八条学園騒動記
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第六百九話 カレーはそれぞれその三
「いけるよ」
「そうなんだ」
「うん、どうだろうって思ったら」
これがというのだ。
「かなりね」
「美味しいだね」
「だから兄ちゃんもね」
「鯨食べていいんだね」
「僕もカイフュウの方も食べるし」
「それじゃあお互いにね」
「そうしようね」
二人で話した、そしてエイミーは。
野菜カレーを食べてから二人に言った。
「多彩カレーもよ」
「美味しいんだ」
「そうなんだね」
「ええ、この食堂で一番美味しいカレーは」
それは何かというと。
「私としてはこれなのよ」
「野菜カレーなんだ」
「そうなんだ」
「お野菜もいいしルーがね」
これがというのだ。
「他のカレーより辛いのよ」
「辛口なんだ」
「それでなんだ」
「もうその辛さがよくて」
それでというのだ。
「私としてはなのよ」
「この食堂で一番」
「そう推すんだね」
「一押しよ」
従弟達にこうまで言った。
「本当にね」
「高等部じゃカツカレーが人気だけれど」
トムは自分達の方のカレー用の食堂の話をした。
「そうなんだね」
「ええ、ここではね」
「野菜カレーなんだ」
「カツカレーも人気あるけれど」
それでもというのだ。
「野菜カレーも人気があって」
「美味しいんだ」
「そしてね」
エイミーはさらに話した。
「栄養もあるから」
「そうなんだ」
「ああ、お野菜だから」
「ヘルシーでね」
「余計に人気があるの」
「そのこともあるんだ」
「だからね」
エイミーはさらに言った。
「私も好きで」
「今も食べるんだ」
「そうなの。チキンカレーも好きだけれど」
エイミーはこのカレーもと話した。
「野菜カレーもね」
「好きで」
「そう、どのカレーが一番かっていうと」
「野菜カレーもなんだ」
「それでこの食堂のカレーだと」
「野菜カレーなんだ」
「このカレーが一番好きなの」
こう話した。
「本当に」
「それで今からも食べるんだね」
「そうするわ」
「それじゃあ僕達もね」
「そのカレー食べるのね」
「鯨カレーとカイギュウカレーをね」
「それじゃあね」
「しかしね」
シッドは鯨カレーを食べつつ言った。
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