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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百五十一話 勇者の弟子達その十五

「他の人と」
「はい、俺達の前の勇者で」
「そうした人なんだ」
「俺達の先生でもあるんです」
 こう宝生に話した。
「勇者アバンです」
「ああ、僕達にも話してくれた」
「その人です」
「はじめまして」
 その彼アバンはライダー達ににこりと笑って答えた。
「私はアバンです」
「貴方がですね」
「以後お見知り置きよ」
「こちらこそ」
「貴方達が仮面ライダーですね」
 アバンは微笑んで今度はこう言った。
「そうですね」
「はい」
 宝生は一言で答えた。
「僕達はその仮面ライダーです」
「そうですね、一目見てわかりました」
「そうなんですか」
「身体から放たれている気が違いますので」
 だからだというのだ。
「わかりましや」
「そうですか」
「ですから」
 こう宝生に答えた。
「わかりました」
「そうですか」
「はい、そして」
「そして?」
「これからレオナ姫のところに行って」
 そうしてというのだ。
「よりお話しましょう」
「それがいいな」
 今度はドラゴンの雰囲気を持つ精悍な男だった、背が高いだけでなく姿勢も実に立派できりっとしている。
「ここは」
「そう言うあんたは誰?」
「ラーハルトという」 
 ニコに答えて名乗った。
「覚えておいてくれ」
「わかったわ、ラーハルトさんね」
「ラーハルトでいい」
「そうなの」
「これからな、ではだ」
 ラーハルトはさらに話した。
「レオナ姫のところに行くか」
「その人があんた達のリーダーなの」
「そうなるな」
 ラーハルトはニコに答えた。
「俺達はあの人のところに集まっているからな」
「それでなのね」
「そう言われるとそうなる」
 まさにというのだ。
「それはな」
「そうなのね」
「それでだが」
 ラーハルトはさらに言った。
「これからレオナ姫のところに案内させてもらう」
「それじゃあ」
「ではな」
「これからですね」
「行こう」
 こう言ってそうしてだった。
 戦士達はそのレオナ姫のところに向かうことになった、そしてそれからまた話をすることになるのだった。


第四百五十一話   完


                 2020・12・8 
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