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八条学園騒動記

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第六百話 やはりこれが一番その一

                やはりこれが一番
 洪童はまたサラミの上に塩を山盛りに乗せた、そうしてそこにレモン汁を絞ってからそのサラミを口に入れてウイスキーを一気に飲んでから言った。
「実際にな」
「そのサラミはウイスキーと一番合うんだな」
「これは堪えるな」
 快感と共にこの言葉を出した。
「いいぜ」
「それは何よりだな」
「ああ、それでこうしたのを飲んでいる時もな」
 そして食べている時もというのだ。
「韓国人はウイスキーは日本より上か」
「そう考えるんだな」
「サラミもな」
 こちらもというのだ。
「勿論お塩もレモンもな」
「氷もか」
 洪童のウイスキーがロックなのを見て言った。
「それもか」
「そうだった、氷もだった」
 洪童も言われて返した。
「日本より上かってな」
「考えて言うんだな」
「もう兎に角何でもな」
 それこそというのだ。
「日本だからな」
「そうだな」
「本当だからな」
 洪童は念を押して言った。
「お酒を飲んでもな」
「こうしてだな」
「ウイスキーは日本とどうか」
「比べて」
「サラミもお塩もレモンも」
「それで氷もだな」
「挙句はコップまでな」
 飲む為に使っているそれまでというのだ。
「日本と比べてどうか」
「本当にまず日本だな」
「何か起こってな」
 韓国の中でというのだ。
「自分達はこうだ、そしてだよ」
「日本ではどうか」
「ほぼ確実にこの論理になるんだよ」
「連合でも有名だな」
「それで日本が何かで成功するとな」
 それこそこの世のあらゆることでだ。
「それを見てな」
「自分達がどうこうとか」
「ノーベル賞でもスポーツの国際大会でもな」
「本当に日本だな」
「だから日本の得意分野は」
 それが産業でも文化でも何でもだ。
「韓国は進出してな」
「日本に対抗しようってしているな」
「逆にな」
 洪童は飲みながら話した、ウイスキーはそのアレンジしたサラミと本当によく合うと実感しながらである。
「日本が得意じゃないとな」
「そこには進出しないな」
「絶対にな」
「実際に絶対だからな」
「ああ、日本に勝たないとな」
 それこそというのだ。
「韓国としてはな」
「いる意味がないか」
「何一つな」
 それこそというのだ。
「ないからな」
「それでか」
「もうな」
「そこには興味もか」
「湧かなくてな」
「やらないんだな」
「ああ、お酒だってな」
 今飲んでいるこれもというのだ。 
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