニクス・スティンガーに向かっていくが
「甘ぇんだよ!ワイバーンガード ガルド(守護者)でガード!コストとして手札からライジング・フェニックスを捨てる」
割って入ったガルドによって阻止されてしまう
Twin drive check
【槍の化身 ター】
クリティカルトリガー
クリティカル=ドラゴンフルアーマード・バスター(クリティカル2)
パワー=ドラゴニック・オーバーロード(33000)
2nd check
【ワイバーンガード バリィ】
ドロートリガー
パワー=ドラゴンフルアーマード・バスター(33000)
一枚ドロー
「オーバーロード(33000)でアタック」
4th damage
【ライジング・フェニックス】
トリガーなし
「ラオピア(8000)のブースト!フルアーマード・バスター(41000)でヴァンガード(12000)アタック!」
「セイオウボ(20000)とリキ(10000)でガードだ!」
フルアーマード・バスターが剣を振るい炎を纏わせながら振り下ろすとセイオウボとリキがそれを受け止めた
「ターンエンド」
「(ふぅ、あぶねえあぶねえ、とはいえ、アタックに使うはずだったリキまでガードに使っちまったか………)」
ルカに負けた時とは違う
シュンの強さには胸の奥から熱くなるのを感じていた
「認めてやるよ暁シュン、だからこそ………俺の全力でお前をぶっ潰してやる!ライド!」
ヴァンガードサークルに稲妻が落ちる
その稲妻を引き裂いて赤い竜が姿を現して咆哮を上げた
「デトニクス・ドリルドラゴン!」
「私の時にはなかったユニット!?」
「奥の手を出してきたか」
「イマジナリー・ギフト!アクセル!」
アクセルサークルが追加され展開が苦しくなってきた
「デトニクス・スティンガーのスキル!このユニットに新たなユニットがライドした時、自身をリアガードサークルにコールし、ヴァンガードのパワーを+10000!さらにスティンガーのスキル」
デトニクス・スティンガーの槍から放たれた電撃がアーマードバスターに炸裂する
「ライジング・フェニックスのスキル!相手のリアガードがバインドされたときパワー+3000してドロップゾーンから自身をコール!」
全身に炎を纏った鳥がデトニクス・ドリルドラゴンの後ろに控える
「行くぜ!フェニックス(11000)のブーストしたデトニクス・ドリルドラゴン(33000)でドラゴニック・オーバーロード(13000)にアタック!デトニクス・ドリルドラゴンのスキル!」
デトニクス・ドリルドラゴンの槍が回転しながら稲妻を纏う
その電撃が一直線に走りリアガードのオーバーロードを吹っ飛ばした
「またリアガードをバインド!?」
「でも、グレード3のオーバーロードをバインドして何の意味が」
「暁のアタックできるユニットを削れる点、それともう一つ、あのユニットのスキルは」
「デトニクス・ドリルの更なるスキル、相手のリアガードと同じ数手札を捨てる」
手札のデモリッション・ドラゴンを捨てるケンタ
「そうか!このスキルで捨てる枚数を減らすためにリアガードを」
「デトニクス・ドリルドラゴンはバトルの終了時にスタンドする!」
「「ええっ!?」」
「その代わりドライブチェックは1枚減るけど、スティンガーのパワーアップもある、きついところだな」
アリサとスグルが驚きの声を上げる
「ノーガードだ」
Twin drive check
【デトニクス・スティンガードラゴン】
トリガーなし
2nd check
【イエロージェム・カーバンクル】
クリティカルトリガー
クリティカル=デトニクス・ドリルドラゴン(クリティカル2)
パワー=デトニクス・スティンガードラゴン(22000)
ドリルドラゴンの槍がオーバーロードの腹に突き立てられる
電撃がフレイムドラゴンの屈強な体さえも苦しめていた
4th damage
【鎧の化身 バー】
トリガーなし
5th damage
【リザードソルジャー ラオピア】
トリガーなし
「こいつでしまいだ!デトニクス・ドリルドラゴン(22000)で再攻撃!」
電撃で傷ついたオーバーロードはゆっくりと腰を落とす
そんなオーバーロードにデトニクス・ドリルドラゴンが再び得物を突き立てるが
「ゲンジョウ(20000)でガード!」
「なに!?」
「よっし!これでトリガーが乗ってもデトニクス・ドリルのパワーは32000止まり!」
「33000のオーバーロードには通らない!」
「まだだ!ドライブチェック」
Drive check
【風伯童子 ハヤテ】
フロントトリガー
デトニクス・スティンガードラゴン=32000
デトニクス・ドリルドラゴン=32000
デトニクス・スティンガードラゴン=27000
「だぁー!ここでフロントトリガーかよ!」
「でも、シュン君は手札に余裕がある」
27000のデトニクス・スティンガーが突っ込んでいくがターに止められる
「こいつはどうだ!」
もう一体のデトニクス・スティンガーがオーバーロードに向かっていくが
「バリィ(守護者)でガード!手札のネオフレイムを捨ててスキル発動」
バリィがスティンガーを食い止めてオーバーロードを守り抜いた
「よく耐えてくれた」
「くそっ、なんでこんな短い期間で」
「仲間がいたからだ………ルカに負けて俺は、自分の無力さを知った、だが、共に戦う仲間がいる限り、俺は何度でも立ち上がる………消えることない黙示録の炎のように、俺は何度だって戦える!」
「(仲間と掴んだ強さ………だが、オーバーロードのスキルはこのターン発動することはない、リアガードの攻撃だけ注意していれば)」
ケンタの手札は4枚、そのうちシュンに見えていない最後の1枚は完全ガード能力を持つガルド
オーバーロードはアタックがヒットしたときスタンド出来るが、ガルドに止められてはそれも出来ない
「(暁シュン、お前の力は本物だ、だがこの勝負は俺の勝ちだ)」
シュンがカードをドローすると小さく笑みがこぼれた
「きっとこのタイミングで来てくれると信じていた」
そう呟いてドローしたカードに手を伸ばした
「煉獄の灼熱に焼かれ、幾度も蘇る帝国の竜皇よ!炎の中で奮い立て!ライド・ザ・ヴァンガード!」
オーバーロードの瞳が輝き、その咆哮と共に炎が身を包む
その炎を突き破って力を増した竜皇が咆哮を上げた
「ドラゴニック・オーバーロード・ザ・グレート!」
「ザ・グレートだと!?」
「シュンの新しいグレード3!?」
「オーバーロードの進化した姿………」
その姿を見たカムイとアイチは小さく笑った
「懐かしいユニットでしょう、今のアイツにぴったりだと思って」
「そうだね、あのユニットは一つの大きな分岐点にいたから………」
かつてを懐かしんで自然と笑顔になるアイチ
あのユニットがいなければ、きっと今の自分はない
「イマジナリー・ギフト!フォース!」
ザ・グレートの咆哮と共に空いていた列に光が灯る
「ザ・グレートのスキル!ドロップゾーンよりドラゴニック・ネオフレイムをスペリオルコール!」
グレートの周りで渦巻いていた炎を遡りネオフレイムが光の灯ったサークルへ降り立った
「あれはさっきバリィでドロップゾーンに送ったカード!」
「狙ってドロップゾーンに送ったんだ!新しい切り札を活かすために」
「ネオフレイム(20000)でデトニクス・ドリルドラゴン(12000)にアタック」
ネオフレイムの周囲で渦巻く小さな炎がデトニクス・ドリルドラゴンに向かっていく
無数の炎がデトニクス・ドリルドラゴンに命中しその力を削っていく
5th damage
【デトニクス・スティンガードラゴン】
トリガーなし
「オーバーロード・ザ・グレート(28000)でデトニクス・ドリルドラゴン(12000)を攻撃!」
「なんだ!?ザ・グレートのパワーが」
「ザ・グレートのアタック時、ネオフレイムの効果でパワー+5000、更に2枚のコストを支払い、クリティカルプラス1!」
「(どんなにパワーアップしようと関係ねえ………ここを完全ガードすれば)」
「ザ・グレートのスキル、アタック終了時、自身とネオフレイムをスタンドする」
「(なっ!)」
「ヒットを要求せずスタンド!」
「しかもネオフレイムまで、これならあと3回攻撃できる!」
「風伯童子 ハヤテ(15000)、イエロージェム・カーバンクル(15000)でガード!」
Twin drive check
【ドラゴンフルアーマード・バスター】
トリガーなし
2nd check
【バーサ―ク・ドラゴン】
トリガーなし
「オーバーロード・ザ・グレートのスキル、再び立ち上がれ!オーバーロード!ネオフレイム」
スタンドしたネオフレイムが勢いよくデトニクス・ドリルドラゴンに突進する
「まだだ!俺は負けねえ!」
6th damage
【蟲毒の抹消者 セイオウボ】
ヒールトリガー
パワー=デトニクス・ドリルドラゴン(22000)
ダメージ1回復
「オーバーロード・ザ・グレート(23000)でデトニクス・ドリルドラゴン(22000)を攻撃」
「ガルド(守護者)でガード!」
手札をすべて使いきって守りに行く
「リアガードのオーバーロードはラオピアのブーストと合わせて21000、今のままじゃ通らない………」
「勝負を決めるのは………」
Drive check
【槍の化身 ター】クリティカルトリガー
パワー=ドラゴニック・オーバーロード(23000)
クリティカル=ドラゴニック・オーバーロード(クリティカル2)
「ここまでか………最期に聞いていいか?」
「なんだ………」
「俺にも………お前と同じことが、できると思うか?」
「俺にできたんだ、きっと………」
オーバーロードが放った黙示録の炎がデトニクス・ドリルドラゴンを焼き尽くす
6th damage
【デトニクス・ドリルドラゴン】
控室に戻る途中でルカとすれ違うケンタ
戻った控室ではヒカルが待っていた
「いやー、負けた負けた、今回は完全にやられたよ」
「でも、いいファイトだったわ」
「あ、さっきは生意気言って悪かったな、偉そうなこと言って負けてちゃ世話ねえや」
「ふふっ、別に気にしてないわ」
今までのケンタならきっと謝らなかった
シュンとのファイトで彼は確実に変わっている
「(無理言ってこの大会に出てよかった………きっとルカちゃんも)」
後書き
次回予告
「やったなシュン」
「あとはお前だけだ」
「ああ、ばっちり決めてくるぜ」
turn:42 ヤイバVSルカ
「すべてが終わったら、ルカに借りを返したいところだな」
「というか俺との直接対決はどうなるんだよ」
「ヤイバ君とシュン君、ファイトしようとしても結局先送りになってばっかりだもんね」
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